かおりです！
鹿角市花輪でりんご栽培に取り組む　平野りんご園を訪ねました！
お忙しい中にもかかわらず
笑顔で迎えて下さったのは、園主の平野　亮一さん。
御歳83歳で　いらっしゃいます☆
平野りんご園を　お父様から　受け継いで５０年以上！
こうして、就農されて６５年！という大ベテランです。

ラジパルが、お訪ねしたときには、高所作業車で、作業小屋に戻ってきたところでした。
「この機械で、木の上のりんごを収穫するんだ」と平野さん。
５Ｍほどの高さまで上る　作業車から　軽やかに降りてきました！

秋の彩りを見せる　奥羽山脈と八幡平を望む果樹園では
陽を受けて、りんごが　まぶしく思えるほどの姿で実っています。
まさに、収穫作業に忙しい時です。

りんごの白い花が咲く５月に　おじゃましていたラジパル。
「りんごが実ったらまたおいで」と声をいただいていおりまして
ホントに！おじゃましました＾＾

平野さんが　栽培しているりんごは、10種類ほど！
今、収穫しているのは「シナノスイート」です。

平野りんご園では「スイート」と呼んでいます。
それは、平野りんご園ならではの「甘さ」が　たっぷりだからです。
ほおばると、癒されるほどの、優しく、大きな甘さに包まれました！

平野さんのこだわりは、堆肥を丁寧に作ること。
水をかけ、混ぜて、出して　入れて覆って　また、混ぜて……と
作る堆肥は　100tにもなるのだとか！！！
「たいへんだけど、大切な作業。出来上がった堆肥は口にすると甘いんだよ」
と平野さん。そして、混ぜていると手がすべすべになるのだとか！

手をかけて、栽培しても
台風の風には悩まされます。
今年は、大きな台風もやってきましたが、
「分からないのが台風」とのこと。
多くの経験が重なってきた　平野さんでも「自然にはかなわない」と、ひとこと。
そして「近頃は、これまで吹いてきたことがない風が
奥羽山脈から吹き降りてくるんだな」と山を見ていました。
対策として、今年は東側にも
風避けのネットを張ったのだとか。それは数キロにも及ぶ距離！！

張るのだけでも３日かかり、外すのには２日かかるのだそう！
それでも、手を打って、大切なりんごを守りたいという気持ちが
平野さんを動かしています。
「農園で働いてくれる人がたの　おかげさまなんだ」と
おだやかに言葉を口にされていました。

こちらは、マメコバチのお家。リンゴ園のあちこちに　作ってあります。

春には、果樹園には、自然のミツバチの他、
平野さんが　お家を作ってあげて　果樹園に住んでいる
自然の「マメコバチ」が飛び回り受粉をしてくれるのだそう。
羽音がうるさく感じるほど、マメコバチがにぎやかに飛び回り
受粉された　りんごたちは、
平野さんの堆肥で育ち　実りを迎えます。

こちらは、間もなく収穫になる「ぐんま名月」という品種のりんごです。
平野さんはこちらも、平野特製「名月」と呼んでいます。

群馬県で開発された品種ですが、群馬で栽培に取り組む方は少ないのだそう。
「名月は　鹿角の　この土地に合っているようだ」と平野さん。

淡く色を見せ　ながら、青いりんごの品種である「ぐんま名月」
青りんごには珍しく　蜜が入る品種です。
甘さと香り！！　ジューシーさが、すぐに　口の中をいっぱいにする味でした☆
平野りんご園で育った「ぐんま名月」は「名月」という名前で
出荷されていきます。この味わいとなるのも平野りんご園だからこそです。

平野さんは、毎年、新しいりんごの苗木も植えています。
平野りんご園が、この先も　長く続くように　想っているのです。
今年も２００本ほどの木を植えたのだそう。

また、弘前大学が開発した「弘大みさき」というりんごの木を
新たに植えた平野さん。
りんごを実らせるのは、３年後。
今から「実り」が楽しみなのだそうです♪
「この　りんごの実りは、手にしたい！」
ハツラツとした表情が印象的でした☆

「一緒に、弘大みさき　の栽培に取り組んでくれる人もいるといいな」
とのこと。
りんごのスペシャリスト　でもある　平野さんの　
この先の取り組みにも注目したくなりました！

「美人な木が出来るように」と接木を行い、りんごの木を育て
５０年以上　大切に向き合ってきたりんご園。
「お客様が待っているからな」と平野さんは、届ける先のお客さまを
りんごの実りに重ねている様子でした。

りんご園で　ほおばった　りんごのもぐもぐ　の味わいの中から　
この味わいに、また出会いたくなる　皆さんの気持ちも
感じ得たラジパルです。

平野さん、お体に気をつけて！
「弘大みさき」の実りも楽しみにしています♪

平野りんご園
鹿角市花輪字小平５１番地
（ＴＥＬ）　０１８６－２５－２２０８
（ＦＡＸ）　０１８６－２５－３１１３

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