由利本荘市一番堰に昨年5月にオープンしたネコカフェ「柚の家」
40匹のネコが迎えてくれます。
ひとなつっこく、おだやかな表情のネコたち。
しかし、みんな オーナーの伊藤昌子さんが、保護したネコなのです。
カフェオープンの いきさつは、夏のある日、伊藤さんが飼っていた、
奏(そう)と柚(ゆず)が網戸を開けて脱走した事から始まります。
(柚はすぐに捕まえたそうですが、奏は半年 旅をしていたのだとか)
(写真は奏)
伊藤さんは、ポスターやチラシを作ったり、ラジオで呼びかけたりしながら
どうにか無事に帰ってきて欲しい。と大事な家族の 奏を
毎日 夜中まで 必死で探しました。
そんな中、奏とよく似た捨てネコ、キズを負ったネコ、病気のネコなどを
目にしてきたのだそう。
そうして、捜索活動をしながら、自分が
出会ったネコたちを保護することを始めたのです。
伊藤さんは 保護したら、その足でまず 病院へ行き
ウイルスなどはいないか、負っている傷は治るのか。
医師の診察を受けてから 連れてきていたそう。
10匹を保護した頃、「ネコカフェをオープンさせよう」
「ネコも人も、幸せに過ごせる場所を作ろう」と決意しました。
ネコカフェをオープンするに当たり 動物管理責任者やカフェ開業に
必要な資格を取り、昨年5月に「柚の家」が開店となりました。
多くの問題をかかえるネコを、保護し、治療を受けさせ
1匹1匹に名前を付けて迎え入れている伊藤さん。
奏も、無事に見つかり、帰ってきて☆☆☆
今は、40匹のネコのビックマザーです。
しかし、保護したネコすべての治療費は大きな額となりました。
オープンして数ヶ月で、150万円に上ったそう。
ネコによっては、1度の手術で20万円がかかることもあったとか。
伊藤さんは「柚の家」のネコが健康で過ごせて、来た人たちに元気を
与えられるように。とインターネットの「クラウドファンディング」で
ネコにかかる医療費の協力を呼びかけました。
全国から、あたたかい支援が集まり
「自分には出来ないことをしている伊藤さんを支援したい」という
メッセージも寄せられました。
「柚の家」のネコはみんな仲良しです。
伊藤さんの愛情が伝わっているのだと感じました。
能代の海岸で保護され 犬猫ネットワークからきたネコや、
どうしても飼うことが出来なくなった方から引き取ったネコ
あと30分で殺処分になってしまうところを連れてきたネコもいます。
(こんなに ひとなつっこい)
いまでは、ネコたち、みんなが
のんびりと「柚の家」で過ごしているます。
オープンから8ヶ月、訪れた人は のべ2千人ということ。
居心地のいい、やさしさとぬくもり、ネコの癒しに
人は 元気をもらっています。
「一度は捨てられたネコたちが、元気で暮らし、そのネコたちに癒されて
人も元気になる。ネコも人も幸せになれる場所」
それがネコカフェ「柚の家」です。
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ネコカフェ 柚の家
由利本荘市一番堰34-13
(108号沿いの ツルハ 向かいの道を入った住宅地)
定休日:水曜日
営業時間:午前10時~午後8時(最終入場7時)
入場料:1080円(おとな1時間 その後15分経過ごとに216円)
ドリンクバー:324円 ねこのおやつ 324円
おとな向けにオープンしているネコカフェが多い中で
ここは、小さな子ども入ることができます!
子ども料金は半額です!
問:090-8617-8715
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