秋田市寺内にある高清水公園と言えば、史跡秋田城跡があることでも有名ですよね。
でも、実はゆっくり見てまわった事がないという秋田県民も多いと思います。
歴史に興味が無くても、広々として美しい散歩コースが楽しめますから、歴史が好きという方にはたまらないスポットです。
特に、分かっていることが少ない古代にはロマンを感じます♪

秋田城は奈良から平安時代にかけて東北地方に置かれた大規模な地方官庁。
「出羽の柵」が733年にここ、高清水の岡に置かれたところから秋田城の歴史が始まります。
その遺跡を高清水公園では見ることが出来るのです。
発掘は現在も続けられていて、出土品は資料館でも見ることが出来ます。

現在復元されているのは外郭東門や、水洗厠。
この厠…つまりトイレがすごい！！
日本で最古とも言われる水洗トイレなのですよ。

主に、渤海（現在のロシア？）からのお客様をもてなすために使われていたお手洗いだったそうです。
この時代に、ドアはないとはいえ個室になっている！なんて贅沢。
柱の直径は30センチはあろうかと言う立派な建物。

水洗の仕組みは自然の地形をうまく利用したもので、樋のようなものを通った汚物は沈殿槽に流れて、
上澄みだけが沼に行くのです。

この板にたつと…上手に用を足せるか心配になります（笑）

なんとこのアイスの棒のようなものでお尻を拭いていたそうです！！びっくり！！
そして痛そう…。
これも身分によって違ってくるそうです。

教えて下さったのは秋田城跡ボランティアガイドの会の鈴木要三さん。

管理棟ではいつでもガイドの方がいらっしゃるので、ぜひ訪ねてください！
見るだけでは分からないことも分かりやすくお話してくれますよ。
（4月1日から11月30日まで）

10名様以上の団体になる場合は予約をお願いいたします。
秋田市立秋田城跡歴史資料館
TEL　018-845-1837