秋田市浜田 「秋田しょっつる製造元 高橋しょっつる屋」
しょっつる屋の創業は県内でも最も古く 明治40年という老舗です。
110年の歴史の中、家内工業の伝統製法でしょっつる作りを行ってきました。
4代目の高橋信一さんは、3代目のお父様が病床に倒れたのを機に
教頭先生まで務めた教職の道から転職。
家業を継ぐ決意をしました。秋田県を代表する伝統的な食文化である
「しょっつる」を絶やしたくないという思いもあったのだそう。
秋田市新屋・浜田地域では、江戸時代中期から製塩業が盛んに行われていたそう。
浜で上がった魚を塩で漬け、内陸部の仙北地域などに川船で届けていた際
塩漬けの魚が発酵して、秋田の伝統調味料となる「しょっつる」が出来ました。
「しょっつる」の原点でもある 新屋・浜田地域です。
秋田県内で「しょっつる」というと、 ハタハタで作っていると思っている方が多いですが
高橋しょっつる屋 では、イワシ・サンマ・オキアミで作っています。
近海漁業が盛んだった浜田地域の歴史を 今に伝える しょっつるです。
イワシ・サンマ・オキアミを1年半~2年以上塩漬けにして発酵させ、
それを、昔ながらの大釜で煮て ろ過し製品としています。
家業を受け継いで 3年目。
高橋さんは、この春、新しい商品を生み出しました。
「浜しょっつる」
これまでの伝統製法は維持して、うま味を大幅に高めた商品です。
大きさにもこだわり、手軽に利用できる120mlの小瓶にしました。
始めに、その味を感じさせてもらった かおり。
鶏だしのみのスープに、浜しょっつるを ちょんちょん と入れると!!
うまみが 豊かになり、塩気よりも 風味の広がり・ふくらみを、感じたのです☆
美味しい~~!!
また、鶏ガラのスープに、季節の魚介類を入れた「浜しょっつる」スープ
は、塩気よりも風味とうまみを感じ
ずっと味わっていられる 豊かな おいしさ☆☆☆
手羽先を「浜しょっつる」とお酒を入れた調味液に浸し焼いた一品は!
美味しさと 味わいが 格別でした!
普段使いの調味料として この風味豊かなしょっつるを
使っていきたいと感じた かおりです。
折しも、この日は「浜しょつる」の「商標」を申請した日。
国内外で初デビューを果たしたのは、4/7
千葉県市川市に新しくオープンした 道の駅だということ!!!
秋田県内では、秋田市民市場の「高寅」で取り扱いが始まります。
伝統調味料と家業の歴史を 新しい商品として
創り出した 4代目 高橋信一さん。
「浜しょっつる」が たくさんの方に味わってもらえる商品になるのでは!
と 、その香り のひろがりととも に感じました。
「秋田しょっつる製造元 高橋しょっつる屋」
連絡先:090-9039-0923
「浜しょっつる」を取り扱いたいという販売店の方、購入したい方は
こちらまで。