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秋田大学医学部附属病院 小熊康教さん 【12月29日放送】血圧が高いってどういうこと?
秋田大学医学部附属病院 小熊康教さん
血圧とはそもそもどのようなものをあらわした数値なのか?人間の血圧はなぜ高くなるのかなど詳しく紹介しました。人類はその進化の過程で自然に血圧をあげる仕組みが体に組み込まれました。では、なぜその仕組みは組み込まれたのか?血圧を下げるための方法などもあわせて紹介しました。解説は秋田大学医学部附属病院の小熊康教医師です。
平鹿総合病院 相田弘秋さん 【12月8日放送】大動脈解離
平鹿総合病院 相田弘秋さん
心臓からおへそまでJの字を逆にしたような形でおなかの中を走る大動脈は、心臓から送り出される酸素を含む新鮮な血液を全身に運ぶための主要な血管です。大動脈の壁は3層の膜から構成されていますが、高血圧などを引き金に内側の膜に裂け目ができ、そこから血液が流れ込んで真ん中の膜を壊しながら内外の2層に分かれてしまうことがあり、これを大動脈解離といいます。血管が裂けるときに胸や背中に激痛が現れることがあるほか、血液が流れ込んだ側が本来の血液の通り道をふさぐことによって臓器に血が巡らないことがあります。発生場所によっては命の危険が高く、注意を要する大動脈解離について平鹿総合病院の相田弘秋医師が解説しました。
市立秋田総合病院 藤原敏弥さん 【12月1日放送】末梢動脈疾患
市立秋田総合病院 藤原敏弥さん
動脈硬化が原因で、主に足の血管の血流不足によって起きる「末梢動脈疾患」について紹介しました。歩いていると足が痛くなったり疲れたりしますが、少し休むと血流が回復してまた歩けるようになるというのが典型的な症状です。動脈硬化で足の血管が細くなり、歩くときに必要な血流を供給できなくなるために起きるもので、この病気を抱えている人は、心臓や脳の血管でも血流が悪くなっている部分があることが多く、注意が必要です。診断や治療などの詳細を市立秋田総合病院の藤原敏弥医師が解説しました。
アーク循環器クリニック 柳澤宗さん 【11月24日放送】シリーズ心臓の病気(8)「心臓リハビリテーション」
アーク循環器クリニック 柳澤宗さん
心臓の病気をした人にとってのリハビリテーションを紹介しました。骨折や脳卒中と同じように、心臓の病気をした人にとっても専門医が処方する運動療法を中心とするリハビリテーションを続けることで生活の質を高めることができます。運動をすることは、痛んだ心臓の機能を低下させずに保つ効果があるほか、生活習慣がかわることにもつながるので、生活習慣病を原因とする心臓の病気の再発を防ぐことができるといいます。心臓リハビリについての詳しい話をアーク循環器クリニックの柳澤宗医師が解説しました。
平鹿総合病院 伏見悦子さん 【11月17日放送】シリーズ心臓の病気(7)「急性心筋炎」
平鹿総合病院 伏見悦子さん
風邪のような症状であらわれ、その後心不全などの症状に陥り、死に至ることもある「急性心筋炎」について紹介しました。病気の原因は、風邪などのウイルスが心臓の筋肉を炎症させて、心臓の働きを弱めてしまうことです。早期診断、早期治療が望ましいが、症状が風邪ににているため、診断の難しい病気でもあります。詳しい診断のポイントなどを平鹿総合病院の伏見悦子医師が解説しました。
秋田大学医学部附属病院 小山崇さん 【11月10日放送】シリーズ心臓の病気(6)「心房細動」
秋田大学医学部附属病院 小山崇さん
脳卒中にもつながるおそれがある危険な不整脈「心房細動」を紹介しました。心臓には補助ポンプの役割をする2つの心房と、メインポンプの2つの心室があります。この心房と心室を収縮させるのは、右心房にある洞結節という場所から発せられる電気信号に、心臓の筋肉が反応するためです。しかし、生活習慣病などにより心臓の筋肉が痛むと、心房の中で不規則な電気の興奮が起こるため、心房が細かく震えるような状態になり、心臓の筋肉はポンプとしての役目を果たすことができなくなります。こうした状態が続くと、脳こうそくを発症するリスクが高まります。放っておくと危険な心房細動について秋田大学医学部附属病院の小山崇医師が詳しく解説しました。
きびら内科クリニック 鬼平聡さん 【11月3日放送】シリーズ心臓の病気(5)「心臓弁膜症」
きびら内科クリニック 鬼平聡さん
心臓には4つの弁があり、この弁が正常に開閉することで血液がスムーズにながれ、ポンプとしての働きを補助しています。今回番組で紹介した「心臓弁膜症」とはこの4つの弁がきちんと閉じることができなくなったり、開きが悪くなったりするものです。心臓弁膜症にかかると心臓の負担は増え、呼吸困難や息切れなど心不全の症状を訴えます。全身に酸素を含む新鮮な血液を送り出す左心室、この入り口にある僧帽弁と出口にある大動脈弁は特に重要な働きを担っています。それぞれに起きやすい「僧帽弁閉鎖不全」と「大動脈弁狭窄症」についてきびら内科クリニックの鬼平聡医師が詳しく解説しました。
秋田大学医学部附属病院 小坂俊光さん 【10月27日放送】シリーズ心臓の病気(4)「急性心不全」
秋田大学医学部附属病院 小坂俊光さん
心臓のポンプとしての働きが急速に悪化し、全身の血流が滞る「急性心不全」について紹介しました。特に、肺から血液をくみだす力が弱まるために肺に血液がたまり、スポンジにたとえると水をたくさん含んだ時のように、新たに酸素を取り込む余裕がなくなるために呼吸困難になるという特徴がみられます。慢性化していた心臓の病気が悪くなったり、心筋こうそくなどで心臓の筋肉に突然障害が生じてなったりする急性心不全。
秋田大学医学部附属病院の小坂俊光医師が紹介しました。
秋田大学医学部附属病院 飯野健二さん 【10月20日放送】シリーズ心臓の病気(3)「狭心症・心筋こうそくの治療」
秋田大学医学部附属病院 飯野健二さん
心臓の冠動脈が十分な血流を確保できない狭心症と、冠動脈が完全に詰まって心臓の筋肉が壊死する心筋こうそくの治療について紹介しました。治療の基本は不十分になっている血液の流れを改善させることで、薬を使ったものとバイパス手術や血管内の狭くなった場所でステントと呼ばれる金属を広げて置いてくる血行再建術という手術によるものとがあります。秋田大学医学部附属病院の飯野健二医師が紹介しました。
秋田大学医学部附属病院 長谷川仁志さん 【10月13日放送】シリーズ心臓の病気(2)「狭心症・心筋こうそくの症状」
秋田大学医学部附属病院 長谷川仁志さん
人間の生命維持のため血液を全身に送り出すポンプの役割をしている心臓。その心臓の筋肉に栄養を与える血管が「冠動脈」です。冠動脈が動脈硬化などで狭くなると、心臓が血液をより多く送り出そうというときに十分な血流が確保できない状態になります。これがいわゆる狭心症です。脈拍数や血圧が上がる動作に伴い生じる狭心症の症状を詳しく紹介します。また、心筋こうそくは冠動脈が完全に詰まってしまい、血流が途絶え心臓の筋肉が壊死してしまうことをいいます。心筋こうそくの症状もあわせて紹介しました。お話は秋田大学医学部附属病院の長谷川仁志医師でした。
秋田大学医学部附属病院 渡邊博之さん 【10月6日放送】シリーズ心臓の病気(1)「動脈硬化とは?」
秋田大学医学部附属病院 渡邊博之さん
「人間は血管とともに老いる」といわれています。今回は、その血管の老いの象徴でもあり、放っておくと心臓や脳の病気にもつながる「動脈硬化」について取り上げました。高血圧・脂質異常など血管にとってストレスとなる状態が続くと、血管の壁は厚く硬くなり、弾力性を失いもろくなってきます。これがいわゆる動脈硬化です。動脈硬化が進行すると、血管の壁に脂質などがたまり、プラークと呼ばれるかたまりを形成し、血管が狭くなるほか、プラークが破れると、その場所に血栓と呼ばれる血のかたまりができ、大きくなった血栓によって血流がふさがれます。動脈硬化によってもたらされる病気や、その進行を抑えるためにすべきことを秋田大学医学部附属病院の渡邊博之医師に伺いました。
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん 【9月29日放送】シリーズ脳卒中(8)「脳こうそくの前ぶれ・TIA」
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん
脳こうそくの前ぶれと言われるTIA(一過性脳虚血発作)は、一時的に脳の血管が詰まりかけ、すぐに血流が回復した状態をいいます。一時的に、言語障害や片側のまひといった脳こうそくの症状が出ますが、すぐに回復します。しかし、放置すると後で本当の脳こうそくにつながる恐れがあります。番組では、脳こうそくの前ぶれと言われる「TIA」を発見し、脳こうそくの予防につなげるためのポイントについて、県立脳血管研究センターの中瀬泰然さんに伺いました。
秋田県立脳血管研究センター 佐々木正弘さん 【9月22日放送】シリーズ脳卒中(7)「脳卒中の予防」
秋田県立脳血管研究センター 佐々木正弘さん
脳卒中は、治療がうまくいっても生活に支障がでるような後遺症が残ることが少なくありません。ですから、脳卒中の症状が出る前に、未然に防ぐことが重要です。番組では、日本脳卒中協会がまとめた「脳卒中予防十か条」をもとにして、予防のポイントをお伝えしました。高血圧や不整脈など脳卒中につながる持病や、日常生活で注意すべき点について、県立脳血管研究センターの佐々木正弘さんに伺いました。
秋田県立脳血管研究センター 佐藤雄一さん 【9月15日放送】シリーズ脳卒中(6)「脳卒中のリハビリテーション」
秋田県立脳血管研究センター 佐藤雄一さん
シリーズ脳卒中。6回目は「脳こうそくのリハビリテーション」がテーマです。脳こうそくを発症すると半身のマヒやロレツが回らないといった症状が出ます。症状の回復には薬物療法とリハビリテーションがあります。中でもリハビリテーションは「どれだけ早く始めるか」がポイントで、患者の状態に合わせて2段階に分けて行われます。番組ではリハビリテーションの内容と合わせて紹介しました。お話は県立脳血管研究センターの佐藤雄一さんです。
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん 【9月8日放送】シリーズ脳卒中(5)「脳こうそくの治療(2)」
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん
シリーズ脳卒中。5回目は「脳こうそく」の治療がテーマです。
脳こうそくには3つの病気の形態があります。主に高血圧を原因とするものと動脈硬化を原因とするもの、そして心臓の不整脈を原因とするもので、病気のタイプによって血小板の働きを抑えるものと血液が固まらないようにする薬を使い分けます。また、脳そのものも腫れる場合があるため、脳の腫れを押さえる薬を使うこともあります。なぜ、その薬を使う必要があるのかについて、理由とともにそれぞれの病気の仕組みなどについて詳しく紹介しました。お話は県立脳血管研究センターの中瀬泰然医師です。
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん 【9月1日放送】シリーズ脳卒中(4)「脳こうそくの治療〜血栓溶解療法」
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん
シリーズ脳卒中。4回目は「脳こうそく」の最新治療がテーマです。劇的な回復が期待できる血栓溶解療法と、血管内にカテーテルという管を通して、血栓を壊して吸い出す手術を紹介しました。血栓溶解療法は、血栓を溶かす薬を点滴する方法で、うまくいけば酸素や栄養不足で壊死するはずだった脳細胞を救うことができることから、劇的な治療効果が期待できます。しかし、発症から治療を受けるまでの時間に制限があることや、血が固まりにくくなることから手術を適用できる条件に制限などがある治療方法です。お話は県立脳血管研究センターの中瀬泰然医師です。
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん 【8月18日放送】シリーズ脳卒中(3)「脳こうそくを疑うとき その症状は?」
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん
シリーズ脳卒中。3回目は脳の内部の血管が詰まって酸素や栄養が行き届かなくなった脳細胞が壊死してしまう「脳こうそく」がテーマです。一口に脳こうそくと言っても、大きく3つのタイプがあります。主に高血圧を原因とするものと、動脈硬化を原因とするもの、心房細動などよる不整脈を原因とするもので、年代によっても起こりやすさが違ってくるといいます。脳こうそくの症状と、早期診断のための方法などを紹介しました。お話は県立脳血管研究センターの中瀬泰然医師です。
秋田県立脳血管研究センター 師井淳太さん 【8月11日放送】シリーズ脳卒中(2)「脳出血」
秋田県立脳血管研究センター 師井淳太さん
シリーズ脳卒中。2回目は脳の内部の血管が裂けて出血する脳出血がテーマです。出血すると、脳内に出た血のかたまりにより周囲の脳の細胞がダメージを受け、その機能を失ってしまいます。脳出血は高血圧がその原因の9割を占めており、血圧を下げ、血管が裂けないように血管年齢を若く保つことで発生リスクを軽減することができます。お話は県立脳血管研究センターの師井淳太医師です。
秋田県立脳血管研究センター 石川達哉さん 【8月4日放送】シリーズ脳卒中(1)「クモ膜下出血」
秋田県立脳血管研究センター 石川達哉さん
今週からシリーズで脳卒中を紹介します。
1回目に取り上げるのは発症すると死に至る危険が高いクモ膜下出血。人間の脳は軟膜・クモ膜・硬膜の3つの膜に覆われています。クモ膜下出血は、脳の表面を走る動脈にできた動脈瘤というこぶが破裂し、クモ膜の下に血が噴き出るものです。出血に激しい頭痛を伴うのが特徴で、前ぶれがないことも多く、発症するとおよそ半数が死に至るという怖い病気です。発症の際の治療方法などを県立脳血管研究センターの石川達哉医師に伺いました。
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん 【7月28日放送】シリーズ頭痛(9)「頭痛と脳卒中」
秋田県立脳血管研究センター 中瀬泰然さん
シリーズで頭痛を伴う病気を伝えてきた最終回。秋田県でも発病者の多い脳卒中と頭痛の関係について紹介します。脳卒中にはクモ膜下出血・脳出血・脳こうそくという3つの病態があり、そのうち激しい頭痛を伴うのはクモ膜下出血の場合で、脳出血や脳こうそくの場合、頭痛をともなくことはむしろ少ない。そして、脳卒中患者全体でクモ膜下出血の発症割合は1割以下と頭痛を伴う脳卒中は一般的に考えられているよりも少ない。また、番組では脳卒中を見分けるためのキーワードを県立脳血管研究センターの中瀬泰然医師に伺いました。
秋田組合総合病院 脳神経外科 桑原直行さん 【7月21日放送】シリーズ頭痛(8)「脳せき髄液減少症」
秋田組合総合病院 脳神経外科 桑原直行さん
脳とせき髄は、中枢神経と呼ばれ、ヒトの生命活動や感情をコントロールする役割があります。脳とせき髄は硬膜という膜に包まれていてその中は、脳せき髄液という液体で満たされています。何らかの原因で、脳せき髄液が外に漏れ、頭痛などを引き起こす病気が、脳せき髄液減少症です。まだ広く知られていないため、病気に気づかないまま頭痛に悩んでいる人も多いと言われます。番組では、脳せき髄液減少症の特徴と、早期発見のポイントについて、秋田組合総合病院の桑原直行さんに伺いました。
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん 【7月14日放送】シリーズ頭痛(7)「椎骨動脈解離」
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん
椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)は、心臓から脳へ血液を送る椎骨(ついこつ)動脈の、内側が裂けることで痛みを生じる病気です。突然、首の片側から後頭部にかけて痛みが起きるのが特徴です。寝違えや肩こりと間違え、病気に気づかないまま治っているケースも多いが、放置すると脳こうそくや、くも膜下出血を引き起こすこともある危険な病気です。番組では、椎骨動脈解離の病気の特徴と、早期発見のポイントについて、日本頭痛学会認定頭痛専門医の渡邉克夫さん伺いました。
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん 【7月7日放送】シリーズ頭痛(6)「薬物乱用頭痛」
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん
今週は、頭痛薬の飲みすぎでかえって頭痛がひどくなったり、慢性化したりする「薬物乱用頭痛」について紹介しました。薬物乱用頭痛は、医療関係者の中でもあまり知られていない症状ですが、県内にもおよそ1万人の患者がいる深刻な病です。市販の薬でも、医師から処方された薬でも発症することがあり注意を要します。番組では、なぜ、薬物乱用頭痛になるのかなどの基礎的な知識から、症状、治療法までを日本頭痛学会認定頭痛専門医の渡邉克夫さんに伺いました。
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん 【6月30日放送】シリーズ頭痛(5)「群発頭痛 三叉神経痛」
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん
今週は働き盛りの男性に多い群発頭痛と、50歳以上の女性に多くみられる三叉神経痛について紹介しました。群発頭痛は、決まった時間に片方の目の奥に激烈な痛みを発症し、その痛みが一定期間毎日のように続くというやっかいな頭痛です。また、三叉神経痛は、頭痛や歯の痛みに勘違いされることもありますが、三叉神経の通っているひたいや頬、あごの下などに生じる顔面痛のことです。県内の患者数は群発頭痛が800人、三叉神経痛が50〜100人と片頭痛ほどではないが、確実に悩んでいる人がいるこれらの痛みと治療や予防の方法について、番組では、日本頭痛学会認定頭痛専門医の渡邉克夫さんに伺いました。
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん 【6月23日放送】シリーズ頭痛(4)「片頭痛の治療と予防」
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん
片頭痛の患者数は、全国で840万人。高血圧や糖尿病よりも患者数が多い、身近な病気です。片頭痛の原因はまだ解明されていませんが、多くの場合、痛みを引き起こすきっかけがあることが知られています。何がきっかけで痛みが起きるかは人それぞれですが、ストレスや寝不足、特定の食べ物などが原因になることが多い。こうした「痛みのきっかけ」を遠ざけることで、片頭痛を未然に防ぐことが可能です。番組では、片頭痛の予防と治療について、日本頭痛学会認定頭痛専門医の渡邉克夫さんに伺いました。
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん 【6月16日放送】シリーズ頭痛(3)「身近な病気 片頭痛」
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん
片頭痛の典型的な症状は、頭の片側に感じるズキンズキンという痛みで、吐き気をともなうこともあります。片頭痛の患者数は全国で約840万人。高血圧や糖尿病よりも患者数が多い身近な病気ですが、その原因はまだ十分に解明されていません。片頭痛は痛みが強く、重い場合は日常生活に支障を来すこともあります。「たかが頭痛」と考えずに、正しい診断と治療を受けることが大切です。身近な病気、片頭痛について、日本頭痛学会認定頭痛専門医の渡邉克夫さん伺いました。
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん 【6月9日放送】シリーズ頭痛(2)「頭が痛いとき医師に伝えること」
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん
頭痛の症状は人によってさまざまだが、医師に適切な情報を伝えることでより早く、正確な診断ができるようになります。では、医師にとって診断を下すうえで参考になる情報とはどんなものなのか?その根拠もあわせて、日本頭痛学会認定頭痛専門医の渡邉克夫さんに伺いました。
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん 【6月2日放送】シリーズ頭痛(1)「頭が痛いってどういうこと?」
日本頭痛学会 認定頭痛専門医 渡邉克夫さん
今週から2か月にわたって頭痛をシリーズで取り上げます。
頭痛は、頭の中が痛むため、脳に問題があるようにおもわれがちだが、実際は脳の周囲の神経や筋肉、血管が刺激を受けて痛みを感じているものが大半です。頭痛の種類は、片頭痛などの命にかかわることがない一次性頭痛と、脳卒中や脳腫瘍など、別の病気がもとで起きている二次性頭痛に大別されます。今週は、日本人のおよそ4割が苦しんでいるという頭痛の種類やメカニズムを日本頭痛学会認定頭痛専門医の渡邉克夫さんに伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科 山野泰穂さん 【5月26日】シリーズ腹痛(7)「腹痛がないけれど怖い 胃がん・大腸がん」
秋田赤十字病院 消化器内科 山野泰穂さん
腹痛シリーズの最終回は、腹痛が現れないけれど怖い胃がん・大腸がんをとりあげました。秋田県は胃がん、大腸がんが多い地域としてよく知られています。胃がん・大腸がんは早期に発見ができれば、手術や内視鏡治療でほぼ完治が望めます。しかし、胃がん・大腸がんは、り患しても初期段階では自覚症状がなかったり、あったとしてもわかりづらいことがおおいので、とてもやっかいです。番組では、胃がん・大腸がんの初期段階で自覚症状が出ない理由や、早期発見のポイントなどを秋田赤十字病院の山野泰穂さんに伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科 小松田智也さん 【5月19日】シリーズ腹痛(6)「胆のう・胆管結石」
秋田赤十字病院 消化器内科 小松田智也さん
胆のうに溜まった結石が外に排出されることで起きる「胆石症」の症状と治療方法についてお伝えします。胆石はコレステロールやカルシウムが固まったもので、大きいものは直径が5センチにもなります。胆のうの外に排出されることで腹痛や背中痛などの症状を起こすことがあり、発見には腹部超音波検査が有効とされています。脂肪分の多い食事をとることや運動不足が胆石症の原因といわれ、寝たきりの人に多いのも特徴です。番組では、胆石症の予防と治療のポイントについて赤十字病院の小松田智也さんに伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科 原田英嗣さん 【5月12日】シリーズ腹痛(5)「過敏性腸症候群」
秋田赤十字病院 消化器内科 原田英嗣さん
ストレスなどが原因で腹痛や下痢の症状を繰り返す「過敏性腸症候群」についてお伝えしました。腸の働きをコントロールする物質の分泌異常によって起きる症状ですが、がんや潰瘍のように検査によって腸内に大きな異常が見当たらないのが特徴です。内服薬によって症状が緩和することもありますが、悪化すると症状への不安から外出すること自体出来なくなって社会生活に支障をきたす恐れもあります。番組では、過敏性腸症候群の予防と治療のポイントについて赤十字病院の原田英嗣さんに伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科 吉川健二郎さん 【5月5日】シリーズ腹痛(4)「消化性潰瘍」
秋田赤十字病院 消化器内科 吉川健二郎さん
物を食べた後、人間の胃からは消化を促す胃液が分泌されます。胃液には強力な塩酸からなる胃酸が含まれていて、この胃液が自らの胃や十二指腸の粘膜を消化してしまうためにただれてしまうものが潰瘍です。消化性潰瘍とは「胃潰瘍」と「十二指腸潰瘍」のことをまとめた呼称です。健康な人の胃は粘液や血流などによって防御されているので、普通は胃液が胃や十二指腸を消化してしまうことはありませんが、ピロリ菌やストレスなどさまざまな要因で胃酸や粘膜などのバランスが崩れ粘膜が自らの消化液で消化されてしまうことが原因と考えられています。消化性潰瘍の予防や治療方法について、秋田赤十字病院消化器内科の吉川健二郎さんに話伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科 高木亮さん 【4月28日】シリーズ腹痛(3)「逆流性食道炎」
秋田赤十字病院 消化器内科 高木亮さん
胃酸の逆流によっておきる「逆流性食道炎」についてお伝えしました。食べたものを消化するために、胃は強い酸性の胃酸を分泌しています。この胃酸が逆流して、食道の粘膜に炎症を起こす病気が「逆流性食道炎」。主な症状は、胸やけやゲップ、のどの違和感などで、長期間にわたって続くのが特徴です。日本での患者は増加していて、食生活の欧米化やストレスの増加が原因と言われています。番組では、逆流性食道炎の早期発見と予防のポイントについて、秋田赤十字病院の高木亮さんに伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科 山野泰穂さん 【4月21日】シリーズ腹痛(2)「痛みについてお医者さんにはこんなことを伝えよう」
秋田赤十字病院 消化器内科 山野泰穂さん
私たちが腹痛で医療機関を受診したとき、医師に伝えるべきことについて詳しく紹介しました。医師は、患者が訴える体の異変に対し、さまざまな病気の可能性を疑いながら診て触って検査法方法などを選択し、病気を診断します。その時に、患者の側から医師に多くの参考になる情報を提供することが、すばやく正しい診断につながります。では、その多くの参考になる情報とは具体的にどのようなことなのか?秋田赤十字病院消化器内科の山野泰穂医師に話を伺いました。
秋田赤十字病院 消化器内科 山野泰穂さん 【4月14日】シリーズ腹痛(1)「おなかが痛いってどういうこと?痛みの種類・場所から考えられること」
秋田赤十字病院 消化器内科 山野泰穂さん
今週から7週にわたって腹痛について考えます。腹痛はだれもが経験したことがある症状。軽いものもありますが、時に重大な病気のサインとなって現れる場合があります。虫垂炎のように下腹部の臓器の炎症なのにみぞおちのあたりが痛むこともあれば、糖尿病やうつ病のように全身疾患の一つの症状として腹痛が現れることがあり、一口に腹痛と言ってもその原因と症状はさまざまです。痛みの種類や場所から考えられることについて、秋田赤十字病院消化器内科の山野泰穂医師に話を伺いました。
秋田大学医学部附属病院 本田耕平さん 【4月7日】花粉症の予防と治療
秋田大学医学部附属病院 本田耕平さん
ピークを迎えた花粉症についてお伝えしました。花粉の飛散量の増加や、生活環境の変化によって花粉症の患者は増え続け、現在では日本人の4人に1人がスギ花粉症だとも言われています。花粉症の予防には、メガネやマスクなどで花粉を避けることが大切です。治療薬には内服薬や点鼻薬など様々なタイプがあるので、症状にあった薬を選ぶこと。番組では、花粉症の予防と治療のポイントについて、秋田大学医学部附属病院、耳鼻咽喉科の本田耕平医師に伺いました。
秋田大学医学部附属病院 本田耕平さん 【3月31日】正しく理解 アレルギー性鼻炎
秋田大学医学部附属病院 本田耕平さん
患者の増加と低年齢化が進む、アレルギー性鼻炎についてお伝えしました。ヒトの体には、鼻から入ってきた異物を排除しようとする働きがありますが、過剰に反応すると、くしゃみや鼻水が止まらなくなるなどの症状が起きます。これがアレルギー性鼻炎で、代表的なものに花粉症や、室内のダニやホコリなどのハウスダストによるものがあります。花粉の飛散量の増加や、生活環境の変化によって、アレルギー性鼻炎の患者は、増加、低年齢化が進み、大きな問題になっています。番組では、アレルギー性鼻炎の特徴について、秋田大学医学部附属病院、耳鼻咽喉科の本田耕平さんに伺いました。
外旭川訪問看護ステーション 菅原牧子さん 【3月24日】看護のスペシャリスト 認定看護師(3)〜訪問看護の認定看護師〜
認定看護師とは、看護師の国家資格のほかに、日本看護協会が認めた専門分野の資格を持つスペシャリストのことを言います。今週は、外旭川訪問看護ステーションの菅原牧子さんの活動を紹介しました。菅原さんは訪問看護分野で県内唯一の認定看護師です。自宅にいながら医師や看護師、介護士などのサポートで療養を続けるいわゆる在宅ケア。高齢化がすすむ秋田県はその利用率が低いと菅原さんは憂慮します。菅原さんの訪問先での活動や、患者のそばで日々介護を続ける家族とのやり取りを通して、在宅ケアの利点について紹介しました。
【3月17日】看護のスペシャリスト 認定看護師(2)〜ホスピス病棟の認定看護師〜
認定看護師とは、看護師の国家資格のほかに、日本看護協会が認めた専門分野の資格を持つスペシャリストのことを言います。今週は、外旭川病院のホスピス病棟に勤務する高橋加代子さん、冨野江里子さんという緩和ケア分野の2人の認定看護師の活動を紹介しました。ホスピスでは患者だけでなく、同じように不安を抱える家族とのコミュニケーションも大切にしています。また、病棟で看護師は五感をフルに活用して、患者の様子の変化を観察し、薬だけでなく手を握って声がけするなどして体の痛みや不安からくる心の痛みをやわらげています。高橋さん、冨野さん2人の活動を通して、ホスピスの緩和ケアについて紹介しました。
【3月10日】看護のスペシャリスト 認定看護師(1)〜認定看護師とは? 大学病院の認定看護師〜
3週にわたって認定看護師の話題をお届けします。認定看護師とは、看護師の国家資格のほかに、日本看護協会が認めた専門分野の資格を持つスペシャリストのことを言います。近年、医療現場でも専門知識を持ったエキスパートによる質の高い診療や看護が求められており、認定看護師はその求めにこたえるための有資格者です。秋田県内でもおよそ70人が活躍していますが、今週は、秋田大学附属病院で活躍する認定看護師を紹介しました。
【3月3日】地域医療の質の向上を目指して(4)〜シミュレーション教育センター2〜
先週に引き続き秋田県と秋田大学が地域医療再生化計画の一環として去年開設したシミュレーション教育センターを紹介しました。番組では、ゲーム感覚で挑戦できる外科手術の練習機械や、胃カメラの練習機械が登場。松井アナウンサー自らが体を張って挑戦する様子をお伝えしました。
【2月24日】地域医療の質の向上を目指して(3)〜シミュレーション教育センター1〜
秋田県と秋田大学が地域医療再生化計画の一環として去年開設したシミュレーション教育センターを松井梨絵子アナウンサーが2週にわたって紹介します。若い医療関係者の教育の場と言えば、かつては臨床現場で患者を対象にしたものがほとんどでした。しかし、現在では機器が進歩し、コンピューターで制御された精巧な人体模型などを用いて、臨床現場さながらのトレーニングができるようになりました。これらはいわゆる医学シミュレーション教育と呼ばれています。番組では、最先端の教育用の医療機器を使って研修する若手医師の様子とともに、その機器を松井アナウンサー自らが体を張って挑戦する様子をお伝えしました。
市立秋田総合病院 小泉ひろみさん 【2月17日】子どものインフルエンザに要注意
市立秋田総合病院 小泉ひろみさん
子どもがインフルエンザにかかった時に、合併症を起こすことがあります。中でも、特に気をつけたいのが「インフルエンザ脳症」。毎年数百人が発病し、死亡率はおよそ10%と言われています。けいれんや意識障害、そして意味が分からない言動をするなどの異常行動がみられます。また、発病した子どもには何らかの後遺症が残ることが少なくありません。インフルエンザは誰でもかかる可能性のある病気です。危険な合併症から大切な命を守るために、子どもの異変を見逃さないことが重要です。インフルエンザ脳症の早期発見のポイントなどについて、市立秋田総合病院の小泉ひろみさんに伺いました。
秋田大学医学部附属病院 竹田正秀さん 【2月10日】インフルエンザの治療とハイリスク群
秋田大学医学部附属病院 竹田正秀さん
現在、流行期を迎えているインフルエンザ。38℃以上、ときに39℃を超える発熱や、関節痛・筋肉痛などの全身症状が現れるのが特徴です。そして、インフルエンザに感染すると、重症化したり、合併症を引き起こしたりする可能性の高い人たちがいます。65歳以上の高齢者や妊婦、そして、肺や心臓、腎臓に疾患がある方などで、このような方々を「インフルエンザのハイリスク群」と呼びます。インフルエンザの治療と、特に注意が必要なハイリスク群について、秋田大学医学部附属病院の竹田正秀さんに伺いました。
秋田大学医学部附属病院 竹田正秀さん 【2月3日】インフルエンザの予防法
秋田大学医学部附属病院 竹田正秀さん
国内では毎年1000万人以上、およそ10人に1人が感染している感染症が、インフルエンザです。38℃以上、ときに39℃を超える発熱や、関節痛・筋肉痛などの全身症状が現れます。さらに乳幼児や高齢者は、急性脳症や肺炎などを合併することもあり、最悪の場合は死に至ります。インフルエンザにかかってしまう前に、一人一人が正しい予防法を身につけ、心がけて過ごすことが大切です。インフルエンザワクチンの接種や正しい手の洗い方などの予防法を、秋田大学医学部附属病院の竹田正秀さんに伺いました。
とむら皮ふ科 戸村敦子さん 【1月27日】冬にも注意!紫外線
とむら皮ふ科 戸村敦子さん
太陽からふりそそぎ、目には見えないがその強いエネルギーで私たちの皮ふにシミやシワなどの変化をもたらす紫外線の話題をとりあげました。冬の紫外線は夏の約半分の量ですが、雪による照り返しがあるため、しっかりとした対策が必要です。とむら皮ふ科の戸村敦子さんが冬の紫外線について解説し、その対策を紹介しました。
秋田大学医学部附属病院 羽渕友則副病院長 【1月20日】地域医療の質の向上を目指して(2)手術に革命ダ・ヴィンチ
秋田大学医学部附属病院 羽渕友則副病院長
大学病院に去年導入された遠隔操作による内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」について紹介しました。執刀医が患者の体に直接触れることなく手術ができるもので、患者の肉体への負担を軽くし、さらに、前立腺の摘出手術が去年4月に保険適用となり、経済的な負担も軽減されることなどから医療に革命を起こす存在として注目を集めています。
秋田大学医学部附属病院 山本文雄さん 【1月13日】地域医療の質の向上を目指して(1)変わる大学病院
秋田大学医学部附属病院 山本文雄さん
今週から「地域医療の質の向上を目指して」と題してシリーズでお伝えします。今回は、大学病院の改修事業がテーマです。これまで、旧病棟に集中していたベッドを病棟の新築により分散させたことで、ひとりひとりの入院スペースを広く確保できるようになりました。また、外来棟の改修に伴って、外来の受け付けが現在仮設のプレハブで行われています。現在、大学病院は地域医療を担う拠点たるべく志も新たに、生まれ変わろうとしています。改修工事は、来年春の完成を目指して最終段階を迎えています。
中通総合病院 菅原厚さん 【1月6日】感染性胃腸炎とノロウイルス
中通総合病院 菅原厚さん
この時期、増えている胃腸炎。下痢や時には嘔吐を伴い、広がりやすいという特徴があります。原因の大半がノロウイルスによるものです。ノロウイルスによる胃腸炎は、発症すると対症療法で快報に向かうのを待つしかありません。そこで大切になってくるのが予防です。ウイルスをつけない、うつさない、もちこまないが予防のキーワードです。基本は手洗いです。ウイルスを手につけない、あるいはほかにうつさないために、誰でも簡単にできるのは、石鹸と流水による手洗いです。感染の拡大を防ぐための予防方法などを中通総合病院の菅原厚さんに伺いました。