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番組審議会リポート|
PROGRAM COUNCIL REPORT

第622回秋田放送番組審議会リポート

第622回秋田放送番組審議会が、9月30日(木)午後2時から秋田放送本社会議室で開かれました。合評対象番組は『遺跡に注ぐ熱視線』≪2021年8月21日(土)16:30-17:00放送≫でした。

委員からは、
「縄文遺跡は、自分にとっては遠い存在だったが、番組を見ていろいろ知ることができた。これからも難しいことをわかりやすく伝える番組作りをお願いしたい。」
「北秋田市のジュニアボランティアの活動を見て、高校生以下の若い人が、観光客を相手に、地域の遺跡や歴史をレクチャーするのは、自分の町を好きになるし、ガイドを通じて人としての成長にもつながると思った。とてもいい経験を積んでいる。」
「北秋田市の菓子店で作っている、ドングリの粉を使ったお菓子や、縄文の人型サブレなどが興味深かった。地元の人は様々な工夫を凝らして、地域を盛り上げようとしている。」
「数十年前に大湯環状列石に行ったことがある。今の映像から、ずいぶん整備されていて、時間の経過を感じた。」
「二つの環状列石の中心を結んだ一直線上に夏至の太陽が沈むシーンを見て、数千年前と同じ風景だと改めて思い、ロマンを感じた。」
「大湯環状列石では、地元の高齢者が中心となり、遺跡のガイドを熱心に務め、また生きがいにもなっているのが印象的だった。」
「アニメやクイズで遺跡について説明したり、ドローンを使ったり、映像に工夫が凝らしてあり、視聴者を飽きさせない番組作りだった。」
「ボランティアガイドと竹本アナウンサーのやりとりが面白かった。また、縄文時代から、現代まで、人間のくらしが連綿と続いているのが実感できた。」
「人間の歴史、存在、生き方について考えさせられ、刺激を感じた。遺跡に足を運びたくなった。」
「大湯は黒マンタのピラミッド山など、パワースポットとして視聴者の興味をそそるエリアが点在している。そういう点から紹介しても面白かったと思う。」
「縄文と現代が続いていることを示そうとする作り手の姿勢を感じた。」

一方で、
「二つの遺跡を取り扱っていたせいか、観ていて、途中から紛らわしくなった。もう少し統合されたイメージがほしかった。」
「前半は大湯環状列石の紹介で、CMを挟んでから伊勢堂岱遺跡の話題になっていたが、大湯環状列石に比べて遺跡そのものの説明が足りなかった。後半は伊勢堂岱遺跡の紹介というより、それを支える人たちや、アピールする人たちの活動に焦点をあてた番組になっていた。」
「見ていて、前半はクイズ形式、後半は町の人々の様子を描いていて、どういうジャンルの番組のなのか、分からなくなった。」
「大湯環状列石のクイズで登場した竹本アナウンサーが途中から登場しなかった。どこへ行ったのか気になりながら視聴した。」
「夏至の太陽が、環状列石の中心を結んだ点から一直線上に沈むシーンは、この番組のハイライトだと思うが、画面では一直線上に沈むシーンがはっきりと確認できなかったので残念だ。」
「ストーンサークルの石の名前がスーパーで出てきたが、ふりがなや説明が必要。一般の人は難しくて読めない漢字だと思った。」
といった意見もありました。

第621回秋田放送番組審議会リポート

第621回秋田放送番組審議会が、7月20日(火)午後2時から秋田放送本社会議室で開かれました。合評対象番組は『芸人、秋田さ帰る』≪2021年4月25日(日)17:00-17:25放送≫でした。
潟上市出身のお笑いコンビ「ねじ」。金足農業高校の同級生だったササキユーキと瀬下は高校時代からコンビを組み、卒業後は東京を活動の拠点にしました。
秋田弁のコントで勝負し、東京でブレイク。若い人たちを中心に人気を博していましたが、 コロナ禍で活動の場を失いました。
この春、ねじは長年所属した東京の大手事務所を退所し、フリーになります。相方の瀬下は東京に残留しましたがササキは18年ぶりにふるさと秋田へ戻り、芸能活動を模索します。
番組は、帰郷したばかりのササキに密着したドキュメンタリーです。

委員からは、
「ナレーションがないのが新鮮だった。音声で説明されるのとはまた違った味わいがある。」
「説明的なものがなく、シンプルなぶん画面に集中できた。映像もストップしたりアップになったり引きになったりとさまざまに工夫が施されていた。」
「番組の構成が第1章から第4章に分かれており、整理されていたのでわかりやすかった。」
「1人称でササキさんの想いを伝える番組。コロナ禍に翻弄される芸人の苦悩がよくわかった。」
「この番組でねじを初めて知った。秋田弁の漫才は面白いと思った。」
「コンビを組んではいるが、二人の考え方の違いが描かれて興味深かった。秋田に帰らない瀬下はより現実的だと思った。」
「ユーチューブによる収益の実像も紹介されていて、厳しい状況が把握できた。」
「4月の、桜満開のシーンの映像がとてもきれいだった。使用している音楽やタイトルロゴなども雰囲気があり、よかった。」
「秋田で活動・活躍の場を増やすということは、エンタメ業界だけの問題に留まらず、秋田で仕事をしたいすべての人に関わる本質的な問題だ。ササキさんにはこれから秋田で頑張ってひとつの成功例になってもらいたい。」
「この番組でお笑い文化やそれを受け入れる土壌について、またユーチューブのあり方など、多くのことを考えさせられた。」
「秋田に引っ越してきて間もないササキさんの姿を描いていたが、この後も継続して彼の生活を追ってほしい。果たして彼が秋田でエンタメ業界のポジションを得ることができるのか。それは秋田で仕事している人、起業している人への参考にもなると思う。」

一方で、
「ササキさんが東京から秋田へ戻るという決断をするに至った心の動きなどをもう少し深く追ってほしかった。また、帰ってきたことについて地元の家族や友人たちはどう思っているのか気になった。」
「ナレーションがないので、説明のためテロップが画面上複数出るときもあり、目で追うのに忙しかったり、見逃したりした。」
「第1章の『秋田なら、いける』というタイトルは、ササキさんの気持ちと言うより、制作側の仕掛けのように感じた。視聴者に挑戦的な印象を与えてしまう恐れもあるが、当のササキさんはそれをどう思っているのか気になった」
「ササキさんの言う、『秋田にはお笑いのニーズがない、土壌がない。』という意見には、違和感を持った。秋田の人は落語ファンも多く、お笑いの土壌はあると感じている。お笑いの質の問題ではないか。」
「秋田でお笑いの仕事をするにあたって、『仕事と言うより、自分がやりたいことさえできて喜んでくれる人がいたらそれでいい。』というササキさんの発言に、強いプロ意識があまり感じられず、表層的な印象を持った。」
ササキさんの、「秋田のエンタメ業界は椅子が埋まっている。椅子を増やすべき。」というコメントと、すでに椅子に座っているタレント(シャバさん)に対して『あなたの椅子をいただきます。』と宣言したりと、発言につじつまが合わないと感じる部分があった。」
という意見もありました。