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番組審議会リポート|
PROGRAM COUNCIL REPORT

第628回秋田放送番組審議会リポート

第628回番組審議会が、秋田放送本社で開催されました。
合評番組は3月26日にABSラジオで放送された「冒険家、阿部雅龍の夢~白瀬矗を追いかけた南極の足跡」。
昨年11月、本県出身の冒険家・阿部雅龍さんは、日本人初の南極探検家・白瀬矗(にかほ市金浦出身)が110年前に断念した人類未踏の「白瀬ルート」での南極点到達に、単独徒歩で挑戦しました。阿部さんへのインタビューをメインに、自身が南極で記録した音声を交えながら今回の冒険を振り返りました。

委員からは、
「南極での様子について、初めて知る情報が多く、孤独で過酷な体験の中での数えきれないエピソードに驚いた。ロングインタビューならではのディティールに富んだ内容だった。」
「映像がない分、阿部さん自身がクローズアップされ、その本質に迫れていた。対象にストレートにかつ深く斬りこめている。」
「南極からのTwitterも紹介されていて、同時に映像も見ることができた。SNSとの連携が取れており、リスナーの思いに応えていた。」
「地図を見ながらラジオを聴いていたので、一層楽しめた。ラジオとネットは相性がいい事がわかった。」
「想像力を掻き立てるのがラジオの醍醐味。自分としては画像を見るより、音声だけの方がエキサイトする。想像力は補完するものというより、現実を超えるものだと実感した。」
「支援者・矢野さんの話が良かった。阿部さんの深いところをよく理解し、支えてくれている。真摯な言葉で阿部さんを紹介し、本人の人柄も伝わった。」
「全編飽きずに聴くことができた。想像を絶する体験をされている阿部さんの背景に興味を持った。幼少期の様子や、冒険家を目指したきっかけ、親御さんの思いなども知りたくなった。一度きりの人生、やりたいことに賭けている生き方は素晴らしく、結果3回も視聴した。」
「冒険中の阿部さんの心身の変化、空と雪の色しかない南極の景色、日常生活とのギャップ。想像を巡らせながら、味わい深く番組を聴くことができた。」
「マティログさんのインタビューの上手さに感心した。インタビュー中にリスナーが疑問に思いそうなことを先回りして阿部さんに質問し、解説を引き出してくれるので、とてもわかりやすかった。スタジオ3人の呼吸も良くあっていて、自然に話しを引き出していた。」
「阿部さんの話し方は無駄がなく、滑舌も良く、聴きやすかったので番組に集中できた。田村誉主在アナウンサーのナレーションも表現力に富んでいた。」
「白瀬矗の偉業を再認識した。110年前の功績が、現在に至ってもなお周囲にいろいろな影響を与えている。」
「中村萌子さんの挿入歌が番組内容にピッタリで効果抜群だった。阿部さんのドラマチックな生き方ともシンクロしていた。」
「3人のトーク。南極の音声、挿入歌、ナレーションが混然一体となって有機的につながり、オーケストラを聴いているかのような感覚になった。」
「番組を聴いて、冒険家に対する見方が大きく変わった。極限の世界を体験して初めて見えるものがある。冒険家は己の身を犠牲にしてそこへとたどり着き、一般人にもその世界を垣間見せてくれる、尊い仕事だと認識した。阿部さんはその体験をリアリズムに貫かれたシンプルかつ平易な言葉で伝えてくれた。」
「阿部さんは人生論に通じる言葉を多く発していた。冒険家の人生は壮絶だが、普通に生きている人間も、生きることそのものが冒険と同じではないかと感じた。冒険家はそれを圧縮しているだけで、私たちも先のことはわからないのだ。ゴールに到達する、しないということは案冒険家にとって案外二次的なもので、その体験を通じて知らない自分に気づいたり、人生を深く知ることなのかもしれないと思った。」
「阿部さんが再び次の冒険に向かってチャレンジすると宣言していたが、メディアの力で彼を応援する人を一人でも多く増やしてほしいと思う。」
と言った意見が上がりました。

第627回秋田放送番組審議会リポート

第627回番組審議会が、3月28日(月)午後2時より、秋田放送本社会議室で開催されました。
合評番組は『ABS news every.』(2022年1月26日18:15~)。制作担当者として、秋田放送報道部長菅原朗仁が出席、デイリーニュースの中で該当日を選んだ理由として、レギュラー放送では今年に入って個人視聴率・世帯視聴率が最も高かった日であることを説明しました。

委員からは、
「民放で長年視聴率がトップの座に居続けられるのは、キャスターの醸し出す安定感・信頼感が理由のひとつだろう。」
「秋田放送は地域の民間放送として最も歴史が古く、すでに確立されたブランドになっている。視聴者の期待を裏切ることなく、これからも精進してほしい。」
「テロップの文字情報が的確で、ニュースの理解が進みやすい。インタビュー内容や、番組内容を文字情報で上手にまとめている。聴覚障碍者はもちろんの事、我々が見てもテロップが映像とうまくシンクロしていて、わかりやすい。」
「ふるさとアクションで取り上げられていた27歳の起業家に興味を持った。ニュースで1回のみ取り上げて終わるのではなく、HPなどで佐藤さんの連絡先や活動などを視聴者に知られるよう誘導して、直接本人と連絡を取って応援できるような仕組みを作ったらどうか。」
「取材してきたニュースを1回で終わらせず、画面にQRコードを表示するなどして取材の詳しい内容がわかるよう視聴者を誘導したらどうか。アクセス数を調べてみれば視聴者のニーズも見え、同時に次のニュースソース発見や深堀りにつながるのではないか。」
「スポーツニュースのコーナーでは躍動的なBGMを使用し、気分も明るくなる。北都銀行バドミントン部の歴史を振り返っていたのがわかりやすかった。」
「文化財防火デーのニュースでは、この日が昭和24年の同日に起きた奈良法隆寺の火災にちなんでいることがわかり、ミニ知識が盛り込まれていてよかった。」
「積雪情報については、(自分が)雪が多い地域に住んでいるので、もっと回数を多くしてほしいと思った。」
「今はインターネットのニュースを目にする機会も多いが、ネットニュースでは得られない地域の情報もたくさんあるので、頼りにしている。」
「トップニュースがコロナウイルス感染情報だった。感染施設や個人名などが特定されない匿名報道が当たり前になっているのは時代の流れだ。反面、伏せることにより他の施設や学校・団体などに疑いが向けられる可能性も否定できない。事実を伏せることへの功罪を考えさせられる。」
「新型コロナウイルスのニュースを冒頭で放送していたが、感染者数の発表だけだった。医療のひっ迫の状況や、重症化率など、感染者数の陰に隠れた副次的・多重的な報道も望む。」
「冒頭のコロナウイルスのニュースで、アナウンサー読み上げる人数とテロップで表示されている人数がアンマッチだった。ニュース終盤で再度コロナウイルス感染者数をアナウンスしたときは、キャスターが人数をテロップと同じ人数で読んでいた。最初のコメントに読み間違えがあったとすれば、視聴者が混乱しないよう、放送の中で訂正したら親切だと思う。」
「ほかにも『会合』とテロップ表示されているのに、キャスターは『会議』と読んでいた。音声と文字は揃えてほしい。」
「細かいところに信頼性が宿る。小さなミスというのは、大きな影響を及ぼすわけではないが、印象として全体の信頼性が低下する。小さなミスを軽くとらえず、正確さを心掛けて報道してほしい。」
「北秋田市の元工場倒壊のニュースで、370平方メートルが倒壊していたと報じられていたが、工場全体の広さを示していないため、全体から見た倒壊の規模がわからない。」
「途中でネットされる日本テレビの『きょうコレ』を視聴していたら、女性アナウンサーの日本語の区切り方に違和感を持った。こういう間違いは事前に防ぐ体制は取られていないのか」
「長年の三冠は、安定感・誠実さが視聴者に受け入れられている証拠。また、ABSニュースは通常の報道に留まらず、一歩踏み込んだ姿勢を感じるところも多い。若者が起業するニュースでも、そこのみに留まらず、併せて高齢者が元気になることが秋田の活性化につながるという描き方が良かった。」
といった意見が寄せられました。