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2021年10月10日

にこっと秋田の八代美千子さん!お会いするだけで、みんなが癒されちゃいますよ😊

10月10日のゲストは、心の花・東海林大心社長のご紹介でNPO法人にこっと秋田(多機能型重症児者デイサービス・にのに)代表の八代美千子(やしろみちこ)さん48歳。

八代美千子さん

八代さんは、看護師歴25年のうち18年、障がい児者の看護をしてきました。重度の障がいを持つお子さんを在宅で介護されているお母さんたちがとても疲れている様子を見て、何か自分に出来ることはないか?と思っていたそうです。
そんな中、全国重症児者デイサービスネットワーク理事長・名古屋の鈴木由夫さんから「秋田は重症児者デイサービスの空白域だぞ!なければ創ればいい!」と声をかけられて決心し、2018年10月、秋田市御野場に「多機能型重症児者デイサービス・にのに」をオープンさせました。

八代美千子さん

八代さんは、重症児者のことを「めんこさん」と呼んでいます。お顔はもちろん、何度もした手術の跡やつらい治療に耐えた闘いの跡も含め、全てがめんこくって、今度は何をしてこの子たちと遊ぼうか?って、自分たちも一緒に楽しんでいるのだそうです。(こんな風に思えるなんて、只々すごい!・・と)めんこさんの一人たっちゃんとは、一緒にカラオケにも出かけたそうですよ!

八代美千子さん
(写真:めんこさんたちの活動の様子)

八代さんから皆さんへのお願いです。お出かけしている時に「めんこさん」たちに出会ったら声をかけてほしい!そうです。車椅子に乗っていたり、人工呼吸器をつけていたり、見たことないものを装着していますが、どんどん声をかけてほしいということです。興味を持ってもらうことは、嬉しいことなんだそうですよ。地域全体で助け合って、思いやって、大きな家族になれば一人で悩むことも減っていくのではないかと。

八代美千子さん

「にのに」のテーマは「大きな家族になろう!」です。八代さんは看護師の資格を持っていますがスタッフ17人も、看護師・保育士・介護福祉士・事務などの同じ気持ちをもった専門家が揃っています。介護している方で、不安だらけで食欲がない・眠れない・経済的な心配・・・など何でも相談にのってもらえます。
多機能型重症児者デイサービス「にのに」の電話番号は、018-838-6125です。
「めんこさん」の話がでるとその度に八代さんのお顔は、満面の笑み!常に優しい気持ちを大事にしている大心社長も、八代さんとお話している間、ずーっとニコニコ顔でしたよ。というMichikoも、ずーっと幸せな時間を過ごすことができました。

2021年10月3日

アテネパラリンピック金メダリスト高橋勇市選手

三菱商事株式会社所属のアテネパラリンピック金メダリスト(全盲の陸上選手)高橋勇市選手の原点は、故郷・横手にあったのです。
10月3日のゲストは、三菱商事株式会社所属2004年アテネパラリンピック・マラソン(視覚障害)の金メダリストであり、横手市スポーツ親善大使でもいらっしゃる髙橋勇市(たかはし ゆういち)選手56歳です。まずは、現在の勇市選手のお顔と伴走をしてくれている奥様と一緒にランニングしている写真をご覧ください。
奥様へのプロポーズの言葉は、「人生の伴走もしてくれませんか?」ですって!

髙橋勇市

髙橋勇市

髙橋勇市選手は、1965年6月12日に横手市で誕生しました。黒川小学校3年生の時、小学校創立100周年記念で当時の校長先生が校庭に1周およそ1キロのランニングコースを作ってくれ、当時走るのが嫌いだった勇市少年でしたが毎日、休み時間に走って6年生の時に運動会で1等賞。生まれて初めて優勝したことと、ランニングコースを走り続けたことで「継続は力なり」と、校長先生がとても褒めてくれたことが自信となり、中学校では陸上部で活躍。勇市選手は、小・中学時代の経験が今の自分を作っているとおっしゃっています。

勇市さんは、農家の長男だったこともあり、大曲農業高校に進学。横手から大曲まで片道およそ15キロの道を毎日、自転車で通学していたそうです。これには、本当に驚きました。
しかし、だんだん視力が悪くなってきたのを感じていたそうですが、ご両親には心配をかけたくないと内緒にしていたそうです。2年生の時に、保健の先生が眼科医に診てもらった方がいいと進めてくれ、両親といっしょに病院に・・・。その時診断されたのが、「白点状網膜症。二十歳の頃には失明するでしょう。」と告げられ大ショック。現実から逃げ出したいと思ったそうです。その後は、盲学校でマッサージの免許・資格をとり仕事をするようになりました。

30代になり仕事をしている時にラジオで「アトランタパラリンピックで日本人選手がマラソンで金メダルをとった」というニュースを聴き、同時に小学校の時に走っていた自分の姿が頭に浮かび、6年生の時に1等賞とったときの感動をもう一度味わってみたい。目の見えない人同士の大会だったら、もしかしたら頑張ればできるかもしれない!と思い、35歳のときから練習をはじめたのだそうです。
2004年アテネパラリンピックの金メダルだけではなく、国際盲人マラソンかすみがうら大会では当時の世界最高記録で優勝、2006年世界陸上競技選手権オランダ大会金メダルなど、ここに書ききれないほどのメダルを受賞しています。2018年頃からはトライアスロンにも挑戦。金メダルも受賞しています。勇市選手の挑戦はまだまだ続いています。パリパラリンピックに向けて頑張っています。今度はどんな競技に挑戦するのか・・・楽しみです。

リクエスト曲は、10歳の時に初めて買ってもらったドーナツ盤のレコード。桜田淳子の「揺れてる私」でした。今も大事に持っているそうです。今度、帰った時にはお母さんの手作り料理を食べたいそうです。(納豆汁・ぎばさ・ぼだっこ・だだみ)ぜーんぶ秋田の味ですね。
子ども時代、Michikoが担当していた「サンデー電話リクエスト曲」を聴いていてくれた勇市選手。ますますキラキラ輝いている勇市選手。あまりにも大きく立派に成長して、人生の伴走者もでき幸せそうで嬉しくって興奮気味のMichikoでした。新型コロナがもう少し落ち着いたら、三菱商事株式会社所属の高橋勇市選手の講演のイベント、秋田県内でも企画してほしいなあ・・・みんながきっと元気になると思うのです。

2021年9月26日

朝鮮半島を中心に東アジア地域の近現代文化について研究している畑山康幸さん

畑山康幸

9月26日のゲストは、新屋温泉の高橋大和社長からのご紹介で、朝鮮半島を中心に東アジア地域の近現代文化について研究、評論活動をしている畑山康幸(はたやまやすゆき)さん72歳においで頂きました。畑山さんは、36年前NHKが初めて北朝鮮の平壌(ピョンヤン)から衛星中継した時、リポートした方です。秋田市土崎のご出身で、大和社長の高校時代の同級生です。中学生の頃から、ラジオで聞いた朝鮮語や音楽に興味を持っていたことは3年前にお話を伺っていました。72歳になった今、畑山さんはどんな研究をされているのか気になっていました。

畑山康幸

この日はスタジオに勝平得之(かつひらとくし)の版画「いろり」を持って来てくださいました。勝平得之が亡くなってからちょうど50年にあたる今年、故郷・秋田を愛する畑山さんは勝平得之の研究をしていたのです。
勝平得之(1904-1971)は、秋田で生まれ生涯を秋田で過ごした木版画家です。作品のテーマも、ほとんど当時の秋田の人たちの日常生活や伝統行事などでした。勝平得之が友人などに送った手紙を集めて、その内容から勝平得之がどんな思いで版画を創作していたのか分析し論文や本にするとのこと。手紙はすでに50通以上見つけたそうですよ。その内容から「勝平得之は秋田を非常に愛していて、誠実で生真面目な生き方をしていた方のようだ。」と・・まだまだ研究は続いています。

畑山康幸

秋田生まれのMichikoは、とても興味深い嬉しいお話を沢山お聞きしました。畑山さんは、朝鮮半島を中心に東アジアの文化、歴史、政治問題など幅広い知識をお持ちですので、今度は私が好きな音楽についてもお聞きしたいと思います。NHK在職中には、番組で北朝鮮のヒット曲を特集したこともあるそうです。李香蘭の歌など流しながら、いろいろなことをお聞きしたいと思っています。楽しみだわ・・・・・!

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