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2021年6月30日

なまはげのお面を作る県内唯一の彫師・石川千秋さん

6月27日は新屋温泉の高橋大和社長のご紹介で、国指定重要無形民俗文化財・男鹿のナマハゲのお面を作り続けている彫師・石川千秋(いしかわせんしゅう)さん(66歳)においで頂きました。

石川千秋さん

現在、ナマハゲの彫師として活動しているのは、世界で一人だけ。初代のお父様 石川泰行さんの後を継ぎ、観光用やなまはげ太鼓のお面を作っている方です。なまはげ館で実演をご覧になった方もいらっしゃると思います。ご覧のように、石川さんの作るお面は全体のバランスが取れていて、とても綺麗で怖いお面です。(髪の毛は馬の毛を使っているそうです) 

石川千秋さん

お父さんの後ろ姿を見て育った千秋さん。幼い頃から、大きくなったらナマハゲのお面を作りたいと思っていたそうですが、実際やってみるとやればやるほど難しくて奥が深い仕事。
まだまだ勉強する事があり、気の抜けない仕事だとおっしゃっています。チェンソーを使い秋田の銘木・霧の切り出しから行い、生木のうちに「のみ」や「ドリル」などを使い細かな部分まで丁寧に作っています。(色塗りは、奥様が担当という事です。)

石川千秋さん

お仕事中は常に集中している石川さんですが、プライベートではカラオケが大好き。昨年の12月にはCDをリリースしています。「面彫師一代 (ほりしいちだい)」は、男鹿市観光協会推薦になっていて迫力ある雄たけびから入る曲です。男鹿のなまはげ「まつり唄」は、まるで石川さんの人生を語っているような心に響く曲です。声に年輪が伝わってきます。2018年、寒風山まつりで歌っているところを、演歌歌手 北山たけしさんの北島事務所の方から声をかけられ実現したのだそうです。

石川千秋さん

いま、石川さんがやってみたい事は、ステージで大和社長と共演することだそうです。高橋大和さんの「竿燈まつり」と石川千秋さんの「男鹿のなまはげまつり唄」の共演です。これは絶対に実現できそうですね。なまはげのお面を被って登場する石川さんの雄たけびと、大和さんのジョヤサー。想像するだけで楽しいステージになりそうです。おもしろそうですね!

2021年6月20日

「アキタカラ!」という会社を立ち上げた地下アイドル 楠井まりかさん

6月20日のゲストは、秋田のアイドル楠井まりかさん。本名は、門馬皆実(もんまみなみ)さん(22歳)。ゲスト出演は3回目です。

楠井まりかさん

秋田市保戸野にあるパンとコーヒー、それにカレーがおいしくってMichikoのお気に入りのお店「美豆木(みずき)」でアルバイトをしている皆実さんに何だかオーラを感じ、声をかけたのがきっかけでゲスト出演をお願いしたのです。
当時は、秋田大学教育文化学部特別支援教育コースで学んでいる学生でした。教師になりたくて秋田大学に入ったけれど、特別支援教育の研究者になりたくなってきた。勉強するうちに段々、大学に残って大学院に進みたい気持ちもあると言っていたのが印象に残ってました。

楠井まりかさん

それからしばらくして皆実さんから連絡を受け、聞くと今度は
「私、アイドルになりました!CDも出すんです!」
って…。へぇ~それってどういう事?勉強はどうなっているの?本人から聞きたくなり、2回目の出演をお願いしました。
大学の勉強は引き続き一生懸命学び、施設などへの実習などもきちんと続けながらのアイドル活動でした。ひと安心したところで、今度は在学中に会社を立ち上げたことを聞き、3度目の出演をお願いしたのです。
Michikoの結論。彼女は小さい頃からの夢を、同時にいま実現しているのだという事。中学生の頃から歌手になりたかったこと。秋田大学で特別支援教育を学びたかったこと。今は、秋田が大好きになって、大学卒業後も秋田に住み続け、秋田から全国に発信できるように会社名を「アキタカラ!」にしたのです。

楠井まりかさん

秋田に来て秋田の人たちに優しく支えられて、秋田が大好きになったという皆実さん。大好きな秋田の人たちに恩返しをしたいという皆実さん。会社の内容については、インターネットで検索してご覧ください。
とにかく、皆実さんの頭の中には今もたくさんのやりたい事が詰まっています。好奇心旺盛です。秋田大学を卒業したばかりで、まだ22歳! 若いっていいなぁ…。秋田が大好きになってくれたことが何より嬉しかったです。また何か新しいことを始めた時には、4回目の出演をお願いすることになると思います。驚かされる事がいっぱいで、頭の中が少しパニック気味のMichikoでした。

楠井まりかさん

2021年6月13日

子育て応援『ぬく森』の活動をご紹介

6月13日のゲストは心の花の東海林大心社長のご紹介で、着物アレンジ和~夢(わ~む)の中のボランティアチーム「ぬく森」から、高橋久子さん(73歳)と田中カツ子さん(72歳)においで頂きました。高橋さんと田中さんはもちろん、着物をアレンジした洋服でお見えになりました。大心社長はすぐに気がついていましたよ。(良くお似合いです。)

高橋久子さんと田中カツ子さん

秋田市中通にある子育て支援グループでお手伝いしていた和~夢のメンバー。そこで感じたのは、ここの地域は秋田に移住してきたお母さんたちが多いことに気がつき、何かお手伝い出来ないかと誕生したのが「ぬく森」です。特に転勤族の方たちは、自分の両親や友人もいない中、不安になることが多いのではないかと、秋田での暮らしのアドバイスや、「和」のものを使いながら子どもたちと遊んでいるそうです。

高橋久子さんと田中カツ子さん

今までで一番印象に残った活動を挙げてもらったところ、成長が緩やかな子どもたちの学習や生活のサポートをしている「LIBEID(リベード)」という施設を立ち上げた山田綾子さんから依頼されたときの体験だそうです。身体の不自由な子供さんへ七五三の着物を工夫して作り、着付けを手伝って神社へお参りを済ませた後 施設に帰って着物を脱がせ終わった際、言葉が話せないその子が… 「ぬく森」メンバーの手を取って丁寧に二度もお辞儀してくれて感激で心が震えたそうです。

高橋久子さんと田中カツ子さん

高橋久子さんと田中カツ子さん

この日お二人とおしゃべりして、親から教わった様々なことを今、若い世代に受け継いでいけば、まだまだシニア世代は喜ばれる存在で役に立つことがいっぱいあるんだと改めて感じました。今、高橋さんも田中さんも子育てが終わりご主人と二人暮らしです。お二人には、家庭のことも仕事のこともしっかりと生きてきた逞しさを感じました。

高橋久子さんと田中カツ子さん

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