3月24日のゲストは、県スポーツ科学センターでメンタルトレーニングアドバイザーとして活躍された小倉晃輔さんでした。


ちなみに、廣田と同い歳!
ちなみにちなみに小倉さん、東京五輪招致を応援しています!

昨今、日本中を取り巻く話題になっている「体罰」。
今回の「日スポ」では『スポーツと指導』をテーマにお送りしました。
メンタルトレーニングアドバイザーとして、選手のやる気をアップさせる指導法について教えてもらいました。
放送で出てきた話は、なにも「スポーツの世界」だけにあてはまるものではありません。
春、新入社員が入ってきて、新たに指導する立場になる人も多いことでしょう。
人に何かを教えるというのは簡単ではありません。
個人的にも日々そう感じています(笑)
今回放送でご紹介したアンケートが
「コーチがパーフェクトを求めることに対する質問」。
17ある質問項目の一部をここでもご紹介します。
「選手がミスをしたら怒る」
「選手がミスをしたら叱る」
「選手がミスをしたらアドバイスをする」
「選手がミスをしても、チャレンジしたことをほめる」
「選手がミスをしても何もしない」
「選手がミスをしたら、なぜミスをしたか聞く」
これらはイエスかノーで答える質問です。
やはり「怒る」と「叱る」には違いがあると思います。
「愛情の裏返し」なんていう表現もありますが、
これも指導される側がどのように捉えるかで話は変わってくるのかもしれません。
上記のアンケートの質問項目の中に
「コーチが怒らないで、うまく指導をするには何が必要ですか?」という質問がありまして、
2013年春から入社3年目、まだまだ指導される機会も多い幸坂ANは、
「信頼関係」と即答していました。
指導される立場からの発言。
指導する側として、心に刻みます(笑)
そのほか放送でご紹介できませんでしたが、
小倉さんからいただいた資料の中に
「今まで指導を受けて『最高だった』コーチやコーチング」と、
「今まで指導を受けて『最悪だった』コーチやコーチング」という
選手からの回答を集めた一覧リストがありました。
許可をいただき、こちらにも一部掲載します。
『最高だった』コーチやコーチング
- ほめてくれる
- 一人一人を見てくれている
- 意欲が引き出される
- 選手に考えさせるアドバイスをする
- 筋が通っている
- 答えでなく、ヒントをくれる
- 「この練習が全国につながる」と鼓舞する
- 目先の目標だけでなく、将来のことまで考えたコーチング
- 怒る前に理由を聞いてくれる
などなど100項目ぐらいあります。
一方、『最悪だった』コーチやコーチング
- すぐ怒る物を投げる人を馬鹿にする
- 水を取らせてくれない
- 常にやらされている感じの練習
- 上から目線
- 選手の意見を聞かない
- できないとすぐ怒る
- 練習中にタバコを吸う
- 結果しか評価しない
- 口だけの指導
- 恐怖心を植え付ける指導
などなど、こちらも100項目ぐらいあります。
その指導は、どのベクトルを向いているのか。
そして、チーム全員のベクトルが、同じ方向を向いているのか。
そこにブレがなければ、間違った指導は起きないのではないでしょうか!?
そういえば、「冷静と情熱のあいだ」という小説・映画がありました。
これは恋愛映画だったと思いますが、
今一度「指導」という観点からも大切にしたい言葉だなと感じました。
何事も「バランス」って大切。。。