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2021年4月5日

コロナ禍でも吹奏楽団の活動で元気を保っている大学生の佐々木勇憲さん

4月4日のゲストは、秋田大学吹奏楽団・前団長、秋田大学理工学部4年の佐々木勇憲さん(21才)。雰囲気は、シンガーソングライターの森山直太朗さんや石原軍団の俳優さん(ちょっと古いですが(笑))。一言でイケメンの爽やかな方でした。

佐々木勇憲さん

佐々木さんは、高校まで吹奏楽部の経験は無く、ピアノを独学でちょっと弾いてみた程度とのこと。ただ、音楽が大好きで、中学生の頃から吹奏楽をやってみたい!!という思いはあったそうです。部員約60人中、佐々木さん一人だけが未経験者だったそうです。大きい金管楽器で低い音の出るチューバは、初心者でも比較的吹きやすい楽器であることを知り、自分の担当する楽器は、このチューバが良いと自分自身で選びました。先輩たちの優しい指導もたくさんいただきましたが、経験のある人たちに追いつくために一人でも猛練習をし、やっと、みんなと合奏出来るようになったそうです。きっと真面目で一生懸命努力する姿が認められたのでしょう。そして、いつの間にか、未経験者が団長に!

収録

コロナ禍で、みんな揃って練習ができないことなど色々あった中、工夫してコンサートを2回出来たことが、団長として、うれしかったことだそうです。人数制限や消毒・検温などして、昨年末に行った定期演奏会と、40回目となる「サウンドスケッチ」という演奏会で、とても元気で人懐っこく明るい仁賀保中学校の生徒たちと合同演奏会できたことが、とても楽しい出来事だそうです。佐々木さんは、合同演奏会で、嵐の「Love so sweet」の演奏に合わせてダンスをし、とても受けたそうですよ。初めての経験もたくさんしました。

2ショット

大学卒業後は、できれば音楽ホールなど、音楽の聴ける環境の仕事がしたい!と思っています。佐々木さんは、心から吹奏楽団に入ったことを喜んでいます。大学の新1年生たちに、自分の好きなこと、やってみたいことは、どんどんチャレンジしてほしい!とおっしゃっています。Michikoも何かをスタートするには年齢制限など気にしなくていいんだよ!って、佐々木さんに言われている気がして、元気をいただきました。久々にお若い方をゲストにお迎えしたのですが、言葉の使い方も丁寧で、学ぶことがたくさんありました。

2021年3月31日

山に生かされている!とおっしゃる、打当マタギの鈴木英雄さん!

3月28日は、秋田市・新屋温泉の高橋大和社長からのご紹介で、北秋田市阿仁の打当マタギのシカリ(頭領)、鈴木英雄さん(73才)に電話でお話を伺いました。収録した3月22日は、阿仁の打当地区には、まだ雪がいっぱいで、まだまだ春は遠い様子でしたが、「マタギに憧れ、若い人たちが移住している。」という、うれしい報告がありました。

鈴木さんと大和さん

鈴木さんは、9代目のマタギだそうです。特に意識したことはなく、日常生活そのままの中にマタギがあったということです。「マタギの跡継ぎ・後継者は、なかなかいない!」っといった先入観があったせいか、特に驚き、うれしく思いました。マタギ希望者3人は、広島・徳島・大阪などから大学卒業後に移住して来たのだそうです。

収録風景

鈴木さんは最初、「なんで、高学歴の若い人が、こんな不便な所に来たんだ?」と思ったそうですが、まずは生活できるように仕事をしっかりしてからと指導し、農業などそれぞれが、基本の仕事をして生活を安定させ、頑張っているようです。今では自分の息子だと思って、ご自分が実際におじいさんから教わった時のように指導しているようです。

収録風景

鈴木さんは、“山の神”に手を合わせ感謝してから山に入っているそうです。「山の案内人」もしている鈴木さん。こんな方にだったら、連れて行ってもらい、山の魅力をたくさん教えていただきたいなあ!って思いました。もしかしたら、熊たちも、鈴木さんのこと、尊敬しているのかも?…そんな気がします。

2021年3月21日

秋田市出身の漫画家・倉田よしみさんは、海外でも活躍する“すごーい人”になっていました。

3月21日のゲストは、漫画家の倉田よしみさん(66才)。倉田さんは、秋田市土崎に生まれ育ち、高校時代に偶然見つけた、漫画家・ちばてつやさん(代表作「あしたのジョー」ほか)のアシスタント募集のお知らせを見つけて応募し、高校卒業と同時に上京、5年半、アシスタントを勤めたあと、漫画家デビューを果たしました。少年時代、「漫画の世界もいいな!」と漠然と思っていたそうです。

倉田よしみさん

味いちもんめ~継ぎ味

倉田さんの代表作、「味いちもんめ」の影響を受けて、板前さんなどの料理人になった方が全国に沢山いらっしゃいます。Michikoが初めて倉田さんを知ったのは、約40年前。土崎の友人から紹介され、デビューしたばかりの倉田さんにインタビューさせていただいてからのお付き合いです。久しぶりにお会いした倉田さんは、トレーナーにジーンズと赤い靴で、昭和29年生まれ、だなんて思えない程、若々しいお姿でした。

収録

倉田さんは今、漫画家のほかにアメリカやヨーロッパ、そして主にアジア圏(中国、台湾、マレーシア、モンゴル)などで、日本の漫画文化を普及させるために、“ジャパニーズ・マンガアーティスト”として紹介され、漫画の描き方を指導したり、マンガ大賞の審査員や大学で教授を務め、コロナ渦までは、世界を飛び回り活躍していました。

今回、Michikoが一番うれしかったのは、倉田さんが30年前に東京から秋田市に住民票を移し、生まれ育った大好きな秋田にいつでも帰って来られるようにと、アトリエもすでに作っていたことです。そのアトリエで子どもたちを相手に「漫画教室」を開くための準備をするため、秋田にしょっちゅう帰っているとのことです。

収録

そういえば、倉田さんの作品は、秋田県内あちこちで、いろんな形で見かけます。秋田市通町の看板や土崎の「KⅠTASKA」、土崎みなと歴史伝承館。こちらは、秋田市仲小路商店街にある食器のさかいだの2階にあるティ―ルーム陶にも四角い真っ白な大皿に、倉田さんのサインと漫画が描かれていました。

陶

陶

今は、土崎空襲のことを伝える絵本の制作に取り掛かっているそうです。秋田のために、沢山貢献している倉田よしみさん。日本を代表する漫画家なのに、偉ぶることもなく、純粋に秋田を愛している方なんだなあ、って思いました。番組収録の後も、秋田の街をもっと盛り上げたい!と熱いおしゃべりは、延々と続きました。Michikoからのお勧めの本は「青山君の夏休み」。秋田の方だったら、1冊あると勉強になりますよ。

青山くんの夏休み

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