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2013年6月10日

2013年6月10日(月)

賀内です。

いま秋田に海上自衛隊東京音楽隊がやってきて、コンサートツアーの真っ最中です。
そこでゲストに、その音楽隊のヴォーカリスト(歌手)、三宅由香莉さんをお招きしました。
このかた「美人すぎる自衛隊員」としてテレビにも取り上げられた話題の音楽隊員で、白い制服姿でスタジオを訪れ、インタビューに答えてくれました。


岡山出身の三宅さんは、子どもの頃から歌うのが好きで、大学でも声楽を専攻しました。
音域は、いちばん高い声のソプラノです。
自衛隊の音楽隊で歌手を採用すると聞き応募、日本の自衛隊音楽隊史上初めての、楽隊専属歌手が誕生したのです。
音楽隊というと、パレードの行進や式典のファンファーレなど、勇ましい音楽を思い浮かべますが、東京音楽隊の河邊一彦隊長が作曲した「高千穂」「嵯峨野」などの曲は、三宅さんの歌を取り入れたもので、繊細にして優美、壮麗で豪華、まるで歌声がキラキラと輝きながら天から舞い降りてくるような感じです。一度聞くと忘れられません。

東日本大震災のときは、自衛隊は人命救助や被災地支援を全力で進めましたが、東京音楽隊は音楽で被災者を励まそうと、慰問演奏をしました。
体育館や自衛隊の宿泊施設もいっぱいなので、東京から日帰りでの演奏。
「負けないで」などのメロディに、被災者の方々も感激したそうです。

海上自衛隊には、遠洋航海という仕事があります。
三宅さんはまだ経験していませんが、今後、音楽隊員として遠洋航海に出て、世界各地で演奏したい、という希望を語ってくれました。
東京音楽隊の演奏が、三宅さんの歌が、これから世界中に響くんですね。
「7つの海」とか「音の架け橋」とか「前途洋洋」とか(海上だもんね)、いろんな単語が頭に浮かんだのでした。
これからもすばらしい演奏が響き渡りますように!

2013年5月31日

2013年5月31日(金)

賀内です。

1987年に入社してから26年、ずっと秋田放送の電波に声を乗せてまいりましたが、今週はアナウンサー人生で初めて、エフエム秋田NHK秋田のスタジオに入って出演する、という経験をしました。

日本海中部地震から30年、秋田放送を含めたラジオ3局が「災害とラジオ」をテーマに、お互いの局のスタジオから放送しあうという企画です。

5/29(水)、午後2時からはエフエム秋田で、村井絵美アナのインタビューにこたえて。
午後7時45分からはNHK秋田のスタジオから阿部悌アナの進行で、村井アナ、私の3人で放送しました。

左から、村井アナ、私、阿部アナです。
これ、放送5分前に撮った写真ですが、同業者同士ですから打合せも実になめらかに進行、本番を迎えました。

日本海中部地震の時ABSラジオは、発生直後から午後11時まで、CM抜きで特番を放送しました。
震度や津波、被害のニュースはもちろんですが、この時すでに「○○のお店は地震でいったん閉店しましたが、食品売場だけ午後4時から開けます」とか「○○幼稚園の園児は全員無事」といった、地域に密着した情報を伝えていました。

また、翌週のワイド番組「サンサンモーニング」では「電話質問箱」と題して、自治体などの関係者をスタジオに招き、破損した家財のことや、被災者の税金減免についてといった生活相談のコーナーも設けて放送したのです。

ラジオは常に、生活のそばにあります。

停電の時も、外にいても、スイッチを入れるというワン・アクションだけで、ずっと情報を聞ける便利な機械です。
でも懐中電灯のように、「地震の時だけ」「停電の時だけ」スイッチが入るのではなく、いつも身近なラジオであり続けなければ...
「いつも聞いていたい」と思われる、魅力あるラジオにするために、私どもの姿勢も常に問われていると、思い返した一日でした。

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