ニュース
テレビ
ラジオ
イベント・映画
アナウンサー
番組表
動画配信
ブログ
ABSあぷり
SNS
2013年5月27日

2013年5月27日(月)

賀内です。

きょうの「あさ採りワイド」は、高校野球・春の県大会の3位決定戦の模様を、幸坂ANの球場リポートでお送りしました。
女性ANの野球実況は、わが社では初...だと思います。(他局でもあまりありません)
実況は、やや危なっかしいところもありましたが、スポーツ愛全開でリポートする幸坂ANを、どうか応援してやってください。

午後の決勝は本荘と、能代松陽の試合。
能代商業出身だという「タマちゃん」からは、松陽の校名になって初の全県優勝なるか楽しみ、というFAXをいただきました。
(午後の決勝で松陽は優勝しました。さぞ、お喜びだったことでしょう)

ところで、タマちゃんのFAXは、別のことが本題だったのです。
「昨日は母を連れて、津波で亡くなった父の慰霊祭で能代浜へ。私の中での父はいつも私より若いあの時のまま」
30年前、家族を残したまま津波の犠牲になったお父さん。能代浜ということは、ひょっとしたら作業中にさらわれた方々のおひとりだったのでしょうか。

30年で1世代と言います。東日本大震災も、28年後には「あれから30年」となります。
親から子へ、知っている世代から若い世代へ、災害を語り継いでいくことの大切さを、私たちは知りました。
「防災」を大きなテーマに、これからも伝え続けます。

2013年5月20日

2013年5月20日(月)

賀内です。

1983年5月26日の日本海中部地震から30年、今週は「シリーズ防災」と題して、災害への対応を特集してお送りしています。

お聞きの皆さんからも、体験談が寄せられました。
「札幌での修学旅行中に揺れた」という「鍋の時は主夫」さん、列車で帰るはずが線路の損傷でバスに振り替えとなり、秋田のことが心配で、落ち着かない車内...。
「津波で亡くなった父の三十回忌を去年しました」というかたもいました。お昼の食卓に向かおうとした時に大きな揺れ。寝ていた1歳のお子さんを抱きかかえて揺れが治まるのを待った、という生々しいエピソードです。
その時のお子さんが、今は当時のご自分と同じように子育てをしているとのこと。そう、30年といえば一世代ですものね。

月日がたっても「あのときは、秋田はこうだったんだよ、お父さんやお母さんはこうやってあんたを守ったんだよ」というように、機会あるごとに話して伝えて、対策を考えていくことが、記憶の風化を防ぎます。
それで守れる命や財産が、きっとあります。
そのような気持ちで、今週は「シリーズ防災」をお送りしていきます。

掲載されている記事・写真等すべての無断転載を禁じます。Copyright © Akita Broadcasting System. All Rights Reserved