賀内です。

「篠山紀信展・写真力」は、あさって8/25（日）まで、県立美術館で開かれています。
俳優、歌手、スポーツ選手、などなど、半世紀に及ぶ撮影歴から厳選されたポートレートが展示されています。
きょうのあさ採りワイドは、連動企画として、「紀信展でモデルになった歌手特集」をお送りしました。

・ハッピークリスマス（ジョン・レノン＆オノ・ヨーコ）
・川の流れのように（美空ひばり）
・高校三年生（舟木一夫）
・恋するフォーチュンクッキー（AKB48）
・イミテーション・ゴールド（山口百恵）
・CAN YOU CELEBRATE?（安室奈美恵）
・ペッパー警部（ピンク・レディー）
・teardrop（後藤久美子）

会場に入ると、その写真の大きさにまず圧倒されますが、それぞれの歌手の表情が、さまざまです。
美空ひばりは、仏壇の前に座って、落ち着いた笑顔を向けています。
舟木一夫は40年も前に撮影された白黒写真ですが、学生服に端正な七三分け、強調された光と影が印象深い1枚です。
AKB48は、いわば集合写真ですが、みんなが「私を見て、見て」という感じで元気いっぱい、いま好調のアーティスト特有の「上昇気流」とでもいうべき熱気が伝わってきます。

...と、こんな感じに、一作一作見るごとに、いろいろな感想が浮かんできます。
偉大な写真家と、旬の歌手。オーラのぶつかり合いの結晶が、1枚の写真です。

会期は残りわずかです。お見逃しなく。

賀内です。

元かぐや姫の山田パンダさん、昨日の森岳温泉での特別番組に出演することから電話インタビューしたことは、8/12の「放送日記」でご紹介した通りですが、昨日は期せずしてもう一人、南こうせつさんも秋田にコンサートで来ていたのです。

「秋田のコスモス」さんは「客席はみんな立ちあがってました」と、コンサートの様子を伝えてくれました。
「神田川」とか「赤ちょうちん」とか、名曲の数々を歌ったんでしょうねえ。
「秋田のコスモス」さんは「昔、東京に住んでいた時、神田川を見に行ったことを思い出し、胸キュンになりました」と、思い出を語ってくれました。
「窓の下には神田川」というフレーズが、当時のヤング（古い）の心をとらえていたのです。

さだまさしの「檸檬」という歌があります。
「食べかけの檸檬、聖橋から放る」という一節があって、聖橋というのは東京の御茶ノ水駅近くにかかっている橋ですが、私も、東京に住んでいた頃、聖橋の実物を見たいと、それだけのために電車に乗って御茶ノ水に行ったことがあります。
フォーク、ニューミュージック世代の、ささやかな思い出です。