2013年5月20日
2013年5月20日(月)
賀内です。
1983年5月26日の日本海中部地震から30年、今週は「シリーズ防災」と題して、災害への対応を特集してお送りしています。
お聞きの皆さんからも、体験談が寄せられました。
「札幌での修学旅行中に揺れた」という「鍋の時は主夫」さん、列車で帰るはずが線路の損傷でバスに振り替えとなり、秋田のことが心配で、落ち着かない車内...。
「津波で亡くなった父の三十回忌を去年しました」というかたもいました。お昼の食卓に向かおうとした時に大きな揺れ。寝ていた1歳のお子さんを抱きかかえて揺れが治まるのを待った、という生々しいエピソードです。
その時のお子さんが、今は当時のご自分と同じように子育てをしているとのこと。そう、30年といえば一世代ですものね。
月日がたっても「あのときは、秋田はこうだったんだよ、お父さんやお母さんはこうやってあんたを守ったんだよ」というように、機会あるごとに話して伝えて、対策を考えていくことが、記憶の風化を防ぎます。
それで守れる命や財産が、きっとあります。
そのような気持ちで、今週は「シリーズ防災」をお送りしていきます。