2013年4月8日(月)
賀内です。
きょうはスペシャルパーソナリティーとしてスタジオに入った、歌手の山内惠介さんとお送りしました。
悪天候で北海道から飛行機が飛ばず、青函トンネルをくぐって列車できのう能代入り、
能代で1時間で13曲という濃いステージをこなし、きょうは秋田放送です。
「能代、よかったです」「東京でコンサート見ました」「今度浅草へ行きます」などなど、次から次へとファンの方々からメッセージが届きました。
「あさ採りワイド」で放送中に流れているジングル「秋田の朝は、あさ採りワイド~、あきた~び~ん」は、山内さんの歌声ですから、実は山内さん、「あさ採り」に毎日出演しているともいえるのです。
その後、4/28に行われる「ひとり会」のPRに訪れた桂三若さんと三人でお送りしました。
三若さんに限らず、桂文枝門下の噺家さんは、弟子入りするとみんな、あの「いらっしゃ~い」をやらされるのだそうです。
これ、冗談じゃなくてホントだそうで。
「いらっしゃ~い」をやるんだったら、新婚さんが出てくるあの番組で文枝さんが披露する、椅子ごとでんぐり返るアレも修行するのかと思ったら、それはやらないんだそうです。なんか残念だなあ。
ところで。
古典落語は、師匠について真似するところから始まりますが、あんまり真似っこになってもいけないので、だんだんと本人の個性がついてくるもんだとか。
山内さんは、師の水森英夫さんがかつて歌った「たった二年と二か月で」をカバーしたのですが、それもまた、真似っこになっても、かけ離れてもいけない。落語と演歌、似ているところがあります。
でも、師の水森さんは「惠介がこれを歌い継ぐんだなあ」と言って下さったとのこと。
これ、最高の褒め言葉ではないでしょうか。
山内さんが感心していたのが、三若さんの張りのある声でした。聞けば「いらっしゃ~い」をやるとき、頭のてっぺんから声を出すように教わるとのこと。寄席の隅々まで響く声になるんでしょうね。
それを聞いた山内さん、「僕たちもボイストレーニングの時、そう言われます。額に口の絵を描いて張ったことがありますよ。そこから声が出るような気持ちでって。高い声が出ると低い声も出るようになるんです」。
ゲストのお二人、共演は初めてですが、思いのほか共通点の多いのにびっくり。
演歌も落語も、奥の深い世界だと、改めて感じ入った月曜の朝でした。