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2014年05月7日

新駅

ABS news every.取材記 2014.2.3(月)

とんぼ亭」に取材に行ったその帰り道
太田直樹デスクから「秋田市の新駅の予定候補地付近も撮影して来て下さい」といわれました。

「行きがけの駄賃」取材というか
「立っている者は親でも使え」取材です。

秋田市の穂積志市長が公約に掲げ
設置の検討が進められているのが
秋田市の「泉・外旭川地区」の新駅です。


竹内カメラマンと列車が来るのを狙って耳を澄ましていました。結局失敗しました

秋田市の調査では付近の住民は8割近くが新駅が必要で、それ以外の地区でも6割近くが必要だと回答しています。
また新駅の設置場所が菅野(すがの)地下道付近の場合は、1日に1000人前後の利用があり、市有地を活用できるため費用対効果が高いという調査結果をまとめています。


菅野(すがの)地下道。この周辺には知り合いが数名住んでいます

ただ費用は最低でも14億円以上です。
穂積市長は「JRの判断も仰がなければならないが、皆さんの要望に沿えるようにしたい」と話しています。

そうですよね、行政がいくら要望しても株式会社の範疇になってくる部分が多いので、駅を作るって言うのは大変です。

おまけにダイヤも全部かわりますから、時刻表が売れるんじゃないですかねー

新しい路線が出来る以外で駅が作られた事例は3つだけ思い出せます。決して田村は鉄道マニアではありません。


書いているのは5月。撮影は2月。冬ですなあ・・・

西武池袋線の「練馬高野台」
ホームタウンが練馬区桜台に住んでいたので西武池袋線が身近な存在だったのですが、「富士見台」と「石神井公園」の間に1994年頃できてびっくりしました。気がつけば駅表示にシールが貼られていました。ですから1991年の大学受験マップには掲載されていません。

田村商事(株)の田村昇社長は田村の従弟です。
高校時代、夏休み冬休みになると家に居候させてもらい、予備校の夏期講習冬期講習に通っていました。
このご恩は一生忘れません。最寄り路線が東京メトロの「東西線」です。駅は「南行徳」。
西船橋から進むと、原木中山→行徳→南行徳だったのに、いつの間にか「行徳」と「原木中山」の間に「妙典(みょうでん)」駅が完成していました。

よく分からないのですが、教科書で習った事が間違っていて、覚え直さなきゃいけなくなったような寂しさを覚えました(笑)

秋田に来てからはJR羽越線 の「羽後亀田」と「道川」の間に、2001年に「岩城みなと」駅が完成しました。
これは当時の「ニュースプラス1あきた」で放送していたので覚えていますが、一度も乗車下車したことはありません。

いずれ新しい駅が出来ると、その地区周辺のみなさんの生活パターンや経済圏、それに商店ラインナップ、鉄道以外の交通網も変わってきます。

以前は、「鉄道や航空会社は株式会社なので勝手に路線をつくったり、便数増やしたり自在にやればいいんじゃないの?」と思っていたのですが、公共交通機関というのは駅を作るような場合は、官民と一体になって進めないといけないものなんですね。

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