ABS秋田放送

2018年04月27日

世界王者 三浦隆司さん

気づけば秋田市の桜は散りはじめ
新年度がスタートして1か月
2018年はまもなく3分の1が終わろうとしています。

ブログの間隔が空いてしまっていますが
ここでミニ番組の告知です。
「ABS news every.」のスピンオフ
ABS news every.+(プラス)
プロボクシングの元世界チャンピオン
三種町出身の「三浦隆司選手」を放送します。

タイトルは「チャンプのリング」

チャンプ01
今回の写真は実際の番組では出てこない写真を掲載します

時間は10分という短い枠なのですが
今回、初めて「番組」制作に挑戦しました。
バディは宮崎淳(ジュン)カメラマンです。

日々のABS news every.で
取材して、編集して、原稿を書いて放送しているものの
分類は、大きく分けて2タイプあります。

その日あった出来事を、今起こっていることを放送する、
「ストレートニュース」(1分~数分)と

社会の問題点を広く知ってもらうために
1つのテーマを多角的に取材してまとめて放送したり
面白い興味深い 話題、人、物など1つのことに密着して深くより長い時間放送する
「特集」あるいは「企画」(2~10分)と呼ばれるものです。

ABS news every.の中では
「企画」や「特集」もわりと頻繁に制作して放送していました。
時には、デスクは苦笑していたものの、10分を超える長尺の企画を作ることもたびたびありました。

そして今回、「番組」というタイプの映像を生まれて初めて制作しました。
番組というと、30分や1時間の尺が一般的です。
今回は10分という短い枠でした。

しかし、1時間のトーク番組を半分の30分にしたところで、出演者の労力や、制作者が考えることは半分にはなりません。
たとえ野球の試合が9回から5回で終わるようルール改正したとしても アップやダウンはいつも通り行なうでしょうし、グラウンド整備も変わらない、球場までの行き来の時間も全く変わらない。
「試合の実時間」が半分になるだけなんです。

つまりは、わずか10分という時間でも
番組を制作するということは、極めて時間と労力のかかる難しい作業でした。

前置きはこのくらいで主人公の話を。

取材対象者は、ボクシングWBC世界スーパーフェザー級
チャンピオン三浦隆司さん 33歳

八竜中~金足農業高校~横浜光ジム~帝拳ジム という経歴で
アマチュアエリートからプロに転向し、10年目で世界の頂点に立ったサウスポーファイターです。

チャンプ02
ボクシングWBC世界スーパーフェザー級王者
三浦隆司さん ABSは高校時代から取材を続けてます

みなさんは自分の住む区市町村、あるいは自分の学校で、
何の分野でもいいので「1番」になったことはあるでしょうか?
どんなコミュニティでもどんなカテゴリーでも「1番」になるということは至難の業です。
そこにきて、旧八竜町出身の三浦さんは高校時代に日本で1番になり、プロになってからも、まず日本で1番になり、2013年4月には世界で1番になっちゃったチャンピオンです。
階級は違うものの 鷹村守でも 世界を獲るのは苦労しました。 

「五輪でメダルをとれませんでした、すいません…」
とアスリートはよくインタビューで答えています。
何を言っちゃってるんですか、世界の舞台に立つだけでも、ものすごいことなんです。

また興奮してきた… で、その元世界チャンピオンの三浦隆司さんが秋田に帰ってきました。
そして秋田県体育協会の「テクニカルアドバイザー」に着任しました。
テクニカルアドバイザーとは、県内の選手を強化する重要な任務を背負っています。

チャンプ03

秋田県の高校ボクシングの人口は、田村が秋田に来た1997年当時で60人以上いたはずです。
金足農業・経法大附属・西目・秋田工業・秋田中央といった高校の部活が、しのぎを削っていました。

しかし、もともと秋田にはボクシングジムがほとんどありません。
今では土崎の古木ボクシングジムがある程度。
つまりは小さい頃からボクシングに親しめる環境は整っていないのが現状です。

当然、いろんな競技に携わるみなさんから
「うちの競技だって人口減少がひどいよ」
「やる子がどんどん減ってるんだよ」という
嘆きの声が聞こえています。

で、現状4月はじめの時点で高校ボクシングの選手の数は
金足農業6 秋田工業2 西目1 秋田中央1。
しかも金足農業と西目は女子選手が1名ずつ…という
近年にないくらいのジリ貧状態なんです。

そこで、県内のボクシング部の関係者は競技を存続させるために、さまざまなプランを練り、学校別、学校対抗ではなく「オール秋田」で育てていこうという方針を打ち出しました。

つまりボクシング人口の減少に歯止めをかけるべく県のボクシング連盟が立ち上がり、
三浦隆司さんもふるさと秋田のために立ち上がったというのが、チャンピオンが秋田に帰ってきた理由です。

当然、そこには三浦隆司さんの
「これからは、今まで応援してくれてきた
 後援会のみなさん 三種町民、高校のOBとOG
 秋田県人、ボクシング関係者、そして家族に恩返ししていきたい」

という強い思いがあってのことです。

三浦さんはテクニカルアドバイザーとして日替わりで各高校に指導に訪れます。
場合によっちゃ、練習でスパーリングもマスボクシング(軽いスパーリング)も行なわれるそうです。
そして、秋田市の八橋運動公園内にある「県スポーツ科学センター」で、小・中学生のボクシング教室が始まりました。
ここでも三浦隆司さんがボクシングを手取り足取り、そして楽しく教えてくれます。

チャンプ04チャンプ05
4/20(金)にスタートしたボクシング教室
すごい人気です さすがチャンピオン

斯く言う私も、大学では体育会のボクシング部で5年間汗を流してきました。
実力・実績は三浦さんの右足の小指の爪ほどもありませんが、
とにかく三浦さんの手本は よだれがでるくらい
強く、美しく、カッコいいボクシングなんです。

三浦さんがサンドバッグをお手本として打つシーンを金足農業で取材しました。
「もし、万が一リングで三浦さんとリアルに戦うことになって、あんな感じで自分が打たれたら…」と考えたんですが、矢沢栄作が滝沢にボコられるシーンが目に浮かび、イヤすぎて考えるのを停止しました。おっぺけぺ

「こんなの何発もくらって生きていられるほど
 タフじゃねーぞ」 byカメレオン

チャンプ06チャンプ07
元アマチュアの底辺が、プロの最高峰に聞く

特番の搬入を終えて、両肩に乗っていた子泣きじじいが
ようやくいなくなったので、取材したことは順次ブログで紹介していきます。

チャンプ08
番組に一切出てこない映像で

ひとまずABS news every.+ #18
『チャンプのリング
 ~元世界王者・三浦隆司 古里に立つ~』

4/29(日)13:20からの放送です。

チャンプ09
タイトルっぽいものをつくりました

チャンプ10
池田さんありがとう

構成 田村修・宮崎淳
取材 田村修・宮崎淳
撮影 宮崎淳
音声 加藤輝慎・石川岳
車両 奥山謙一・田村修(笑)
美術 池田拓也
監修 宮川拓実
協力 秋田県体育協会・秋田県ボクシング連盟
   金足農業高校・ゆめろん・三浦隆司後援会

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