値上がり
ABS news every.取材記 2014.2.3(月)
円安や海外情勢による値上がりは、私たちの身の回りのほとんどがその影響を受けています。
食料品や生活用品、そして電気料金などの相次ぐ値上げ。
景気回復のため、と我慢を続けている各業界も我慢の限界に近付いているようです。
またまた撮影は青森出身・竹内誠カメラマン
消費税が上がる前の2月におじゃましたのが、秋田市外旭川のお好み焼き店「とんぼ亭」です。
こちらのお店の人気メニューの1つシーフードミックスは、食材のほとんどが値上がりしています。
個人的には妻の影響でもんじゃ派です
仕入れ価格を1年前と比較すると
食用油の原料・大豆の輸入価格の高止まりで、マヨネーズは10%値上がり。
ほとんどが輸入のブラックタイガーは、現地の品薄もあって4割増し。
干し海老は30%値上がり。
また原油価格の高騰や産地の品薄も手伝って牡蠣は25%、ホタテは20%、
生地に使われる小麦粉やキャベツも含め、お好み焼きの材料のほっとんどが値上がりしているんです。
「3割上がったから商品を3割上げるということは 、お客さんの身になれば有り得ない。
これからもうちょっと上がるかもしれないのに、
その日また上がりました、消費税もあがりましたって、何回も値上げしなきゃいけない。
ギリギリやれる範囲内でどこもみんな我慢していると思う」
とコメントしていたのは鈴木幸代店長
さらにこの店では、ほとんどの鉄板に電気が使われているため、去年7月に実施された電気料金の値上げが追い打ちをかけました。
以前と比べると万単位のかかり増しになっていますが、東北電力は4月からの消費税増増税分も見据えて、電気料金の値上げを経済産業省に申請しています。
同時に消費税増税は全ての食材が影響を受けるため、4月以降は値上げせざるを得ないと話していました。
鈴木幸代店長は
「値上げはしたくないけれども、中身を見てその利益率を鑑みて調整して、沢山上乗せしないように考えながら、1品1品チェックして値段を決めなきゃいけない」
と話していました。
鈴木幸代店長です。飲食店は本当に大変なんです
9割以上の客がお好み焼きを注文すると言う「とんぼ亭」では
「今後もおいしいお好み焼きを提供することで、お客さんの理解を得て行きたい」
と話しています。
シーフードミックスうまそーだな byジムシー
こんな風に熱い鉄板近くで撮影してくれる竹内さん