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2022年2月13日

お顔に幸せのオーラがあふれている福祉タクシーセブンの高橋さん

2月13日のゲストは、心の花・東海林大心社長のご紹介で、秋田市新屋の福祉タクシーセブン高橋琢哉さん(54歳)です。高橋さんは、福祉系の介護施設に29年間お勤めでした。前から福祉タクシーの仕事をやってみたいと思っていたそうですが、現場の仕事から事務系の仕事に配属された時をきっかけに退職。そして、やってみたかった福祉タクシーを開業。
今年で3年目に入ったそうです。

高橋琢哉さん

お客様の中には、毎日、障害があるお子さんの学校への送迎に利用されている方もいらっしゃるそうです。自分の家にあった童謡の入ったCDをタクシーのなかに用意して流しているそうですが、喜んでくれる様子を見ると、とても嬉しいそうですよ。(その時の様子を話している高橋さんは本当に嬉しそうでした。まるで、ご家族のようです。)高橋さんはこの仕事をして、人との出会いを大切に一期一会の精神で精一杯頑張っています。昨年、元気なうちにと、福祉タクシーで旅行やドライブをというご依頼がいくつかあったそうです。
コロナ禍にあっても、感染対策をきちんとして人生最後の家族と一緒の旅行になるかもしれない、すばらしい人生のワンシーンに関わることができて本当に楽しかったとおっしゃっています。

高橋琢哉さん

髙橋さんのタクシーはこんな風になっています。車いす・リクライニング車いす・寝たままで乗れるストレッチャーの方も利用できます。将来はもっと車を増やして、もっとサービスを増やしていきたいそうです。

高橋琢哉さん高橋琢哉さん

大心社長は高橋さんの言葉に何度もうなずきながら、やりがいがあって人を幸せにする良い仕事と感動していました。ハッピーライン(株)心の花を立ち上げる前に大心社長は代行の仕事をしていた時期があり、その頃の事を思い出していたようです。車の中でのお客様との時間は、とても濃密で大切な時間だったそうです。

高橋琢哉さん

大好きなニッカウヰスキーも次の日の仕事を考えて、今は控えめにしている高橋琢哉さん。
それよりも、利用者さまのことを第一に、もっと良いサービスを増やすには何をしたら良いのか―。タクシーの中でもっと楽しく過ごしていただけるようにするには―。
そんなことばかり考えているようです。高橋さんの願いは一日も早く新型コロナウイルスが収束し、冠婚葬祭やドライブや旅行などに福祉タクシーをもっと利用できるようになればということです。車イスの方も寝たきりの方も、もっと楽しい外出ができるような世の中になることを願っています。高橋さんのような方と出会った方は、ラッキーですね。お会いした瞬間からこちらまで笑顔になっちゃいました。なんだかMichikoの人生、これからもっと明るく楽しくなるような予感が…。福祉タクシーセブンへのお問い合わせは、インターネットで検索してみてくださいね。

高橋琢哉さん

2022年2月6日

人の温かさにふれ、秋田が大好きになった北海道出身の武藤達未さん

2月6日のゲストは、ジャンボうさぎと羊で秋田を盛り上げようと、「秋田牧場」を開設した北海道出身の武藤達未(むとうたつみ)さん25歳。

武藤達未さん

武藤達未さんは、北海道の釧路に近いところにある白糠町(しらぬかちょう)出身です。実家は羊800頭もいる大きな羊牧場の息子さん。羊牧場を継ぐため、秋田県立大学の生物資源科学部で食品や微生物について学びました。大学4年になり、羊毛について毛刈りから作品にするまでの活動をしている教授がいることを知り教授と意気投合。教授3人と学生5人で、羊毛を使って、人・地域・自然を紡ぐ「つむぎサークル」を作り、学園祭で作品展示会をしたところ、たくさんの人が集まってくれ反応を感じ、この時、秋田で羊をやる事に可能性を感じたそうです。このまま卒業し北海道に帰るより、秋田で学びを続けたいと思い親の反対を押し切って大仙市のハピー農場に就職。場長の吉川さんに羊・うさぎ・比内地鶏を学び、そこで初めてジャンボうさぎの事を知り、羊以外にもこんな面白い家畜がいるんだと、
ますます興味が増し、秋田で牧場を―という思いが強くなり2年間、ハピー農場にお世話になった後、昨年の6月に河辺の小平岱地区に「秋田牧場」を開設しました。

武藤達未さん

達未さんの言葉で印象に残ったのは、秋田には、宝が沢山あります。風景・お酒・食べ物。自分の牧場も将来、秋田の宝になりたいと頑張っています。ハピー農場の吉川さんや、河辺の小平岱の方々にたくさん助けてもらったので、その方々に恩返しがしたいという気持ちを語ってくれました。最初、マンクスという羊3頭・うさぎ5羽ではじめた秋田牧場。今では羊が20頭・うさぎは100羽になっています。将来はレストランや宿泊施設も作って、秋田と言えば、「秋田牧場」とすぐ出てくるようなテーマパークのような場所にしたいと思っているそうです。厳しい今年の冬も羊たちのいるハウスが雪で倒れないように支柱を貸してくれたり、除雪機を貸してくれたり食べ物を持って来てくれたり、広い土地と家も安く貸してくれ、秋田の人たちの優しさや温かさを今もいっぱい感じています。

武藤達未さん

今回、秋田の人は温かいという言葉が出てきましたが、それは武藤達未さんが素晴らしい青年だからだとMichikoは思います。達未さんは、秋田県立大学の「つむぎサークル」の学生たちに羊毛の洗い方などを指導したり、自分だけではなく羊やうさぎの魅力を多くのひとに伝え、秋田をみんなで盛り上げていきたいと心の大きな方です。武藤達未さんの大きな夢は、きっと夢ではなく実現できる日が必ずやってくると思います。

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