この日のゲストは、レスリング界のレジェンド茂木優(もてぎ まさる)さんです。

茂木さんは「強き人優しき心」と書かれた写真集を持って来てくださいました。私もおよそ50年前からのお付き合いですが、まさに茂木さんは「強き人優しき心」にびったりな方です。どの写真を見ても感動するもので文章にするよりも、写真を沢山見て頂くほうが良いと思いました。

茂木優さんは、昭和25年4月23日、仙北郡荒川村(現大仙市協和)の稲沢地区落合集落で誕生しました。モントリオールオリンピックでは8位入賞、世界選手権・アジア大会・国体・インターハイでは、数え切れないほどの優勝を果たしています。

自ら選手として活躍しながら、指導力にも優れ、沢山の教え子達がオリンピックのメダリストや多くの大会での優勝者を生み出しています。のちにプロレスラー(長州力)となる吉田光雄選手と闘って勝利した時の館林インターハイの個人戦の写真が印象に残ります。

本当は、秋田商業高校で野球部に入りたかったという茂木少年は、それまでレスリングを見たことがなかったそうですが、ひょんな事からレスリング部に入り、レスリング界のレジェンドになったのです。

お話を色々伺って、茂木さんの人格が優れているのは、素晴らしいご両親の育て方によるものが一番大きかったと思います。そして、どんな時も優さんを支え続けた奥様の存在も素晴らしいと思います。

茂木さんは、今までお世話になった方たちのことを忘れていません。今もレスリングの夢をよく見るそうです。茂木優さんとちょっとお話するだけで沢山の事を学びます。

お忙しい中、スタジオにお出で頂きとても爽やかな気持になり、MICHIKOも新人のころのやる気を忘れずに仕事を頑張っていこうと思いました。