ニュース
テレビ
ラジオ
イベント・映画
アナウンサー
番組表
動画配信
ブログ
ABSあぷり
SNS
2015年8月31日

秋田の伝統野菜

8月31日、9月1日休みの井関アナにかわって、久々に月曜の「あさ採りワイド秋田便」です。
「野菜の日」にちなんで、秋田の伝統野菜を特集でお送りしました。

秋田県園芸振興課の高橋政光さん

スタジオで解説をお願いした、県園芸振興課の高橋政光さんは、伝統野菜のまさに伝道師というか、豊富な知識で伝統野菜の特徴を教えてくれました。
言わずと知れたじゅんさい、とんぶりの他、きゅうり、なすなど全国に出回っているような野菜でも、栽培しているその土地ならではという理由や由来があるのです。

たとえば、阿仁の小様(こざま)地区で栽培されている「小様きゅうり」は、阿仁鉱山の労働者が水分補給をするために使われたとのこと。
今なら、熱中症を防ぐためにペットボトルで水を飲むところですが、きゅうりがその役割を果たしていたんですね。

また、湯沢市三関のせりは、その昔、院内銀山の労働者とその家族たちの食卓を賑わせていたとか、横手の山内にんじんは、山内杜氏たちの家族が栽培して生計を助けていたとか、これはもう、じゅうぶん社会科の題材になります。
夏休みは終わってしまいましたが、来年の自由研究のテーマになるんじゃないかな?

県でも、伝統野菜を積極的にアピールしていて、秋田市民市場では、伝統野菜を買うこともできます。
食欲の秋、収穫の秋にちなんだお話でした。

明日の「あさ採り」担当、鶴岡さんにバトンタッチです。

2015年8月27日

八橋人形伝承の会

鶴岡です
秋田市の伝統の土人形「八橋人形」の復活を目指そうと、
このほど、「八橋人形伝承の会」が発足されました。
スタジオで、会長の梅津 秀(うめつ しゅう)さんにお話を伺いました。

お持ち頂いたのは、10cmほどの 可愛らしい人形です。
おさげの女の子。紅い振り袖を着ています。

250年ほどの歴史がある八橋人形は、京都の伏見人形がルーツなのだそうです。
もともと梅津さんは、様々な人形を展示して多くの方に楽しんで頂いていましたが、
八橋人形を募ったところ、自宅で飾っていた人形が多数集まり、ファンの多さに驚いたとのこと。
最後の職人となった、故 道川トモさん(昨年3月逝去 享年77)の直弟子の方もいて、
より多くの人に八橋人形に関わってもらいたい、伝統を継承したいと、「伝承の会」発足に至りました。

粘土を型に合わせて作り、しっかりと乾かしたあと、800度の窯で焼き、絵付けを行う。

その絵付けが最も繊細で、難しい作業だと教えてくれました。
素朴で、温かみの感じられる人形。
現在、「伝承の会」会員は13名。
お問い合わせは090-5184-7364(梅津会長)まで。

掲載されている記事・写真等すべての無断転載を禁じます。Copyright © Akita Broadcasting System. All Rights Reserved