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2014年05月30日

サイバー

ABS news every.取材記 2014.5.14(金)

インターネットを使った不正送金、不正アクセス、不正な料金請求など全国的でのサイバー犯罪は年々増加しています。
県内での被害を防ごうと「サイバー防犯連絡協議会」の研修会が秋田テルサで開かれ、出席者は防犯の注意点などを改めて確認しました。

2000年に設立された協議会は今回が15回目の開催です。

2013年の県内のサイバー犯罪の検挙件数は79件で、2012年に比べて+21件です。
不正アクセス禁止法違反や威力業務妨害、それに著作権法違反、電子計算機使用詐欺、ネットワーク犯罪、出会い系等、winny、不正競争防止法違反、B-CAS、フィッシング

サイバー犯罪にはさまざまな形態があります。


カメラは菅原陽久くん

県サイバー防犯連絡協議会は、コンピューターネットワークの関連企業や金融機関などおよそ50の団体と警察が連携して、サイバー犯罪の被害を防ぐために活動しています。
きょうは教育関係者なども含め40人が参加して研修が行われました。

インターネットを使った口座間のやりとりが増える中、パスワードを盗まれる被害なども増えているため、不特定多数が使用するパソコンでネットバンキングをしないことや、パスワードを定期的に変える、ウイルス対策ソフトを導入するなど「基本的」なことを実践するよう呼びかけました。

鳥潟功(トリガタイサオ)会長は
「研修や講習会を開催して学生や家族も一緒に勉強して欲しいと思う」
と話していました。


鳥潟会長です

会長も含めてみんな情報の共有を図るため勉強します

県警のサイバー犯罪対策室長・岡部健さん。詳しく教えて下さり有難うございます

田村はスクリプトも動かない限定された「i-mode」携帯をバリバリ使ってます。スマホよりセキュリティも安全です

近年のサイバー犯罪は詐欺に始まり、掲示板を使った爆破予告や殺害予告、ホームページを見ただけでの高額料金の請求など多種多様で、且つ巧妙になっています。スマートフォンを持つ子供達も増えているので、家族でまず犯罪の事例を知って防犯につなげてほしいと思います。

なお県警でもスマートフォンなどが普及する中、誰もがサイバー犯罪の被害者になる可能性があることを知ってほしいと話していました。


[おまけ]カメラのファインダーを除くとモノクロ画面が広がっています。長時間右目だけファインダーを除く仕事を何年も続けていると、右目だけ視力が下がる「職業病」に陥りやすいのです

秋田テルサの5階からの風景はいい眺めです

防犯対策として基本的なパスワードクラックをお伝えします。
田村は電気・電子工学科に在籍していたので研究室でUNIXを常用していました。
やはりパスワードはログインと同時にあるのですが、このパスワードを盗まれるとえらい事になります。

でも、映画で見るようなパスワードを全通り解析するソフトはなかなかお目にかかれません。
じゃあ悪いやつは何をするかと言うと「ソーシャルハッキング」をします。

つまり肩越しにキーボードを見て、どのキーボードをタイプしたのかを覚えるのです。高度な技術もいらないいわゆる「盗み見」です。
最近は ATMにも後ろの人が見えるバックミラーがついていますが、それも暗証番号のソーシャルハックを防ぐものです。

秋田放送システム部の後輩のH君は、田村の前でログインするときにはソーシャルハックされないように超高速で、なおかつキーボードを覆い隠すようにしてアドミニ(administrator=管理者)としてログインします。

iPhoneのパスコードや、指で一筆書きするパスコードも気をつけてください。
数字で4桁を覚えるのと違い、視覚でベクトルとして覚えられるので簡単に記憶されてしまいます。

断っておきますが、不正アクセス禁止法違反になるようなことはしておりませんのでご安心ください。

E.Tさんもお気をつけ下さい(笑) by田村

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