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2013年12月27日

秋田との縁 part1

きょうからちょっとだけシリーズでお送りする「秋田との縁(えにし)」
「えにし」にしようか「ゆかり」にしようか「えん」にしようか迷ったのですが、文語調でかっこよかったので「あきたとのえにし」にしました。

1回目は・・・

今年5月、高校の同級生が集まった同窓会を初めて開催したとブログに書きました。

千葉を離れて21年9か月、秋田に来ては16年と9か月が経ちます。

いくらふるさとを離れていたとしても同級生は特別な存在です。

前回の同窓会をきっかけに連絡をとるようになった友人もいます。
そこで「秋田とのえにし」になるわけです。

普通、秋田と千葉というと接点はなかなかないだろうと思っています。
Yahoo! で「秋田 千葉」で検索すると、深夜高速バスのルートだとか鹿角市にある『千葉旅館』というのがひっかかります。

ただ、いろいろ聞くとすくなからず接点があるもんですねー

で1人目 メガネ屋さん。
館山市北条にある「メガネサロンアシダ」の芦田剛くん
田舎の丸山中出身田村からみたら不良の巣窟だった館山二中の出身です(笑)

奥さんが小学生まで秋田市に住んでいて、親戚のみなさんは秋田にいらっしゃるそうです。つまりは義理の両親の実家が秋田にあるということです。だから今年6月には法事で初めて、車で館山から秋田まで来たんです。

その時は法事だったし、田村も忙しくて会えなかったのですが、8/12にはいっしょにフグを食べにいきました。
いつもお世話になっている秋田市保戸野桜町の「庵河豚」で舌鼓を打っております。


スマホで撮影。Facebookにすぐアップしてました

芦田くんとは高校3年生のときに37HR(さんじゅうななホームルーム)いわゆる3年7組の理系のクラスで一緒でした。館山で商売をやっている人たち、安房地方で働いている人たちは、同級生に限らず
仲良く協力し合いながら楽しく過ごしているみたいで、同級生の話もたくさん聞けました。


フグの雑炊。おほほほほほ。秋田って結構フグ獲れるんだよー、覚えておいてねー

前もブログで書きましたが、友人と話していると使っていなかった水路に水を流したような感じになり、あっというまに水が流れて、さまざまなことを連鎖的に思いだしていく気がします。わざわざ車で家族4人で来てくれてありがとー。お嬢さん2人と奥さんを実家に置きっぱなしにしてごめんねー。正月はちょっとしか帰れないから地元では会えないかもしれないけど、チャンスあったらまた飲もう!2人ともウーロン茶でした、ハッハッハ。


今でも田村は裸眼でランドルト環の1.5が見えるので、なかなかメガネのお世話にならなそうです。メガネ屋さんに対してもうしわけないっ!館山に行ってメガネが壊れたりしたら、ぜひ「メガネサロンアシダ」で!

続いて2人目
「家具工房つなぎ」で木工職人として取り組んでいる中田洋之くん
彼は、当時比較的真面目な生徒が多かった館山一中の出身です。


作業着がはまっている田村の同級生中田くん。工房にて

「家具工房つなぎ」で検索するとブログが出てきます。

中田くんも同窓会で会ってメールなどで連絡するようになったんですが、実は高校時代ほぼ話していませんでした。
でも、いろいろ話を聞くと・・・

日本を離れて北京に留学したり、大学卒業後雑誌社に入ったけど・・・その会社が倒産、そのあとは経営コンサルタント会社の大手「船井総合研究所」に勤めてコンサルティングの仕事をしたり、そのあとは仕事を辞めて長野県の伊那技術訓練校木工課に入学して職人の道を歩み始めたりするというマルチっぷりです。
木工の師匠のもと岡山県で修行もしていたそうです。

そして郷愁の念に駆られて、故郷に戻り南房総市の旧 三芳村に2011年4月「家具工房つなぎ」をオープンさせました。

「アド街ック天国」でも放送された「道の駅三芳村 鄙の里」から徒歩2分足らずです。

すごく、タフでありチャレンジ精神もありなんでも「やっちゃおう」「挑んじゃおう!」っていう心意気が伝わってくる職人さんになっていました。

中田くんのブログを読んでいると、木工というものがいかに細かい作業なのか、そして人間が昔から利用してきた木材というものが、どれだけ奥深いものなのかがよくわかります。

中古で機械を買ったり、道具を揃えたり場所を確保したり、職人さんも楽じゃないですよ・・・確定申告から、福利厚生、健康保険、雇用保険などなんでも会社がやってくれるサラリーマンはどれだけ楽なことか・・・

そしてやっぱり中田君は人と人をつなぐコンサルティング経験者だと思います。
木工に魅せられているというのとは別に、仕事として何をどうすればお客さんのニーズに応えられるのか?
新規顧客開拓ができるのか?なんていうことを考えながら運営しているんだろうなという気概が、ブログを読むと感じられるんですねー

さらには人と人との"つながり"を大事にしていることもブログから伝わってきます。

コンサルは数字だけを扱ってりゃいいってもんじゃありません。一時、田村も経営の仕事だとかドラッカーさんとかにはまりかけたこともあるので、コンサルの皆さんのすごさは十分わかります。

中田くんのブログのタイトルも素敵です。

『=118 ~木の因数分解~ in 南房総』

「木」という漢字を分解すると・・・ 

蛇足ですが、就職活動で田村も船井総研に履歴書を送りましたが、連絡は全くありませんでした(笑)


職人さんの工房って、どこにデジカメ向けても絵になる気がします

で、秋田とのえにしなんですが・・・

角館の製材所から材木を仕入れているとのこと。
別に観光名所の桜を伐採するわけではないのですが、南房総と角館という一見つながりがなさそうな場所でも何らかの関わりがあるんですね。

面白い話を聞きました。

桜の風味ってお茶だとか桜餅だとかで感じることがあるとおもいますが、木工職人 中田くんによると、桜の木は扱っていても樹木からいい香りがしてくるそうです。

たとえば、肉食獣を食べるより草食獣を食べたほうが獣臭くないようなイメージで(←あってるかな??)、フルーツなどを実らせる樹木の香りは、そうでないものよりもいいんですって。


桜 森山直太郎の曲が大好きです

こういうのって、職人さんならではの話ですよね。
そういう樹木を生み出している秋田の土地も、はるか離れた南房総市でも認められてるんだなあと思うとうれしくなってしまいました。

9月にお邪魔してこんなに時間が経ってしまったけど許してネ。

今はモデルルームにして、お客さんに商品を見せているそうです。小さいものから大きなものまでコツコツ製作しています。


木製品はぬくもりが違います。しかもここでしか作っていない商品があるので、一見の価値あり!自然の中で生きるってとても大切なことだと思います。愛犬ユウと中田くん、工房のマスコットです

職人さんですから、現地に木を眺めにくるかもしれません。
秋田県には秋田杉もあるし、ぜひ秋田市に来たら今度は連絡してください。
約束のフグを・・・(笑)

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