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2010年11月24日

高校放送コンクール

【テーマ】第31回秋田県高校放送コンクール

高校の放送部のコンテスト

第31回の県高校放送コンクールが大仙市の大曲市民会館で開催されました。部門は6つ

・アナウンス部門
・朗読部門
・オーディオピクチャー部門
・ビデオメッセージ部門
・テレビキャンペーン部門
・ラジオキャンペーン部門

このうちアナウンス部門と朗読部門が、アナウンサーの専門職に関係する部門です。そのほかの部門は制作的な能力が要求されます。

不肖田村修も、アナウンサーとして朗読部門の審査員を務めに行ってまいりました。5人の審査員が審査するのでそのうちの1人です。
朗読はニュースともナレーションとも少し異なる表現方法なので難しいです。


こんな感じでコンクールやってました


真剣に聞く田村が偉そうにみんなの点をつけていきます


朗読部門は全部で69人!

朗読の前に、文字を音にして伝達するときの要素は
・声の強弱
・声の張り
・声のトーン
・声の高低
・声のスピード
・間(ま)
・滑らかさ

・クリアさがあるということは放送の講習会で(アナブログ2010年 9月3日)お伝えした通りです。

せっかくなので放送部でこれを読んでいる生徒へ、もしくはアナウンサー志望で読んでいる学生へ。

アドバイス1
「色の白いは七難隠す」という言葉がありますが、アナウンサーの場合は「声のデカイは七難隠す」と田村が勝手に格言を作りました。
ただ、音量・声量・音圧が大きいだけで、既に得です。
高校生、まだまだ声量が足らないですね~

アドバイス2
今回のコンテストは東北大会までです。全国に行く場合に1つ注意点があります。アクセントです。秋田アクセントは県域を越えたときに違和感を覚えられて、評価が下がります。
・~のあいだに
・叫ぶ
・椅子
・中心
・15番
・77人

なんていうアクセント、ひょっとしたら顧問の先生も気が付いていないかもしれません。
アクセント辞典などを調べて対応しましょー。

そして審査員の先生の共通した意見に「セリフがうまかった、しかし地の文が・・・」というものがありました。
そうなんです、みなさんセリフは感情を入れやすいので体現しやすいんですよね。
ただし地の文も表現は一定ではありません。
ただ悲しく読めばいいというものではないですし、文章の前後にも因ります。一概には言えないのです。
「演劇ではないので・・・」という他の先生からの意見もありました。確かに、朗読は演劇とは異なります。
でも必要な要素を兼ね備えているとは思います。
もっといえば、演劇のストーリーテラー役を演じるとそのまま朗読になっているような感じですかね?

テクニックはさておき、人前で練習してきたことを披露するというのは中学生のころを思い出しました。
中学時代、英語コンクールに出場した経験があります。
そのときはRecitation(暗唱)とReading(朗読)部門がありました。田村が3年間出たのは朗読部門です。
いくら毎日練習していたとはいえ、人前で練習の成果を披露するのは緊張します。「もし間違えたらどうしよう・・・」

なんていう緊張を持ちながら、出場しました。そんな中みなさん堂々と披露してくれます。それだけでもすごいことなんですよね~ お疲れ様でした。

東北大会に進めるみなさん、がんばってきてね~


閉会式はちょっと人がすくなくなってましたね


おめでとーよくがんばりました。


アナウンス部門の審査員2人
(左)大坂谷邦雄 元アナウンス部長と、(中)佐藤美知子アナウンサー
大坂谷さんは人生で秋田を1度も離れて住んだことのない生粋の秋田っ子のアナウンサーです。
田村の入社試験のときのアナウンス部長だったので、大坂谷さんがいなければきっと田村は秋田にいませんでした。ラグビー実況の大先輩です。せきやでこの間会ったばかりです。ちなみに今の柳沼慎一常務(元アナウンス部長)の放送部の先輩でもあります。

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