One team
日本中がラグビー・ワールドカップでの日本代表の活躍に、
“One team”の素晴らしさに、感動した2019年の秋。
我々 ABS 秋田放送 アナウンス部門も“One team”でスポーツ中継に臨みました。
ラジオ中継の高校駅伝班、高校ラグビー班と、小学生・高校生のサッカー班。
遅くまで残って仕事する中(コンプライアンスの範囲内ですよ)、誕生日を迎えた竹本ANをお祝いしたり
(本人映ってないけど…)
疲れてるみんなに、廣田お気に入りのマッサージ機をオススメしてみたり
(椅子に置くタイプです)
そんなこんなで、サッカー班はまずは小学生。
「全日本 U 12サッカー選手権・ 秋田県大会決勝」 は林ANとウーデンANと。
そして、高校サッカーは
今年は準決勝を ABS 史上初インターネットのライブ配信で、決勝はテレビ中継でお伝えしました。
高校サッカー班もOne team!
鴨下AN、ウーデンAN、竹本AN、さらに田村誉主在ANと藤田ANも実況横で放送をサポート。
今年の決勝は秋田商業が3対0で西目に勝利。5年連続、全国最多45回目の全国大会出場を決めています。秋田商業の皆さんおめでとうございます。
ところで
こちらの写真は決勝終了後、秋田商業の松野真士(まなと)キャプテン(写真右)と、田近奈生(なお)選手(写真左)、そして西目高校の千丸翔輝(ちまる しょうき)選手(写真中央)が一緒に写真撮影をしていました。
(本人・ご家族から撮影・掲載許可を頂きました)
なぜ彼らは一緒に写真を撮っているかというと、
もともと彼らは小学生時代にチームメイト。
その当時も実況していた、私の実況資料がこちらです。
(クリックで拡大します)
松野選手と千丸選手は8人制サッカーの中で、 二人ともディフェンダーでした。
一方現在は、秋田商業のディフェンダーとして活躍中の田近選手は、小学生当時はチームのストライカー。
そして当時2トップを一緒に組んでいたのが、今年新屋高校3年で、キャプテンを務めていた内山颯太(そうた)選手。
チームの大黒柱でしたが、大会開幕直前に腰を痛め、最後の選手権大会は万全の状態で臨むことができませんでした。
プレーするのは難しい状態だったそうです。
チームが敗れた準々決勝も、先発ではなく、ベンチで見守っていた内山選手。
率いる楢岡監督も、最後の最後は、チームを引っ張ってきたキャプテンをピッチに立たせようと交代で投入しようとしましたが、残念ながら、なかなかプレーが切れず、試合終了のホイッスルが。
画面左下、臙脂の6番が内山選手。
内山選手の高校サッカーは、 ユニフォーム姿ながらピッチに立たずに終わってしまいました。
最後の舞台、さぞピッチに立ちたかったでしょう。できることなら、少し期間が空いて、状態もよくなった決勝で、かつてのチームメートと戦いたかったことでしょう。
それでも、ほとんどピッチに立てないと自分で分かっていても、キャプテンとして、チームのために行動し続けた内山選手。立派だと思います。
かつてはOne teamの仲間だったメンバーが高校生になり、 チームが変わり、立場も変わり、しのぎを削る。
そんなドラマがまた高校サッカーにはあるわけです。
そのドラマの原点が冒頭にも出てきた小学生のサッカーになります。
是非、数年後のドラマを楽しむためにも、 小学生たちの熱い戦いにも、 ご注目ください。
今年の小学生の決勝は男鹿市のグロースFCと、にかほ市のニカホ Win-s FC 2002
この決勝の模様は、11月9日土曜日午前10時30分から
ABS テレビで放送です。
と
宣伝こそしましたが、結果的に番宣したかったのではなくて。。。
西目高校の千丸選手は最後に
「小学生時代からお世話になりました。」とわざわざ私に挨拶に来てくれました。
逆にこちらの事をずっと覚えていてくれたことが嬉しいですね。
そして、むしろ感謝を伝えたいのは私の方です。
小学生当時から知る選手も含め、今年もたくさんの高校生に取材させてもらいましたが、全てを放送に反映できたわけではないですし、敗れた後に、全ての選手に挨拶をできたわけではありません。
この場を借りて、ありがとうございました。お疲れ様でした。
今回ライバルとして戦った高校生たちも、試合が終わればサッカーでもノーサイド。
広い意味で、ずっとこれからもOne teamです。
進学・就職、進路はそれぞれですが、この仲間たちと得たものを次のフィールドで生かしてください。