2011年12月7日(水)
賀内です。
二十四節季の「大雪(たいせつ)」のきょう、秋田市は雨の朝でしたが、大館など内陸部では雪になったようです。
番組に、横手市のかたからお手紙をいただきました。なんと、クローバーの押し葉つきです。
病院で見かけた光景として、車いすの女性が、息子らしい中年男性に車いすを押されながら楽しそうに会話している、そしてジュースを買ってもらっている...という様子が書かれてありました。
そして、いただいたリクエストが、樋口了一の「手紙〜信愛なる子たちへ」です。
この歌、8分以上あるんですが、老いていく親が子供にあてた手紙の体裁をとっていて、年をとって心身が思い通りにならなくても、そばにいてほしい、面倒を見てほしい、と呼びかける、何ともいえず温かい歌です。
聞いてわかりました。病院で見かけた親子の様子と、歌の内容が重なっているんですね。
みんな、年は必ずとるもの。人生の午後をどう過ごすか、歌を聞いて思いを深めたのかもしれません。
ラジオネーム「ださいオサム」さんからは「平浩二のバス・ストップと同じメロディで、彼がバスに乗って帰ってくるという歌を聞きたいです」とリクエストが届きました。
「バス・ストップ」は、バス停で涙を拭く、という別れの歌ですが、同じメロディなんて、そんな歌があったでしょうか?
スタッフが調べました。あるんですね。保科有里の、その名も「バス・ストップ2」。
確かに全く同じメロディで、別れた彼がバスで帰ってくるというハッピーエンドの、いわば続編の歌になっていました。
ヒット曲ではなくても、聞いて「えっ、こんな歌があるの?」と驚く曲の数々。私たちもスタジオで一緒に聞きながら、毎週新発見をしています。