2012年5月25日(金)
賀内です。
「花徳・記念日に花束を」のコーナーは、お送りする回数と同じだけの、人生ドラマがあります。
今回は秋田市の進藤信子さんが、去年から秋田を離れて就職し、千葉県に住む娘のきらりさんへ花束を贈りたい、というメッセージを紹介し、お母さんの進藤さんに電話で伺いました。
きらりさんはバスガイドです。去年の3月15日に上京するはずだったのが、東日本大震災の影響で就職が二か月遅くなりました。
どちらかというと内気だったきらりさんは、この一年で見違えるように積極的になり、新しいコースを担当するときなどは、遅くまでかかって予習というか、準備しているとのこと。
「高校の時よりがんばってますね」と言うと、お母さんは笑っていました。
観光バスのお客さんから「楽しかったよ」とねぎらわれて、この仕事に就けて良かったと感じている様子だといいます。
ところで、娘さんの名前「きらり」、これ、どうしてつけたのか、好奇心もだしがたく聞いてみました。すると...
お母さんが産気づいたのが、12月24日。クリスマスイブですね。外を見ていると、雪がきらきらと光っていて、それで「きらり」と名付けた、と語ってくれました。
この日は雪も輝きを増して、新しい生命の誕生を祝福していたのでしょうか。
そのきらりさん、秋田を巣立って、今は観光客に名所を案内しています。スカイツリーにも行っているかな?
秋田から応援しているお母さん、望んだ仕事について全力投球のきらりさん。
母も娘も、光っています。