ニュース
テレビ
ラジオ
イベント・映画
アナウンサー
番組表
動画配信
ブログ
ABSあぷり
SNS
2013年2月15日

2013年2月15日(金)

賀内です。

先週の金曜、私は「あさ採りワイド」の代役を清家アナウンサーにお願いして、福島県の郡山に会議で出張していました。
ところがこの日は暴風雪で、朝7時に秋田を出たこまちはのろのろ運転、7時45分に窓外を見たら線路わきにコカコーラの工場が見えて「うわー、まだ河辺だ」と驚いている始末。ホントはもう田沢湖線を走っている時間ですが。
盛岡からは遅れを取り戻して、郡山にはほぼ定時に着いたのですが、私はそのへんの様子をメールで「あさ採りワイド」に送っていました。

すると、金曜担当のF子ディレクターは敏腕ぶりを発揮して(このへん、昨日の日記と同じ)、ベビーノ・ガリアルディの歌う「ガラスの部屋」をかけて、清家ANにメールを読ませたのです。
「ガラスの部屋」って何だ?というかた、ほら、最近聞かなくなりましたが、「ヒロシです...」の、あの哀愁に満ちた曲ですよ。
私が不在なので清家ANも意気軒昂、盛り上がって情緒たっぷりにメールを朗読し、「鬼のいぬ間」を地で行くような展開になりました。

でも、それでは欠席裁判になってしまう。
やさしいF子ディレクターは先週の録音を再度放送して「こんなことをやってたんですよ」と私に教えてくれ、そこまではよかったのですが、同じ「ガラスの部屋」をかけて、今度は私にしゃべれと言うのです。
やさしいと思っていたら、容赦なく私にも仕事を振る敏腕ディレクターです。

あの音楽は、人の気力をたちまち吸い取ってしまう魔力があって、私も口を開くと
「ヒロシです...じゃなくてタカヒロです。50を過ぎて、いろいろ限界を感じてます...。清家くんはサバ缶ごはんとスイーツを楽しみに生きています...」
などと、すっかり暗くなってしまうのでした。

実は私、来月にも出張があります。
留守を清家ANに託す予定ですが、その時「あさ採りワイド」はどんなことになっているでしょうか。

2013年2月14日

2013年2月14日(木)

賀内です。

先週のあさ採りワイドで、清家ANがサバ缶をご飯にかけて食べたらおいしかった、という話を紹介したところ、サバ缶についてのメッセージを多数いただきました。
皆さん、サバ缶を愛しているのではないかとさえ思われるほどの勢いで、「自分はこうやって食べている」というレシピも多彩でした。
「では」と思い立ったのが、木曜担当・敏腕のS木ディレクターです。
「来週の放送では、スタジオで実際に賀内さんと鶴岡さんにサバを食べてもらいましょう」
そして放送終了後、あちこちに手を回して段取りを整え、けさのスタジオには、原材料のサバ缶多数、以下、醤油、ラー油、マヨネーズ、豆腐、白菜、などなどの食材や調味料が並んでいました。

9時10分過ぎ、県民がひとしく注目する中(←大げさ)、
いよいよABSラジオの総力を結集した「あさ採りワイド・サバ缶スペシャル」が開幕です。
スタジオには特別ゲストとして、一連のサバブームの発端を作った清家ANを招待。

サバの味噌煮をご飯にかけて、賞味してもらいました。
そもそもある日、清家ANの家に、おかずが何もなかったので、保存食のサバ缶をご飯の友にしたらおいしかったというのが、彼のサバ愛の始まりでした。
それを皮切りに、「サバ+七味+醤油」「サバ+マヨネーズ」「サバ+醤油マヨネーズ」「サバ+キムチ」と、さまざまな組み合わせをスタジオで試みたら、どれも悪くないのです。
「純喫茶・谷村新司」をはさんで、「サバ缶スペシャル」は、さらに高度な技を紹介します。

それは「」です。

「泉の蘭ママ」さんの情報によれば、豆腐、ネギ、白菜、はるさめなどにサバ缶を加えてポン酢でいただくと美味とのこと。
スタジオにはしずしずと、サバ缶鍋が運びこまれました。

湯気の立つ鍋からサバと野菜をすくってポン酢をかけると...うーん、優しい味わい。
味があるかないかの微妙なところに、サバの滋味あふれるうまみがそっと加わります。

「鍋の時は主夫」さんご提案の「チャーハン」は、鶴岡さんが作ってきました。

これもいい。
中華料理というよりアジアンの雰囲気でした。鶴岡さんの味付けもあるのかもしれませんが。
 
さらに「横手のまめ」さんが教えてくれたのが「サバ味噌缶、豆乳、ラー油」だけでできるという料理。
サバ缶の身と汁に豆乳とラー油をかけ、ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで30秒加熱。
これだけで「坦々麺風味サバ缶」になる、というのですが、信じられますか?
私と鶴岡さんは半信半疑、でき上がりを待っていたのですが、スタジオに持ちこまれた完成品を見て、まず感嘆。
豆乳とラー油が絶妙に混じりあい、ちょうど坦々麺の表面のように、ラー油が細かい油滴になってサバの表面を覆っているのです。
このへん、映像があればいいのですが、二人とも感嘆のあまり撮影を忘れてしまうというだらしないパーソナリティなのでした。
そして、一口含んで、なお感嘆。二人同時に「あっ!
坦々麺の味になっていたのです。
信じられないというかた、どうか試してみてください。ホントでした。

数あるサバ缶レシピのトリをとったのは「藤原もうふ店」さんのアイディア。またシンプルに戻った作り方でした。
(1)サバ水煮缶のふたを開ける。
(2)中の油を捨てず、そのまま醤油適量。
(3)チューブ入りニンニクを適量。
(4)よくかき混ぜてできあがり。
ご飯によし、酒の肴によし、だそうです。
やってみました。
ニンニクと醤油で、こんなにおいしくなるのか!
酒の肴に本当によいのか、スタジオに酒がなかったので実験できなかったのは痛恨の極みですが、まあ仕事中ですから仕方ないとして。

...と、お聞きの皆さんのお知恵にすがりきった「サバ缶スペシャル」。
改めて、サバ缶の万能ぶりに感じ入りました。どんな調味料とも合い、新しい味の発見があります。

このレシピを教えてくれた「藤原もうふ店」さんから、再度メールが来ました。
昔、自営業のお父さんが不渡りを出したときのご飯のおかずが、このニンニク醤油サバ缶だったとのこと。
「子どもで何も知らない自分はニンニクが大好きだったのでメチャクチャうまく大喜び」
何杯もお代わりをした、という思い出を教えてくれました。
お父さん、仕事に行き詰って大変だったことでしょう。でも、ニンニク醤油サバ缶が、その日のおかずになり、家族のエネルギーになっていったんですね。サバ缶が救いの神だったかもしれません。
「これからどうして行こうか」と、妻子を抱えて苦悩していたお父さんも、サバ缶を食べていた時は悩みを一瞬忘れていたかもしれません。

いつでも安く、おいしく、いろんな調味料に合うサバ缶は、みんなの味方です。

掲載されている記事・写真等すべての無断転載を禁じます。Copyright © Akita Broadcasting System. All Rights Reserved