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2013年04月25日

円安の影響 part2 @秋田経済研究所

ABS news every.取材記 2013.04.12(金)

世の中はアベノミクス効果もあってか以前に比べると円安に動いています。というのは前回お伝えした通り

企業の円安の影響を取材するため4/12(金)「ヨコウン株式会社」にお邪魔した次には、秋田銀行本店5階にある「秋田経済研究所」の松渕秀和所長をたずねました。


またおじゃましました田村 通算何回目?

詳しいことはまあ 夕方6時15分からのABS news every.を見てもらえたらと思いますが、タイトルとは別の話でよく取材している「秋田経済研究所」は何なのか?を簡単にお伝えします。


某番組でもすっかりコメンテーターとしておなじみ松渕秀和所長

「秋田銀行」はいわゆる「シンクタンク」を設けています。
「秋田経済研究所」はシンクタンクです。
そのシンクタンクというのは何かというと


秋田市山王の山王十字路角にある 秋田銀行本店

think=考える tank=貯槽 が英語の直訳で

三省堂の「コンサイスカタカナ語辞典」を調べると「頭脳集団 さまざまな領域の専門家を集めた研究組織」と表記されています。

土曜の朝ABSでも放送しているウェークアップの寺島実郎さんは「日本総合研究所」略して「日本総研」もシンクタンク
「野村総合研究所」もシンクタンク
田村が就職活動でかすりもしなかったのがシンクタンクです。業務内容も知りもせずに受験したらそりゃそうなりますね。
ちなみに「日本総研」と「日本食研」はちょっと違うのでお間違えのないように。

どうしても研究機関=理系 というイメージが強いと思いますが、これは文系の研究機関だと思ってもらえるとわかりやすいですね。

例えば、「円安になったら県内の企業はどうなるんだ?」という疑問をもったときに、実際にアンケートなどを実施するわけです。
ほかにも「消費税が10%になったらどんな影響が出るんだ?」ということや「TPPが県内に与える影響は?」という疑問についてこうしたことは 研究室内や 机の上では結果が出せないものです。
よかれとおもって政策を実施したら失敗したなんてことも当然あるわけで、学問としても理論通りいかないことも多々あります。
もちろん金融機関などは社会情勢を大きく反映しますので、こうした研究機関が必要になってくるわけですよ。

調査・研究分野は経済も農業も行政もさまざまな分野があります。
そのうち、秋田銀行に関する・・・ いや秋田県の経済に関することを独自に調査研究している機関が「一般財団法人 秋田経済研究所」です。

何をしているのかというと、機関紙「あきた経済」を毎月発行しています。
これはホームページでも見られますが、4月号の内容は

・農業分野における秋田県女性起業の現状
・県内企業動向調査
・「平成24年経済センサス-活動調査」からみる秋田県の概況
・秋田県の畜産業の現状と課題
・「食の秋田」の振興を考える
・「買い物弱者」を支える地域の取組みについて

こうしたことを各関係機関にアンケート=聞き取り調査をしてデータにしているのです。結構地味です(笑)。 
日本銀行秋田支店も同じような金経済概況などを聞き取り調査しています。これもまた意外と地味です(笑)
いや悪い意味ではなくて日銀の秋田支店の方に聞くまでは 聞き取り調査をしているということを全く知りませんでした。「聞き取り調査」というのが味噌で重要なんです。

以前は北都銀行の北都総研もありましたが、2012年2月をもって北都銀行本体と合併してなくなりました。本店の一部の方が担っているんだと推測しています。

田村の勝手な考えですが、おそらく各部署が調査してもいいんでしょう
けれども、専門に調査をするチームを作ったほうが 重複などの無駄がなくなるのではないかと思います。
その専門調査チームであるシンクタンクの力をお借りして「○○に詳しい ○○教授に聞くと...」という役割を、代表して所長にお願いしているという次第であります。

だから松渕所長は元秋田銀行員であり、各地の支店長なども務められている経済に詳しい方であるわけです。そして経済だけでなくて最近はハピネッツにも詳しくなっています(笑)

経済ネタで専門家の知識をお借りしたい場合、すぐに取材をお願いしてしまいます。ずうずうしいマスコミでいつも大変申し訳ありません。

秋田東中学校の後輩でもある、弊社社長の立田聡も大変恐縮しております...

という前置きを知った上で、ABS news every.をみてもらうと、松渕さんの役割がわかっていただけると思います。超簡単に言うと「識者」なんです。




あんなカットやこんなカット
いろいろ工夫して撮ってくれる青森出身 東北共立・竹内誠カメラマン

ちなみに外観を撮影するときは いろいろ苦労します。
これが建物だ!というものがないわけで 代わりに秋田銀行本店を撮影しつつ5階の窓ガラスにズームインするなどの手法をとっております。

青森テレビ関係者のみなさま ならびに青森からWEBをご覧になっている皆様、おまたせしました。竹内誠カメラマンの雄姿です。この日1日取材でなんと2日分の10分企画に仕上がりました・・・ すべてカメラマンとエディター竹内さんのお陰です。

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