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2014年06月26日

旬の果物クラブ

ABS news every.取材記 2014.6.23(月)

お得なクラブが誕生しました。
野菜や果物の卸売業者の秋印秋田中央青果(あきじるしあきたちゅうおうせいか)は「旬の果物クラブ」を始めました。

会員に旬の果物を勉強しながら味わってもらおうという活動をします。
多数の応募があったようで、30人の秋田市民が抽選され会員になりました。

クラブのいいところは、なんといってもタダで美味しい果物が味わえるところです。
ガソリン代をかけて外旭川に来ても元が取れるって言うものです。
しかも会費は無し!無料!ロハ!
お土産までもらえてしまう太っ腹クラブなんです。

秋田市公設地方卸売市場(旧称 秋田中央卸売市場)で第1回の活動が行われました。

なぜこんなクラブが発足したのかと言うと・・・

1975年2月に開設した秋田中央卸売市場は青果部・水産物部が指定管理者制度を導入し、2012年4月からはあきた市場マネジメント(株)が管理運営をする形になりました。
今までは青果部・水産物部・花卉部も全て秋田市が管理していました。
(花卉部は秋田市中央卸売市場として、秋田市が引き続き管理)

こうした民間への移行の中で何か新しい事をしていこうという取り組みの一環のようです。
秋印秋田中央青果が農産物を提供する各JAなどの協力を得て実施し始めました。

この日のテーマは2つ

1つ目が湯沢市三関の「サクランボ」

この三関と言う地区も秋田県内のサクランボの産地で、地区の東側に山があり、地理で昔習った扇状地に園地が広がっています。山に挟まれているためゆっくり日が昇り、西日もいい感じで当たってくれるため、昼夜の寒暖の差がつくそうです。そうすると実がしまって、味・光沢・品質がよくなるとのこと。品質の高いサクランボが採れる理由はこういうところにあったんですね。もちろん農家やJAの努力の結晶であることはまちがいありません。

2つ目が羽後町の「小玉スイカ」
もともと大玉スイカの栽培が盛んでしたが、出荷時期が短いうえに出荷が集中する事から、出荷時期を延長する目的と出荷量の集中をなくすため、小玉スイカが栽培されるようになったそうです。多くの小玉西瓜の産地では1番果2番果3番果(最初になる実を1番果 次が2番果)を収穫して長期出荷していますが、JA羽後館内では1番果の収穫だけで終わります。2番果3番果になると外見や味が落ちてくるのを生産者が嫌っているそうです。

それぞれ独自の研究を重ねて農家に還元し、そして私たちの食卓にのぼる美味しいフルーツをつくっているのです。
スイカはフルーツじゃないとかいうのはここではおよし ホホホホ

こうしたことを皆さん勉強しつつ試食するわけです(ロハで)。


JAのみなさんの解説上手です。おもしろいです。秋田弁も交えて楽しいこと楽しいこと。勉強になりました

今回の果物のスペックは、サクランボの品種が「佐藤錦」で愛称はチャーミーチェリー
ハウス栽培の小玉西瓜は、品種が「ひとりじめ7」で愛称は「夢こまち」です。


小玉西瓜 小玉スイカ こだますいか SUICA?

7月中旬になると県内各地の「メロン」を味わいます。
品種は秋田美人・若美レッド・アムス・甘えん坊など

8月上旬には大玉スイカ「あきた夏丸」と「縞王」など。

毎月毎月おいしいフルーツが目白押しです。


秋印秋田中央青果の渋谷重春(シブヤシゲハル)常務。インタビューありがとうございました

みなさんよーく味わって秋田のフルーツを全国に広めて下さいね。


おいしいよ

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