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2014年05月8日

日本銀行秋田支店

ABS news every.取材記 2014.4.1(火)

日本銀行秋田支店は、3か月に1回、短観=企業短期経済観測調査の結果を発表しています。

すごく簡単に言うと「今の景気がどうか」を知るために実施しているアンケートです。
これを3ヶ月に1回発表しています。


日銀内の一室はこんな雰囲気です

結果はどうだったかというと

景気を「良い」とみている企業の割合がわずかに低下しているものの、景気は緩やかに回復を続けているようなんですねー

でも3か月後の予測では、消費税増税後の反動などで景気が悪くなると答える企業が大幅に増えるという結果が出ています。

日本銀行秋田支店は、3月の短観=企業短期経済観測調査を発表しました。
日銀秋田支店が県内158社を対象に実施したアンケートの結果で、

景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業の数を引き算します。
それが判断指数です。

今回はプラス8で、指数とかなんとかではなく、噛み砕いて言うと、アンケートの範囲内では景気がよい企業が悪い企業より8つ多かったということです。

前回=3カ月前の調査から2ポイント低下し改善のペースは緩やかになっているものの、
「景気が良い」と見ている企業の割合は引き続き高く、バブル経済終盤の1991年頃と同じ高い水準となっているようです。

しかし6月の景気の見通しについては判断指数がマイナス3となっていて、反対に「景気が悪くなる」と見ている企業の割合が増えています。

特に小売・卸売業などでは消費税増税後の消費の冷え込みを懸念して、景気が悪くなるという企業の割合が多くなっています。


日銀の支店長はエリートですねぇ。小田信之(オダノブユキ)支店長が解説してくれます

日本銀行 小田信之支店長は
「消費税率引き上げに伴う影響がいつ頃までどのように表れるか?
 しっかりと注視していかなくてはいけないなと思っています。
 日本銀行としてはこれまでに続いて、
 緩和的な金融環境の維持を通じて経済をしっかりと支えて行きたい言う風に思っています」
とコメントしていました。


この日は田村1人で取材に行き、話を聞いて原稿を書き、デジカメで写真を撮りつつ、おまけにムービーカメラもまわして、田村の映像が次の日の昼ニュースで使われました。黄色い服はAABの北田牧子アナウンサー

ちなみに、日銀が経済系のニュースでよくコメントに使う「注視」は、注意深く見ていくという意味です。

日本銀行秋田支店では、今後の見通しがマイナスになっていることについて、
先行きの不透明感を含めて慎重な回答が出てきたためではないかと分析しています。


日銀内には見学者用にこんなものも用意されています。テーブルの上は田村の携帯とデジカメと報道の原稿用パソコンと、その奥に隠れているがムービーカメラです

ちなみに、銀行の銀行といわれる日本銀行秋田支店。

2008年ごろ「ごくじょうラジオ」を担当していたとき、お金にまつわる話題があって、
事前に秋田支店に「2000円札は何枚ありますか?」って聞いてみました。

けんもほろろに「セキュリティ上 お答えできません」と言われました。

そりゃそうでしょうけど・・・ なんか知りたくなるじゃないですか。
1円玉は何枚程度ありますか?って聞いても教えてくれないんだろうな・・・

また、同じ2008年ごろお札を折って「ターバン野口」を作る遊びが書籍になりました。
現在テレビ制作部の鎌田智循ディレクターが担当だったと思います。

そのときも日本銀行秋田支店に
「お札を折ってもいいんですか?」とたずねました。
「お勧めはできません」とけんもほろろに言われました。

じゃあ「見本」だったら折ってもいいんですか?と言うと
「秋田支店に見本とかかれた札がそんなにあるわけではないので・・・」
と断られました。

「じゃあ 印刷すればいいんじゃ・・・」
おっと、君子危うきに近寄らず。
ターバン野口は現物なしで、そのまま口頭だけの紹介になった記憶があります。

「よーくかんがえよーう お金は大事だよー」

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