商工会議所
ABS news every.取材記 2013.09.04(木)
「東北・北海道商工会議所連絡会議」という長い名前の会議が秋田市の秋田キャッスルホテルで開催されました。
商工会議所というのは、それぞれの地域地域にある商工業者が集まって、いろいろな活動をしている
総合的な経済団体です。○○商工会議所ってありますよね。
事業者などが集まって、イベントを企画したり講習会・研修会を開いたりしています。
日商簿記なんていうのもありますよね。あれは「日本商工会議所」の略で「日商」なんです。珠算能力検定=そろばんも商工会議所がやっています。
小学生のころ、そろばんの検定試験で、なんで館山商工会議所というよくわからないところでやるのかな?と思った記憶があります。その時は検定試験なのに、そろばんを忘れてうちの父に車で大急ぎで取りに帰ってもらったことがあります・・・
今日は北海道・東北の商工会議所のメンバーなど 210人が集まりました。
目的は、情報交換をして、北海道東北の連携を深め、地域の経済をよくしようと毎年行われている会議なんです。
ちなみに秋田で開催されるのは12年ぶり。
北海道−青森−北海道−岩手−北海道・・・と北海道と東北6県が交互に開催されているためです。
日本商工会議所の岡村正(タダシ)会頭が「日本経済社会の復興・再生と商工会議所の役割」と題して講演しました。
岡村さんは、大手電機メーカー(株)東芝の社長を務めた方でもある方で、現在は日本商工会議所のトップ=会頭を務めています。
めったにお目にかかれないんですよ
岡村さんは、まず震災から復旧・復興を進めて企業と地域のイノベーションを進めていきましょう。いままでにないビジネスも手掛けていきましょう、という講演がありました。
そしてもうひとつ、特別決議を採択するという目的がこの会議にはありました。
決議は
・復旧復興を果たすための復興予算の確保
・グループ補助金制度要件の緩和 支援策拡充
・地方でも実感できる実効性のある経済対策の推進
・北海道新幹線の札幌までの工期短縮による早期完成
・復興のシンボルとしての国際リニアコライダーの誘致実現
・高速道路など両地域の発展の基盤となるインフラ推進
こんな決議を採択して会議は閉会しました。
カメラは秋田ステージ・宮崎淳(ジュン)くん。このあともスポーツ取材・・・ 編集誰かお願いしまーす
田村は事業主ではないサラリーマンのため、なかなか商工会議所の内部のことはわからないのですが
、大まかなイメージは、事業者が集まるといろいろなことができる。アイデアも浮かぶし、ビジネス上のつながりもできる、友達も増える人脈ができる。メリットが大きいよということでみなさん、商工会に所属している人が多いんでしょうね。
数は力です。商工会は公益法人のため政治活動ができないので、政治連盟つくって立候補者を支援することもあります。中小企業を中心として作られた商工会議所は、ちいさくてもまとまれば大きな力になるんだなと思いました。
なお秋田商工会議所などでは「秋田ふるさと検定」なんていう検定試験も実施しています。
詳しくはwebで(笑)