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2013年07月31日

有権者の反応@秋田駅前

ABS news every.取材記 2013.07.22(月)

参議院選挙から一夜あけた、次の日

報道部は月曜日まで休めない人が多いんです。
理由は、月曜日の ABS news every. で選挙を総括するからです。

その1つに「有権者の反応」があります。いわゆる街頭インタビュー

「○○候補が当選した。今回の選挙結果をどう受け止めますか?」

これだけなんですが、今回は苦難の連続でした(笑)
答えてくれない方が圧倒的に多かったんです・・・
いつもは 結構な確率で答えてもらえるんですよ。

もちろん、こちらがいきなり声をかけて失礼していることは百も承知です。
おまけにカメラが映してたら、こっぱずかしいこと山の如し。
慣れてない人にとっては「しょしー」となることも理解しております。

場合によっては嘘ついて仕事を休み、秋田駅前に来ている人もいるかもしれませんし、大人の情事で恋人と一緒に歩いている人もいるかもしれません。
そんなのを曝されようものなら、たまったもんじゃない。
ましてやABSのニュースを見ていない方には、田村修が何者かもわからないし、知らない奴に声をかけられるほど身構えるものはないですよね。

わかっているんです。わかっちゃいるんですが、仕事なのでみなさん勘弁してください・・・ これからも勘弁してください。

最近は田村の街頭インタビューではずいぶん短時間で多様なインタビューを集めることができるのですが、話題が「政治」や「TPP」にように少し難しくなると確率が低くなります。

それだけではありません。

街頭インタのテクニックを後輩や他局のみなさんに惜しげもなく披露すると
『急いでいない人を狙う』
という鉄則があります(鉄則かな???)


この先に進むと秋田駅です

つまり、秋田駅方面に向かって歩く人は交通機関を利用しようとしている人の可能性が高い!その場合は まず断られるでしょう。

じゃあ秋田駅から離れていくひとに狙いを定めようと考えますしたが、大きな障害が待ち受けていました。

AAB秋田朝日放送の和気アナウンサーが、同じように街頭インタビューをしているじゃないですか。

すると、まず和気さんのインタビューに気づいて警戒する方も出てきます。

つまり「あ、またカメラがいた、逃げよう逃げよう」

ってな感じになるわけです。うーん ポジション取りに失敗した・・・
失礼ながら和気さんに挨拶をしたとき、その旨を伝えました(笑)

和気さんも結構苦労されていたようです・・・ お疲れ様です。

街頭インタビューは、さまざまな心理学のテクニックが応用できます。
フットインザドアテクニックとかダブルバインドとか。

ちょっとした理屈を知っているだけで、スムーズに事が運ぶこともあります。

駆け引きであると同時に、やっぱり数ですよ。
同時に、同じ質問、同じシチュエーションでも聞き手=インタビュアーが有名か有名じゃないかで
かなり結果が変わってきます。

知らない人が聞くより、知った人に聞かれた方が安心感もあるし、相手も答え易いんです。

おまけに慣れてないアナウンサーが街頭インタビューに行くと苦難の連続でしょう。戦いは人選から始まるんです(笑)


はーるばるきたぜー えーきまえー(撮影:中村茂昭さん)

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