ニュース
テレビ
ラジオ
イベント・映画
アナウンサー
番組表
動画配信
ブログ
ABSあぷり
SNS

カテゴリ「ブログ」のアーカイブ

2013年11月8日

バナメイエビは悪くない

突風から一夜明けた朝、秋田市は青空でした。
きのう泉地区では屋根が飛んだり、電柱が倒れて中学校のフェンスをなぎ倒したりしましたが、夕方の下校時に起きた災害で、けが人がなかったのは奇跡というほかありません。

秋田市ではきのう午後4時58分、最大瞬間風速29.3メートルを観測しました。
1秒に29.3メートルの風速といってもイメージしにくいので、これに3600をかけると時速が出るのです。
すると...時速105キロ!
車だと60キロで走っていても、窓をあければ強い風が吹き込んできますが、たとえば新幹線が105キロで走っているとして、その屋根に乗っていて受ける風が、その風速です。
立ってなんかいられないでしょうね。でもそれが、きのうの最大瞬間風速でした。
観測したのは山王の気象台ですから、泉地区では瞬間的にそれ以上の強さだったと想像できます。
これでは、家が壊れるのも無理はない、と感じます。

突風についてのメッセージも多数いただきましたが、ほかに「アサドリレッド」さんから、こんなメールをいただきました。
「りんご農家からいただいたキズりんごを少量の砂糖と煮て冷凍、温まらない程度にレンジで解凍、シャリシャリのりんごシャーベット、バニラアイスと食べると最高!」なんか小腹がすいて甘いものが食べたいとき、こういうのが冷蔵庫にあるのはいいですね。
傷のついたリンゴは、売り物にならないといって流通ルートに乗らないことがありますが、でも中身は同じ。
リンゴも喜んでくれるでしょう。

と、こんな具合に、わかった上で農家からいただいたり、安く買ったりするのはいいのですが...
昨今、話題になっているのは「シバエビもバナメイエビも、どうせ同じエビだ。わからないだろう」という、誤表示というか偽装というか、の、騒動ですね。
先日、鮮魚売場で、「バナメイエビ」という表示のエビを見かけ「おお、これが話題の(?)バナメイエビか!」と声を上げそうになりました。
渦中の(?)バナメイエビは『お騒がせしてすみません』という気配で、申し訳なさそうに背中を丸めていましたが、気がついたらエビはみんな背中を丸めているものでした。
「君は悪くないんだよバナメイエビくん、悪いのは悪用した人間なんだ」と、思わず声をかけてしまいそうになりました。
メニューに「芝エビ」などと嘘を書かれ「僕はバナメイエビだー」と無実(?)を訴えたくても、すでに頭は切り落とされて、叫ぼうにも口はなく、無念な思いで食べられてしまったバナメイエビは、どれだけいたことでしょうか。
今こそ、バナメイエビを堂々と食べよう!「バナメイエビもおいしいね」と言いながら。
(きょうは東海林さだおのエッセイ風になってしまいました。『バナメイエビの丸かじり』とでも言いましょうか)

2013年11月5日

出前民謡

3日の秋田放送開局60周年ラジオ特番では、「出前民謡」を担当しました。

15年前まで、ABSラジオの名物番組だった「出前民謡」。ご自宅や集会所などに民謡一座が駆け付け、生放送の中でリクエストに応えるという、究極のぶっつけ本番・アドリブ番組でした(私は当時まだ超若手!で、先輩アナウンサーの司会ぶりを陰から見て勉強しておりました)。

きょうは、当日ラジオを聞いてくださった方、会場に足を運んでくださった方から、メッセージをたくさん頂戴しました。ありがとうございます。また、復活したいな~。

さて、これから来週初めにかけて気温が次第に下がり、月曜日は雪が混じるかもしれません~~。ついに来てしまった!この季節。タイヤ交換も考えなくちゃ。山間部に行く方は、変え時ですよ。

ところで、冬タイヤへの交換はどうしていますか?私は、毎年、自宅前でジャッキアップして、自分で交換しています。外して~付け替えて~外したタイヤは洗って物置へ~。年々、腰に来るようになってきました・・・。ん~~今年もやるか?

2013年11月4日

キャベツクラブ・リターンズ

秋田放送開局60周年を記念して、ラジオ復刻版として往年のリクエスト番組が、一日限定で11/3(日)復活しました。
「サンデー電話リクエスト」「土曜はキャベツクラブ」です。

このうち「キャベツクラブ」は、1989年4月15日から1997年10月4日まで、土曜の午後に放送した番組で、毎週、リクエストのほか、CD売り上げの最新情報などをもとにヒットチャートを作って放送していました。
きのうは、酒井アナとともに、番組で放送した年間チャートもお送りしましたが、プリプリ、光GENJI、リンドバーグ、ウインク、チャゲアス、B'z、ミスチル、ZARD、LUNA SEA(順不同)などなど、90年代を彩ったヒット曲が次から次へとかかりました。

当時は携帯もPCも普及する前でしたので、リクエストは「家電」という固定電話か、ハガキ
学校は土曜も授業があった頃ですので、中には学校の公衆電話からかけていた、という子もいたのです。
リスナーの支持もあって番組の人気は急上昇、多い時は1日300本以上の電話がかかってきました。

最新ヒットの紹介や、賞品が当たるクイズ(リスナーは電話で参加)、年に一度のNG集、ショッピングセンターを使っての公開放送など、当時、自分がラジオでやりたかったことをディレクターに訴えて、それが全部実現しただけに、私も毎週、燃えてましたねえ。

一夜明けた翌日の「あさ採りワイド」にも、「なつかしかった」というメッセージをいただきました。

特番のエンディングに、私は、こんなことを話しました。
「私は十代の頃、『サンデー電話リクエスト』を聞いて育ちました。
聞きながら、自分もアナウンサーになって、こんな番組を放送したい、と思っていたのです。
念願かなって、音楽番組を担当するようになりました。『電リク』を聞いていた世代が『キャベツクラブ』を作ったのです。
そしてこれからは、『キャベツクラブ』を聞いていた世代が、次の世代、未来のラジオを作っていくだろうと、私はそう信じています」...と話して、番組が終わったのは8時。
その時になって、「タマリバ」や「ごくじょうラジオ」のマティログさんが、昔「キャベツクラブ」を聞いていた、と、初めて教わりました。リスナーは身近にいた!

その夜10時からは「タマリバ」の生放送、私はもう帰宅していて、ビール飲みながら聞きました。
マティログさんとゆうみんさんが「やっぱり生は違う!」と高揚しながらしゃべってます。若いなあ。
番組の中で「タマリバからインタビューされたくて、月曜か火曜、アゴラ広場(だったかな?これ聞いたのはビール2本目あけた頃で記憶あいまい、ゴメン)を歩いているファンがいる」という話が出てきました。

これだ!と、私は叫びたくなりました。
番組と何か接点を持ちたくて、インタビューを待つ「タマリバ」ファン。
「キャベツクラブ」でも、公開放送の会場が人で埋め尽くされたり、LUNA SEAのファンが秋田放送に大挙押し寄せたり、うれしい反応がありました。
「キャベツ」を聞いた世代・マティログさんの「タマリバ」も、新しいムーブメントを起こしていくことでしょう。
そして、「タマリバ」を聞いた世代が大人になって作るのは?

掲載されている記事・写真等すべての無断転載を禁じます。Copyright © Akita Broadcasting System. All Rights Reserved