2011年10月6日(木)
きょうのスタジオゲストは、みちのくプロレスの気仙沼二郎さんでした。
このかた、宮城県気仙沼市の出身ですが、気仙沼 二郎さんではなく、気仙 沼二郎(けせん・ぬまじろう)さんなのです。プロレスラーで歌手、プロレスの営業担当でもあるという、多才なレスラーです。
10/9(日)にセリオンで開かれるみちのくプロレスのために、来秋されました。
やはり地震のことは避けて通れないと思い、「3月11日はどちらでしたか?」と聞きました。
その日は盛岡で公演の準備中で、とうぜん公演は中止、さらにその会場が避難所になり、避難してきた人たち不安な一夜を過ごしました。でも公演のために用意していた弁当や飲み物は、避難していた人たちに配ったそうです。
三月下旬には九州で試合が予定されていました。どうしようかと思っていたところ、九州の主催者から「義援金を集めて待っている。来てくれ」というオファー。行くのも大変だったようですが、行った先では歓迎を受けました。
避難所の外の空き地にリングを設置して、プロレス興行をしたこともあったそうです。呼ばれていって「やっていいんだろうか」と思っていると「とんでもない、やってくれ」。避難所や仮設住宅で過ごしている人たちにとっては、最高のストレス解消というか、娯楽だったそうです。
特に子供たちは、思い切り体を動かして遊ぶこともできずたまっていたモヤモヤが晴れた様子。リングに上がらせたりもしたそうです。
プロレス歴19年に及ぶベテランの沼二郎さんにして、初めての経験が、たくさんあったようです。でも「プロレスで元気を」なんて、かっこいい。これこそ、沼二郎さんでなければできない支援ですね。