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2012年1月20日

2012年1月20日(金)

鶴岡です。

今日、9時台には、わらべ歌「おてらのおしょうさん」についてお送りしました。
私が知っているわらべ歌「おてらのおしょうさん」は、

おてらのおしょうさんが、かぼちゃの種を蒔きました。
芽が出てふくらんで、
花が咲いたらジャンケンポン!

です。

ちゃんと手遊びもあって、

芽が出て→手のひらを胸の前で合わせる
ふくらんで→指を曲げてふくらませる
花が咲いたら→指を開いて花の形をつくる
ジャンケンポン→ぐるぐる腕を回して ジャンケンをする

というものでした。

こどもの遊びは、ジャンケンで始まることが多いので、きっと日常のジャンケンソングとして私も、毎日のように、歌っていたと思います。この「おてらのおしょうさん」は、昭和50年に出されたレコードにも、手遊び解説付きで歌が入っています。

ところが、平成の「おてらのおしょうさん」は、
お寺のおしょうさんが、かぼちゃの種を蒔きました。
芽が出てふくらんで、花が咲いたら.........この次が

枯れちゃって、
忍法使って空飛んで、
救急車に運ばれて、
ぐるぐるまわってジャンケンポン!

と、おしょうさんは大変なことになっていました。

これ、ある一部地域で歌われているものなのか?というと、そうではありません。ちゃんとCDにもなっています。タイトルは「おてらのおしょうさん(平成版)」。
昭和の「おてらのおしょうさん」は、花が咲いたらジャンケンできますが、時が平成になると、咲いた花がいったん枯れちゃうんですね。
こうした進化する「おてらのおしょうさん」について、お寺の和尚さんに、実際にお話をうかがいました。秋田市土崎、曹洞宗蒼龍寺(そうりゅうじ)のご住職、佐藤堅明(けんみょう)さんです。
「途中でしぼんだお花も、実がなってしぼんだはず。その実もまた地面に落ちれば、新しく芽が出て花が咲く、という、命が繰り返される。そう言うことがまわっているという風に考えられるのではないか。」
なるほど。そう考えると、枯れてしまう花は、必ずしも残念なことではないかもしれないと思えるようになります。

さらに、ご住職は、
「今、なかなか難しい問題が多い世の中だが、止まない雨はないという話もされる。地球は回って時間が進んでいる。どんどん良い時代に、良い世の中になるように。子ども達が希望を持ちながら暮らせるような世の中を、私たち大人が築いていけたら素晴らしいかなと思う」
とまとめて下さいました。

RN ほじなしbabyさんは、「子どもの想像力って凄いっすね!!」とメールを下さいました。
子ども達は、その時代、時代をよみながら。あるいは、「こうあったらいいな」という願いをこめながらわらべ歌の歌詞に映し出し、進化させているのかもしれませんね。

2012年1月19日

2012年1月19日(木)

賀内です。

放送が始まった7時半には曇り空だったのが、時間とともにだんだん青空が広がってきました。
雪が続いてうんざりしていただけに、この晴天は貴重です。

「子どもがスキー教室です」というメッセージや、「子どもの頃のスキー教室では、家からスキーとスキー靴をかついで行きました。自分の子どもだったら途中でへこたれそう」というメールもいただきました。
今は道路事情の関係もあって、自宅からスキーを持って通学というのはちょっと無理でしょうね。車があまり走っていなかった時代だからできたことでしょうけれども...。
昨今の修学旅行は、子どもたちの大きい荷物はホテルに直送してしまう、という話を以前聞いて、驚いたことがあります。
汗だくでスキーやカバンを持って歩いたのは、もう昔話なんですね。

日曜までは穏やかな天気が続きますが、月曜からはまた雨や雪、火曜からはまた寒くなりそうです。
まだ「寒中」ですもんね。
お風呂に入ったり、温かいものを食べたりして、春を気長に待ちましょう。
「あさ採りワイド」を聞いて、あったかい気分になれるよう、明日もがんばります。

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