森林純一さん
ABS news every.取材記 2014.2.19(水)
田村の夏季休暇中のブログは「偉人列伝」でお送りしています。
続いての偉人は「秋田のスケート界のレジェンド」森林純一(モリバヤシジュンイチ)さんです。
すでに半年以上が経過していますが、暑さも残る中、ちょっと涼しげな写真を残しておきました。
ソチ五輪真っ只中の2/21に放送したものです。
秋田市の森林純一さん。取材当時63歳。8/18に64歳になったばかりスピードスケートの達人です
森林さんは、スピードスケートの秋田県選手として初めて国体で日本一に輝いた県スケート界のレジェンド。
47歳で引退するまで7度国体を制した偉業を称え、県立スケート場には森林さんの写真が飾られています。
これだけでも十分レジェンドなんですけどね。
森林さんの特集なのに、なぜかスケートのウェアを着せられて、すべりの指導を受けさせられれた田村。
田村は登場する必要性があったのでしょうか?
しかし、放送翌日、もっとも反応があったのがこの企画でした。
そりゃ 転ぶよねぇ
いきなりスピード用のシューズ借りたから転んでしまったのさ。フィギュア用は足首まで一体になってるんで、足首がグラグラしないんだそうです。刃の長さを比べるとスピードスケート用の方が平らで長めで、薄く鋭くなっています。不安定だけど、摩擦を少なくしているんですね
初心者にとってはスピード用のシューズは小回りが利かず滑りにくいんです。
低い体勢をとり、走行時の空気抵抗を少なくするのもスピードスケートの特徴です。
実は森林さん、スケート場でやるのは滑ることだけではないんです。
スケート場での子供達みんな憧れのは・・・ビッグバーガー!!
県立スケート場の名物!
そうなんです。ハンバーガーの自動販売機は、今から35年以上前に当時、森林さんが勤務していた秋田市の菓子メーカーが設置したもので、その後、菓子メーカーは倒産してしまいましたが、森林さんは個人で会社を立ち上げ、この自動販売機の管理を引き継ぎました。
現在は森林さんが自宅の工場で奥さんの協力を得てハンバーガーを作っているんです。
マニファクチュアではなく家内制手工業なんです。
子供達が食べてくれるよう学校給食のハンバーグに近い味がたのしめるビッグバーガー!
スケートで冷えた体にはたまらないんですよ。
指導者としてもたくさんの選手を育ててきた森林さん。
現在は当時の教え子たちが 秋田のスピードスケート界を支えています。
同時に、スケート場で温もりを与えて空腹を満たしてくれるのも森林純一さんの支えがあるからなんです。
ソチオリンピックの効果もあって、県立スケート場の来場者は増えていて、ハンバーガーの売り上げも伸びたそうです。
取材で行った日にもすでに売り切れになっていました。
森林さんは多くの人にスケート場に来てもらいスピードスケートの選手が増えてくれればうれしいと話していました。
かっこいいすべりですよねー
今は9月、来月には県立スケート場もオープンします。
季節は巡りまたウインタースポーツの季節がやってきますね。
森林さんは実は福島県出身。縁あって秋田に長らくすんでいます。
もちろんもう立派な秋田県人です。
還暦を過ぎてもまだまだ走れるスケーター。
来シーズンも秋田県のスケート界のためにご尽力よろしくお願いいたします。
ついつい買ってしまうビッグバーガー