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2014年08月28日

角館応援列車

ABS news every.取材記 2014.8.15(金)

第96回全国高校野球選手権 夏の甲子園で 8/16(土)
初出場の角館は八頭(鳥取)に1対6で敗れました。

1回表に千葉のセンター前タイムリーで1点を先制したものの、3回裏、5回裏、8回裏に1点ずつ、6回には3点を失い敗れました。
2回戦の緒戦で敗退です。
秋田県勢は2年続けての初戦敗退となりました。

もともと雨で2日開幕が遅れて試合が8/16にずれ込んだのですが、その前日8/15(金)、秋田県を臨時応援列車が出発しました。



大曲駅を秋田ステージ宮崎淳カメラマンが撮影

もちろん角館高校の240人の応援団を乗せて一路大阪へ向かいました。


応援列車が横手から大曲駅に入線

JR横手駅を出発して、大曲駅、秋田駅を経由して日本海沿いを16時間かけて大阪に向かったのです。


すごい。電光掲示板に応援列車の文字が!魅せてあげよう1ドットのエクスタシー(見澤さん分かります?)

大曲駅では大曲駅や角館高校の校歌がスピーカーから流され応援ムードが高まっていました。

試合が終わったあとにこのブログを書く事自体が旬を逃していることなのですが、
それでも角館高校が歴史を作った一幕ということで掲載します。


この日は記者の菅原真梨子ちゃんも一緒です。増田中の女子ソフトテニス部の取材のあと大曲に来ました。増田中では田村は演者で、応援列車では記者を務めました


写真を撮影するのは、秋田魁新報 小松嘉和記者。角館高校のOBであり、ホームで取材のあと列車に乗ってみんなと大阪に向かってしまいました。本人の了解を得て掲載しています、ご安心ください。さきがけホールでは失礼しました


いってらっしゃーい

でも何故角館駅を出発しなかったのでしょうか?

それはですね、この応援臨時列車というのは、使っていない車両を使って、ダイヤの空いている隙間を縫うようにして運行されるので、ある程度路線が限られます。で、角館から秋田を経由するより横手→大曲→秋田→大阪という路線が適していたんでしょう。

★8/28 ブログの読者から指摘を受けました
ダイヤの間を縫っていくから、角館の路線を使わなかったのでは?
という推測をしたところ、単純に、大曲-盛岡間の線路は新幹線の規格なので、応援列車の583系では物理的にレールに
乗れなかったようです。専門家に確認したところ「その通りです」とおっしゃっていました。勉強になりました。
おふたかたあざーっす

仙北市民はさておき、同じ「角館高校卒業」というキーワードで結ばれた人たちが多かったと思います。

いわゆる同窓生が、母校の活躍を願いながら食料と飲み物をもって列車に乗り込み
「俺の頃はこうだった」「昔あの先生に殴られたや」
なんて言いながら大阪に向かったのでしょう。

田村は列車の旅は大好きです。本と携帯音楽プレイヤーと時間さえあればどこまでも行けます。
しかしこの列車では、もっとドキドキ感とワクワク感があったと思いますね。

ただこの列車に乗り込んだみなさんは「やまぶっつけ」と同じくらいのテンションで行う「応援」という共通の目的があるため、「八頭のピッチャーは...」みたいな話に花を咲かせて揺られて行ったのではないですかね?

本当に羨ましく思いました。

角館高校の躍進は 地域と同窓生に大きな活力を与えてくれたと思います。

あとは2年生チームがどれだけ高い意識を持って今年の思いを引き継いでくれるかですね。
9月にはいると、センバツ甲子園に向けた地区大会も始まります。
次なる「初出場校」は出てくるのでしょうか?

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