ABS news every.取材記　2013.12.24(火)

年末も近づいてきています。こうなると県庁もとんでもないことが起こらない限りは徐々に仕事納めモードに近づきます。

毎週月曜日（月曜が祝日の場合は順送り）に開かれている定例の知事会見が、クリスマスイブに県庁のプレゼンテーションルームで開かれました。今回が今年最後の「定例会見」です。

今年は、マツコの某番組でも取り上げられたり、龍角散のCM出演もあったりと何かと話題にのぼった佐竹敬久知事が、今年を表す漢字１文字を色紙に書いて発表しました。

広報公聴課により色紙がスタンバイ

知事が書いたのは「動」（どう）です。

正月の大雪、８月の仙北市供養佛集落の豪雨災害、11月の由利本荘市矢島の土砂崩落事故、竜巻などなど、天候や山が"動"いたという点が１つ。

それから自民党中心の大勢力をもつ与党が誕生したことに触れ、消費税増税・減反廃止の決定、それに特定秘密保護法などを多少の抵抗があってもやってしまおうという雰囲気があり、本質的な政治が大きく"動"いたという点を２つ目に理由として挙げています。

佐竹知事は2013年は「良い意味でも悪い意味でも非常に物事が動いた」という感想を持っているそうです。
そして来年はどういう年にしたいかという質問に対しては
「"動"きに惑わされることなく、良い話題をさらに積み重ね全体の活力につなげていきたい」
と締めくくりました。

例年　県庁の記者クラブに飾られることになってます(？)

さてさて、この知事会見、ニュースにはなっていませんが、知事も雑談も交えていろいろ話します。報道的な視点ではなく、いち県民としては高校の授業と同じで「雑談」の方が面白い場合が多々あります。

今回の田村的ニュースは、知事が猫好き都民から「猫好きな人に悪い人はいない、ぜひ都知事選に立候補を」というメールをもらったそうです。県政担当の太田直樹記者や竹内カメラマンに聞くと、佐竹知事は前回の会見でも話したそうですが、これは面白いですねー。「おちょちょ、おちょちょ」が効いたんでしょう。

おちょちょ　おちょちょ

東国原 元宮崎県知事のときもそうでした。
政治的なリーダーシップももちろん大切ですが、こうやって取り上げられるだけで、日本国中の関心が一時でも秋田に向かうというのはとても大切なことだと思います。
当然、人気者だけでは困りますが、小難しいことをいうよりも「おちょちょおちょちょ」って言ったほうが早いです。

で、県庁の知事会見は定例の場合30分ぐらいあります。
そこでどこを抜粋するかは記者次第、デスク次第です。
今回は、新聞各紙を見ても30分以上しゃべったうちの「動」の部分を切り取って記事にしていました。

次回は過去の県庁取材の画像ともに年末大放出(？)でお伝えします。

竹内さんの神業編集であっという間に完成。ファーストカット使えなくてすんませんでした