ABS秋田放送

2018年2月13日

内海知秀さん

ABS news every.取材記 2018.1.28(日)取材/2018.1.29(月)放送

内海知秀(うつみともひで)さん
能代工業高校出身のバスケットボールの第一人者です。
青森出身で、日本体育大学や日本鉱業で活躍し、
札幌大のヘッドコーチやJXでのヘッドコーチを経て、
2003年女子日本代表監督に就任しアテネ五輪出場
一度戦列を離れ 2012年に再び女子日本代表ヘッドコーチに就任し
リオ五輪で8強進出。3年間は秋田県人でした。

内海01
バスケ前女子日本代表ヘッドコーチ
内海知秀さん

内海さんならびに、日本女子のアカツキ5がリオで何がすごかったかというと、
4年をかけてチームが世界8強にまでたどり着いた点です。
五輪の世界8強は20年ぶりのことでした。

日本の女子は、リオ五輪前 世界ランキング16位でした。

しかし、予選リーグでは“格上”のフランス、ベラルーシ、ブラジルを破って決勝トーナメントに進出。
そして世界一のアメリカ女子に、第2ピリオドの終盤2点差まで詰め寄ってアメリカを慌てさせたという、とても16位のチームとは思えない戦いを見せたのが2016年の夏でした。

内海02

スカウティングや練習、戦術さまざまなスタッフの力も結集して、女子日本代表を世界の舞台で活躍させたとは思いますが、陣頭指揮をとっていたのは内海さんです。

そんな内海さん 能代工業高校バスケットボール部出身です。

今回五城目町体育協会の60周年記念の講師として招かれ、バスケクリニックや講演を2日間に渡って実施しました。

その2日目に、田村もガヤとしてお手伝いに行ってきました。

内海03

内海さんのことは、雑誌、ネット、噂(笑)を通じて 以前からよーく知っていたつもりではありましたが、今回、初めてお会いすることができました。

印象は
「紳士、物腰柔らか、優しい、背が高いのに周りに腰が低い、冗談も飛ばす…」
悪いところがひとつも見当たらない 59歳でした。

なんで五城目町の体育協会の記念イベントに招かれたか…

それは、五城目第一中学校の舘岡和人(カズヒト)校長
能代工業のバスケ部のチームメイトだったからなんですね。

内海04
スラムダンクの安西先生並に優しい、仏の校長が登場

内海さんと舘岡校長は2年3年次に能代工業で3冠
2年次はフルレギュラーではなかったそうですが、試合にもちゃんと出場していて 合計6回全国制覇を成し遂げています。

1975年 全国高校選抜・東京インターハイ・三重国体
1976年 全国高校選抜・長野インターハイ・佐賀国体

内海05
4舘岡 7内海
画像は全て小田桐健悦さんの渾身のカメラワークから全て切り取らせていただきました

内海秀知さんは
背番号7で、ポイントゲッター
日体大卒業後に全日本入りして7年間代表
現在は札幌大学 客員教授であり
Bリーグ「レバンガ北海道」のアドバイザリーコーチ

舘岡和人さんは
背番号4で キャプテンで常に走っている
筑波大1年次に 日本代表U-20に選抜
現在はふるさと五城目第一中学校の校長

こんな2人が同級生だったんですねえ

「五城目中の生徒達、あるいは羽城中とか天王中とかで
 舘岡先生と一緒だった生徒達よ、知らなかっただろう。
 君達の校長先生はすんごい人だったのだ」

内海06
バスケプレーヤーの間に入ると162cmの田村は
メキシコシティで捕獲されたグレイ状態になります

内海さんは五輪の話などはもちろん、たくさんお話してくださいました。

ただ、田村が行ったからには、お利口さん授業というわけにはいきません。

内海さんに根掘り葉掘り質問してきました。
今回は上村くんがトリテキを作っていませんので、喋ったことを全部記しません。

何が行なわれていたかと言うと

・内海さんに若かりしころのことを沢山質問した
・内海 vs. 舘岡で丁々発止があった
・五中男女バスケ部主将と 陸上・バレー・野球の2年生キャプテンに
 ボール捌きをしてもらい、内海さんに評価してもらった
・才能だけでは終わる 努力があって初めて向上するし
 世界に近づけると内海さんが力説した

内海07
校長と日本代表HCにこんなことさせますかね…
ご無礼をお許しください

内海08内海09

そんなお手伝いを田村はしておりました。

この様子は1/29(月)の「ABS news every.」で放送されました。
新人の水戸谷卓記者が原稿を書き、小田桐健悦カメラマンが撮影した映像を 出雲輝彦エディターが編集して、廣田アナウンサーが伝えました。

舘岡校長は 放送後、中学1年生から
「先生バスケット下手なんだね」って
言われたそうです。 すいません。

ひとつ、羨ましかったのは舘岡先生と内海さんが40年も前のことを昨日のことのように思い出して丁々発止を繰り広げたことです。
過酷中の過酷な練習に耐えた同士であり、同じ釜の飯を食った仲間であるからこその間柄なんだと感じました。
お二方とも、今でも加藤廣志監督の前になると、気をつけで背筋が伸びるそうです。
今年60歳になるのに…

リオ五輪では 平均身長で10cmも下回っていた日本の女子たちは
結果金メダルだった大巨人アメリカ女子を慌てさせ、結果的に立ち上がらせて110-64で敗れました。

1秒も無駄にしない戦術、とにかく走って取って打って、緻密に計算されたバスケでも阻まれたアメリカの壁はとてつもなく高いものだったと思います。
でも選手達は本気でアメリカを倒しに行きました。

そこまでの持って行き方、チームビルディングを
能代工業出身の内海知秀さんは教えてくれました。

内海10

内海さんは講演後こんなことを話していました。

「東京五輪のメンバーはいずれ招集されるけれど、
 リオのメンバーが過半数になるでしょうね。
 若手だけだと難しい、ベテランだけだと勢いがない。
 だから悔しさも知っている、本気でメダルを狙いに行くメンバーが
 多く残って若手と融合した東京五輪のアカツキファイブは
 もっといい成績を残すと思います」

掲載されている記事・写真等すべての無断転載を禁じます。Copyright © Akita Broadcasting System. All Rights Reserved