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2021年10月24日

幼い頃から月を見るのが大好きだった川柳の長谷川酔月さん

10月24日のゲストは、秋田県川柳懇話会会長で全日本川柳協会理事の長谷川酔月(すいげつ)さん。元警察官でSP(セキュリティポリス)として長い間勤務していただけあって背中がピンとしていて78歳にはとても見えない姿勢の良いダンディな方でした。

長谷川酔月さん

酔月さんのことは新聞やテレビで知っておりましたが、長い間お名前は、翠月ではなく酔月とつけたのはきっとお酒が大好きな方なんだろうと勝手に思い込んでいましたが、月を見るのが大好きだからこのお名前にしたんだそうです。
長谷川さん、大変失礼いたしました。Michikoはとても恥ずかしいのです。
お酒ではなく、月を見ればいろいろな事を考え想像し、月に酔うということから酔月という名前にしたそうです。さすが川柳のお方です。本名は長谷川三紀夫(みきお)さん。名刺には川柳のお仲間が鉛筆で描いてくれた似顔絵が載っています。

長谷川酔月さん

昭和18年(1943年)、河辺郡下北手村桜字桜(現在の秋田市桜)に兼業農家(お父様は国鉄職員)の
9人家族7人兄弟姉妹の5番目として誕生しました。子供の頃、大病をして体の弱かった三紀夫少年は家の中で過ごすことが多く、本をたくさん読んだそうです。小学校に入ると図書館にある本をほとんど読んでしまったそうですよ。本を読むことが大好きな子だったんですね。毎日、月を見ては様々なことを思い、本を見ては色々な言葉を覚え、その頃から川柳会を盛り上げている今の長谷川さんの土台が出来上がったのですね。
平成4年度秋田県川柳懇話会最優秀作品賞に輝いた長谷川酔月さんの本格川柳です。

「夕焼け小焼け いつかひとりの かくれんぼ」

この作品には人生のたそがれ時を感じるという評価で、ちょっと気がつくと昔けんかした仲間や仲良く遊んだ友達もいなくなって、たったひとり残ってしまった―というような深い意味が含まれると高く評価されたそうです。川柳は庶民の文芸、とおっしゃる長谷川さん。良い川柳は、たった17音で一冊の小説にもなるそうです。今回お話を伺って、川柳おもしろそう、と興味を持ちました。サラリーマン川柳などもあり最近は若い人たちにも広がってブームが続いています。

長谷川酔月さん

夏休みの宿題で書いたMichikoの孫の川柳。
「墓参り 祖父はまさかの ビールかけ」
面白いね、良いですよ。お盆の墓参りの暑い日、墓石にビールの泡がかけられ涼しさが目に浮かぶ。よっぽど亡くなった方はビールが好きな方だったんでしょうね、と誉めて下さいました。長谷川さんのトークは、表現力が豊かでやさしく、終始、穏やかな表情でした。緊張感でいっぱいだった警察官の仕事を立派に定年退職まで務め、第2の人生は今やりたかった川柳の道で充実した毎日を過ごしています。川柳やってると、長谷川さんみたいに生き生きと素敵に過ごせるのかしらって思っちゃいました。

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