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2021年3月21日

秋田市出身の漫画家・倉田よしみさんは、海外でも活躍する“すごーい人”になっていました。

3月21日のゲストは、漫画家の倉田よしみさん(66才)。倉田さんは、秋田市土崎に生まれ育ち、高校時代に偶然見つけた、漫画家・ちばてつやさん(代表作「あしたのジョー」ほか)のアシスタント募集のお知らせを見つけて応募し、高校卒業と同時に上京、5年半、アシスタントを勤めたあと、漫画家デビューを果たしました。少年時代、「漫画の世界もいいな!」と漠然と思っていたそうです。

倉田よしみさん

味いちもんめ~継ぎ味

倉田さんの代表作、「味いちもんめ」の影響を受けて、板前さんなどの料理人になった方が全国に沢山いらっしゃいます。Michikoが初めて倉田さんを知ったのは、約40年前。土崎の友人から紹介され、デビューしたばかりの倉田さんにインタビューさせていただいてからのお付き合いです。久しぶりにお会いした倉田さんは、トレーナーにジーンズと赤い靴で、昭和29年生まれ、だなんて思えない程、若々しいお姿でした。

収録

倉田さんは今、漫画家のほかにアメリカやヨーロッパ、そして主にアジア圏(中国、台湾、マレーシア、モンゴル)などで、日本の漫画文化を普及させるために、“ジャパニーズ・マンガアーティスト”として紹介され、漫画の描き方を指導したり、マンガ大賞の審査員や大学で教授を務め、コロナ渦までは、世界を飛び回り活躍していました。

今回、Michikoが一番うれしかったのは、倉田さんが30年前に東京から秋田市に住民票を移し、生まれ育った大好きな秋田にいつでも帰って来られるようにと、アトリエもすでに作っていたことです。そのアトリエで子どもたちを相手に「漫画教室」を開くための準備をするため、秋田にしょっちゅう帰っているとのことです。

収録

そういえば、倉田さんの作品は、秋田県内あちこちで、いろんな形で見かけます。秋田市通町の看板や土崎の「KⅠTASKA」、土崎みなと歴史伝承館。こちらは、秋田市仲小路商店街にある食器のさかいだの2階にあるティ―ルーム陶にも四角い真っ白な大皿に、倉田さんのサインと漫画が描かれていました。

陶

陶

今は、土崎空襲のことを伝える絵本の制作に取り掛かっているそうです。秋田のために、沢山貢献している倉田よしみさん。日本を代表する漫画家なのに、偉ぶることもなく、純粋に秋田を愛している方なんだなあ、って思いました。番組収録の後も、秋田の街をもっと盛り上げたい!と熱いおしゃべりは、延々と続きました。Michikoからのお勧めの本は「青山君の夏休み」。秋田の方だったら、1冊あると勉強になりますよ。

青山くんの夏休み

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