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2021年3月16日

水墨画家・飯塚洋三さんの座右の銘は、「良い時あせらず、悪い時あきらめず!」

3月14日のまめだすとーくは、心の花・東海林大心社長のご紹介で、水墨画家・飯塚洋三さん(87才)にご出演いただきました。ご自分では、アトリエも教室も持たない茶の間の画衆とおっしゃっています。秋田市川尻の総社神社の大絵馬を12年前からお描きになっている方!と言えば、ご存知の方も多いかと思います。

飯塚洋三さん

飯塚洋三さん

飯塚さんは、1933年に横手市で生まれ育ち、1952年4月に秋田相互銀行に入行、1974年に退社した後も、丸果秋田県青果(株)、(有)秋田青果では、代表取締役を務めるなど活躍されました。飯塚さんのモットーは、「仕事は厳しく、余暇は楽しく」だそうです。絵の才能は、子どものころからあったようです。1947年、横手中学校2年のときに描いた「日本国憲法発布普及ポスター」は、秋田県知事賞を受賞しています。

1952年、戦後初めて実施された修学旅行に出かけたときの楽しかったことや、しおりを見て思い出しながら小冊子も作りました。当時は、食べるものがなく旅行するのも大変で、お米を持って行かなくてはならない時代です。普段は「あしだ」を履いて生活していた飯塚さん、お父さんの革靴を借りて履いて行ったそうです。

おばあちゃん家

絵どうろう

本業のお仕事を退いてからは、好きな絵を思いっきり楽しんでいます。総社神社の大絵馬は、元気なうちにず~っと描き続けたいとおっしゃっています。そして、スタジオに持ってきてくださった、国宝「鳥獣人物戯画」を模写した作品!

鳥獣人物戯画

鳥獣人物戯画うさぎかえる

幅32センチの絵巻は、長さが14メートルもあります。「鳥獣人物戯画」は千年前に描かれたもので、「漫画の原点」と呼ばれています。さるやうさぎ等の動物を擬人化し、当時の風習や行事を描いています。国宝が保管されている京都・高山寺から頂いた朱印もしてあります。大心社長は、飯塚さんの作品に感動し、見入っていました。かなり興味をお持ちのようでした。

現在は、秋田県絵画美術院副理事長、秋田県現代水墨画作家連盟副会長。そして、秋田県生涯学習センターの行動人にも指名され、新型コロナウイルスの影響でしばらくお休みしているそうですが、それまでは個展なども開いていたそうです。

台湾

竿燈

2005年には、台湾の台北市で開かれた水墨画展に竿燈まつりの様子を描いた作品が台北市長を受賞しています。その時は、奥様と一緒に授賞式に出られたそうです。いつまでも元気で絵が描けるように、スポーツで体力作りもしてらっしゃいます。ミニテニス、パークゴルフ、健康ゴルフは、奥様とご一緒に楽しんでいます。

飯塚さんには、素敵な生き方と好きな言葉を教えて頂きました。「良い時あせらず、悪い時あきらめず」。Michiko、頑張ります!

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