4月23日のゲストは、浮田産業輸送株式会社の浮田忠勝社長のご紹介で
男鹿半島湯本温泉「温泉旅館ゆもと」代表取締役 館主の大渕英悦（おおぶち えいえつ）さんです。目が優しくて、品の良さを感じられる方です。番組ナビゲーターの演歌歌手・香月彩（こうづき あや）さんにもスタジオに入って頂きました。

お持ちいただいた資料によりますと、湯元温泉の歴史は古く、敷地近くの石灰華（せっかいか）・温泉の湧出口に見られる褐色をした炭酸カルシウムの沈殿物は、今から六千年前の縄文時代に出来たことが解明されていて、しかも、その場所から200メートル西方向には旧湯本児童館があり、敷地の際に縄文時代の遺跡が発見されたというのです。もしかしたら縄文人も温泉に入っていたかもしれないのです。

最初から、ワクワク気分になった私たちですが、驚くことが次から次へと出てきました。
一緒に仕事をしている大渕英悦社長の30代の息子さんが、インターネットで世界中に温泉の情報を発信したところ外国人のお客様が来るようになって、昔から変わらない日本の宿を大変喜んでお泊りになっているとか。それに、大渕英悦社長と息子さんはもちろん、奥様も英会話は大丈夫ということで、あたたかいおもてなしをしているそうです。

昔は湯治宿だったそうで、菅江真澄も入浴したといわれています。お湯は100％源泉掛け流しで、毎日入れ替えているそうです。掃除が行き届いていて、オートバイなどのツーリングの人たちもよく訪れるそうです。貸切風呂もあるそうです。
（入浴だけでもＯＫとのこと。）
特に香月彩さんが興味を示していたのは、英悦社長の奥様が作るお料理。旬の物を使い、お客様のご希望に沿ったお料理を提供してくださるそうです。
男鹿の地場産の魚はもちろん、今は、採りたての筍や山菜料理、お客様の要望に沿って出してくださるそうです。

入った後、肌がつるつるになって美人の湯と呼ばれている「温泉旅館ゆもと」。
Michikoも美味しいお料理と温泉に入って、美しくなりたいわ(〃▽〃)ﾎﾟｯ

この日のゲストは、高校野球の名監督・秋田商業高校野球部 元監督の小野 平（おの たいら）さん73歳。

今年の3月に開催された野球のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）。
普段あまり野球に興味がなかった人たちも、栗山監督率いる「侍ジャパン」の活躍で毎日、テレビに釘づけになった方も多かったと思います。二刀流、大谷の活躍はもちろん、「侍ジャパン」の中でも特に活躍ぶりが目立ったのが、大リーグ ボストン・レッドソックスの吉田正尚（よしだ まさたか）選手。その吉田選手を、青山学院大学にスカウトし、指導もしていたのが小野 平さん。

2010年3月、甲子園球場に選抜高校野球を見に行っていた平さんは、福井県の敦賀気比（つるがけひ）高校2年生で4番の吉田に注目。体は大きくないけれど、スイングが素晴らしく、足が速かったことなど、何か感ずるところがあったんでしょう。早くから熱心に勧誘活動をし、吉田選手を青山学院大学に入学させることができたそうです。

大学に入学後、平さん自身も野球部の寮で生活していたそうで、吉田選手のことは普段の生活や性格などもよくご存知のようです。
「素直で、おっとりしていて、おそらくチームメイトで吉田を嫌いな人はいないと思う。性格はおっとりしているけれど、野球に対しての探求心には凄いものがあった。」
体がそんなに大きくない分、人一倍、体を鍛えて今や「マッチョマン」とニックネームがつけられるほど、強い体を作ったのですね。スイングの仕方も今までにない方法を自分で考え、勉強し努力して生み出したものだと思います。

そういえば、吉田選手を見た時、昔、秋田商業高校野球部時代の小野 平さんと、吉田選手はよく似ていると思ったんです。顔つきも、体型も。吉田選手は体重が172cm位で、体重が79キロ位。平さんも同じぐらいですって。やっぱり！と思いました。（Michikoの兄と平さんは小中学校時代、仲良しでいつも一緒に学校に行っていたのです。）

リクエスト曲は、アメリカの野球ファンの愛唱歌「私を野球に連れてって（Take me out to the ball game）」。
日本語訳で見ると地元のチームを応援するわ！と出てくるので、どこのチームでも使える歌詞になっていて素晴らしい曲。1908年に作曲された曲で、1927年に歌詞がつけられ後で思い出しましたが、ジーンケリーとフランクシナトラのミュージカル映画で使われていました。

吉田選手と平さんは、LINEでやり取りする関係だそうです。吉田選手はいつも落ち着いていて、ピンチになった時も何かやってくれそうな頼りになる選手です。名選手になる人は、人一倍の努力とお世話になった人達への感謝の心は忘れないんですね。素晴らしい人間作りもしていた小野 平さんの指導力に改めて乾杯したい気分でした。