秋田市泉にある旭川幼稚園の杉原義雄園長は、毎年、卒園児全員に手作りのマグカップを記念品として贈っていらっしゃいます。そのカップに刻まれた「卵は立つ」の文字。この言葉の意味を聞くと、
「丸い卵は立たないと思いがちですが、あきらめずに挑戦すれば必ず立ちます」と杉原園長。

園児たちには、実際に卵が立つことを体験してもらうために、教室で生卵を立てることに挑戦させているのだとか。始めは半信半疑の園児たちも、何度も何度も挑戦するにつれ次第に夢中になり、見事成功させた園児は両手を上げて喜ぶそうです。
幼少期のこういった「失敗の連続を経ての成功体験」って、ものすごく重要ですよね。
「失敗したっていいんだ! 大切なのは、目標に向かって諦めずに努力し続けることなんだ!!」と言葉で言うよりも、卵を立たせた方が幼稚園児にとっては直感的に理解し易いでしょうし、何より一生記憶に残るでしょう。

今年卒園する彼らが、十数年後社会に出たとき、この日本はどうなっているのだろうか...
今からでは想像もつかないくらいの困難に直面しているかもしれない。そのときこそ、マグカップに刻まれた「卵は立つ」の文字が、真の効力(ちから)を発揮するであろう。

本日のゲストは、

クリエイトホームズの まこ社長こと 鈴木真人社長

秋田市旭川幼稚園園長 杉原義雄さん

秋田県防災学習館説明員 佐藤伸さん

そして、じゃんご料理研究家 見上藤枝おばあちゃん

以上のみなさんでした。ありがとうございました!!