コチョガール
あれは、小学校2年生のときでした。
席替えで、隣の席になった、お目目パチクリの女の子が、授業中に突然、靴を脱ぎ、僕の椅子の上に足を乗せ、「ねぇねぇ、ワタシの足の裏コチョコチョしてみて」
と言って、僕の右手をつかみ、自分の足の裏まで持っていったのです。
僕は、あまりにいきなりの出来事だったので、どうしていいか分からず、言われるがままに、その子の足の裏をそっと、くすぐりました。
「ぜーんぜん、くすぐったくない。もっと指全部を使ってコチョコチョしてよ。」
と言われ、また言われるがままに、全神経を指全体に集中させて、その子の足の裏をくすぐりました。
すると、「ぜーんぜん、くずぐったくない。はい、今度はトモアキくん(本名)の番。はい、足の裏を見せて。」
と、僕の靴を脱がせようとしてきたのです。
もう、これは現実なのかどうか、ワケが分からなくなり、今まで体験したことのない胸の鼓動を感じている僕は、もう彼女のいいなり。素直に靴を脱ぎ、足の裏をさし出しました。
「コチョコチョ、コチョコチョ、、、」(手馴れた手つきで、僕の足の裏をくすぐる彼女)
「う、うっ、、、!」(悶える僕)
「ダメだって!やめれって!うっ、、、!先生さ見つかるべ!」(ひそひそ声で僕)
必死に我慢する僕の耳元に、彼女は、
「これっぽっちでくすぐったいの? しょうがないなぁ。。」と、
ニヤニヤと、優越感たっぷりの表情で囁いたのです。
その瞬間、僕の心は鷲掴みにされました。
あまりに強烈でクスグったい、僕の初恋の思い出です。
僕に、"M"の血が流れ始めたのも、多分あの時からです。
MANAMIちゃん、今頃は、何処で誰をくすぐってるのかなぁ。
本日のゲストは、石川さゆりさん(電話出演)
じゃんご料理研究家の 見上藤枝おばあちゃん
以上のみなさんでした。ありがとうございました!!
ごくじょうラジオは、また来週!
21日(月)のテーマは、『マイつばさ』です。