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2010年9月16日

2010年9月16日(木)

賀内です。

あさ採りワイド」と「ごくじょうラジオ」では、弊社のKディレクターの禁煙ドキュメントをお送りしています。Kディレクターは病院の禁煙外来を受診して、健康保険もききます。
そんな中、本荘の「みーちゃんまま」さんから、メールがありました。
こういった内容です。
 
 
禁煙治療で納得いかないことがあります。
私は妊娠を機にタバコをやめましたが、それまで不妊治療をしていました。
不妊治療には健康保険がききません。自治体からの補助金は全額ではなく、はみ出た分や範囲外の分は自己負担です。私自身、数十万円かかりました。
タバコはその人の意志、でも不妊の原因はほとんど本人の意思とは関係ない。
しかし禁煙治療には健康保険がきいて、不妊治療にはききません。この現状にどうも納得いかないのです。
いつか不妊治療にも健康保険がきく日が来ることを祈りながら、禁煙治療をしている方には強い信念をもって治療していただきたい、そう思っています。

病院には、凍結された受精卵が私が迎えに行くのを待っています。私の体が迎えに行ける状態に整わないと迎えに行けません。
そのためには何日も注射をしたり薬を飲んだりしなくてはいけません。仕事も休まなければいけません。
そうして迎えに行っても着床できなければ悲しいけれどさよならです。

もっと不妊治療のことや、子供が生まれるのがどんなにすばらしいことなのかをいろんな人に知ってほしい、そう思います。
 
 
...という内容です。

生放送中ですが、私も鶴岡さんも、禁煙治療しているKディレクターも、メールを真剣に読み、そして、私は放送でこう話しました。

「ご意見ありがとうございます。禁煙外来については、喫煙者のうちある一定の基準を超えた人がニコチン依存症という病気と診断され、保険適用の資格を得ます。タバコはその人の意志、ということではありますが、依存症は精神疾患という"病気"として扱われます。2006年4月から保険のきく禁煙指導ができるようになりました。
このいきさつについては、10月の禁煙ドキュメンタリーで取り上げる予定です。
不妊治療については、悩んでいる人がいます。子供ができないという悩みは、筆舌に尽くしがたいものと感じました。
不妊治療に対する制度がどのようなものか、申し訳ありませんが不勉強で、今この場では申し上げることができませんが、後日、あさ採りワイドやごくじょうラジオで取り上げたいと考えています」

その後も、番組にはご意見をいただきました。
「ロン姉」さんのメールです。
「結婚して5年近いのに未だ子宝に恵まれません。子供はほしいですが、不妊治療は経済的負担、肉体的負担に一歩が踏み出せないまま40を過ぎてしまいました。せめて保険がきくなら私のような考えの人が一歩踏み出せるでしょうね」

大きな負担の末に子供を授かった「みーちゃんまま」さん、子供を望みながらも不妊治療に踏み出せず結婚5年を迎える「ロン姉」さん、それぞれに真剣なメールでした。
こういう声を受けて、取材をするのも「あさ採りワイド」のひとつの使命と考えています。
いつ放送かは、今の時点では確約できませんが、不妊治療と健康保険についての特集、日を改めて、お聞きいただきたいと思います。

そして、音楽も「あさ採りワイド」の大事な楽しみどころだと思っています。
きょうはフランスの歌手・クレモンティーヌが日本のアニメソングをカバーしたアルバム「アニメンティーヌ」からお送りしました。
軽快なボサノバのリズムに のって流れるフランス語のアニソン。「ドラえもん」も「サザエさん」も、そして「一休さん」も、ちょっと別の世界に感じられます。
「一休さん」の中で、英語で「ミスター・ワン・ブレイク」と歌っている箇所がありました。うーん、これで「一休さん」という意味なんだろうなあ。

けさは鶴岡さんが、しょうがご飯を作ってスタジオに持ってきてくれました。しょうが、梅、さらにちょっぴりにんにくが利いていて、スタッフはみんなおいしくいただきました。

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