2010年9月17日
2010年9月17日(金)
賀内です。
番組で明星食品からのお知らせを読んでいて、鶴岡さんとインスタントラーメンについて話したのですが、私が思ったのは「インスタントラーメンは複雑化している」ということでした。
初期のインスタントラーメンは、調味料の袋はひとつで、ラーメンを煮て、あとは粉末の調味料を入れればでき上がりました。
しかしその後、「調味油」というのが出てくるのですね。複雑化の始まりです。
他にも、醤油のような液体の調味料と白い油が、一つのビニール袋の左右別々に入っている、というのがありました。あの袋を上手に破って中身をひしぎ出すのには、熟練が必要でした。
これがカップ麺になると、複雑化はとめどないというか、薬味やら具やら調味料の袋があとからあとから出てきて、「これはお湯を入れる前」「これはあと」と、容器の横の説明を熟読して分類せねばなりません。加熱中(と言うのかな)にふたの上に載せて温める、具の袋もあります。
新製品のカップ麺を目の前にした中年男は、パソコンのマニュアルや携帯電話の説明書を読むような気持で、ドキドキしながら、袋を数え、容器の横の説明を読むのです。
「おいしいものにたどり着くには、時間と手間がかかるのだ!」と、言い聞かせながら。