ABS秋田放送

2009年12月25日

2009年12月25日(金)

乾杯が大好きな賀内です。(←12/23の放送日記を見てね)

月に一度、脳血管研究センターの長田乾さんにお話を伺うコーナー、きょうは「食べ物と脳」でした。

50年間で、日本人の食生活は様変わりしました。1960年当時、日本人のとる栄養素は炭水化物が多く、たんぱく質や脂肪はそう多くありませんでした。米をたくさん食べていればそういう食生活になります。このころは、肉はあまり食べず魚が主体、それも「塩蔵」と呼ばれる、干物などの塩分の多いものを多く取っていました。そのため高血圧、それが脳卒中への因子となり、当時は「塩分を減らして血圧を下げ、脳卒中を減らす」ことが命題でした(農村部では塩分摂取量が1日20グラム以上ありましたが、今の日本は14グラム程度)。
ところが、1970年代、80年代にかけて、食生活は洋風化しました。肉が多くなることは油も多く摂取することですから、たんぱく質と脂肪が増加、結果として、糖尿病などの生活習慣病の増加も招きました。コレステロールや中性脂肪が多いというのは、実は、脳卒中や認知症のリスクも大きくなるわけで、別の課題を背負うことになったのです。

興味深いデータがあります。日本とアメリカで、コレステロールの数値を調べたところ、1960年当時はアメリカで高く、日本は低く、歴然と差がありました。ところが、70年代に入った頃から、アメリカは減り始め、日本は増え始め、2000年の時点では、日米、ほとんど同じにまでなってしまったのです。高カロリー食が続いていたアメリカではさすがに反省の色が出て、スシバーやトウフなどの日本食ブームなど、食生活の見直しが出たのが、数値の変化に結びつきました。
こういう話を聞いていると、ダイエットは脳のためでもあるのだな、と思います。

実は私、7年ほど前、10キロやせた経験があります。いちばん太っていたときは171センチ、78キロありました。人間ドックに入ったら、さすがにやせるよう言われ、半年で68キロまで落としたことがあります。以来、リバウンドもせず、67〜69キロくらいを上下しております。

このとき驚いたのが、数値の変化でした。それまで高かった中性脂肪やコレステロールが急降下、こんなに改善するのか、と思ったものです。

もうひとつ変化した数値は、服のサイズです。ウエストで6センチ、ワイシャツの首が3センチ変わりましたし、肌着の類もLサイズだったのがMサイズに。ズボンなんかダブダブで、握りこぶしが入るくらい。ダイエットの広告そのままです。もう、今までの服が着られず、背広からシャツ、パンツまでぜんぶ買い替えました。これは楽しかったですよ。
太って買い替えというのは、なんとも情けないですが、逆にやせて買い替えるのは、戦果を誇るかのようで快感です。
「いやー、着られなくなっちゃった、しょうがねーなー」などとうれしそうに言いつつ、ウキウキしながら衣料品売り場を見て回っていました。

こういう「達成感」があったから、その後、やけ食いやリバウンドに行かず、ベスト体重を保ったままいられるのかな、と思います。年末年始は飲む機会も多いですから要注意ですが...。

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