ABS news every.取材記　2013.06.20(木)

４、５回シリーズでお送りするビッグネームとの対談･･･いや対談じゃないです、秋田に来たので取材させてもらいインタビューしただけなんですが、夏休みなんでちょっと豪華に行こうかなってな感じのダイアリーにしてみました。

放送局で仕事をしていると、

・普段できない経験ができる
・普段行けないところへ行ける
・普段会えない人に会える
・普段見られないものを見られる
・普段食べられないものを食べられる
・普段聞けない話を聞ける

というまあ自己満足の一環なんですが、特権というか役得があります。特に、テレビでしかお目にかかれない人に「会える」そして話を「直に聞ける」というのは、なんだか得をした気分になるものです。
しかも「テレビとおんなじだ！」なのか「テレビとは全然違う！」なのか？
その辺も肌で感じることで、妙な優越感に浸るテレビマンも多いと思います。

要はアナウンサーであっても、有名人にあうと妙にテンションが上がって嬉しいんです。４回か５回ぐらい続けて掲載しますね。

まずはウェイトリフティング＝重量挙げの2012年のロンドン五輪銀メダリスト　三宅宏実（ミヤケヒロミ）さん

テレビよりキュートな三宅さん

1985年11月18日生まれの27歳。田村よりも小柄な147cmで、取材したとき、田村の携帯ストラップにしたいと思うぐらいだったんですが、実は恐ろしいほどのパワーを兼ね備えています。

小柄なんです　162cm＞147cm

ロンドン五輪のウェイトリフティング48kg級で
スナッチ87.0kg、クリーン&ジャーク110.0kg、トータル197.0kg
すべて日本新記録を更新しなが銀メダルを獲得したスーパーウーマンです

女性ですよ！女の子ですよ！87kgを持ち上げるってどういうこと？？？

今回ウェイトリフティングの全日本選手権が6/21(金)から３日間の日程で県立体育館で行われました。三宅宏実さんは53kg級に出場。２年ぶり６度目の優勝を果たしたことは報道されている通り。田村がお邪魔したのは大会前日の6/20(木)。堀井啓一副知事を表敬訪問したときと、県立体育館で軽くウォーミングアップをしたときです。

県庁で堀井副知事を訪問

6/19に秋田入りし、夜、きりたんぽと比内地鶏と焼きハタハタ、それもあきたこまち(米)も食べて美味しかったようです。
秋田の食をすでに満喫しているとか･･･
自分でも「なにしに来たんだって感じですけど、もちろん試合に来ています」とノリつっこみみたいに答えてくれました。

あすから試合だというのに、いやな顔せずニコニコしながら丁寧に答えてくれて、とっても素敵な女性でした。

五輪の前には、各局、三宅宏実さんの特集を組みましたけど、そこで見せている姿が、まさに田村の目の前の三宅さんとイコールだったわけです。ほんとはメチャメチャパワフルなのにどこにでもいる街なかの27歳の女性のようにかわいらしく、でも強い！三宅さんのような選手は１回お会いすると手放しで応援したくなります。

そして三宅選手の練習する姿を見つめる女子高校生が･･･

男鹿海洋高校　ウエイトリフティング部　佐藤佳奈（カナ）さん。
国内の女子高校生ではトップレベルの選手です。

男鹿海洋高校　佐藤佳奈さん

「自分より体が小さいのに、どうやったら自分より重いバーベルを持ち上げられるのか知りたい」と話していました。そんな佳奈さんも、後輩からそういう目で見られるようになると思いますよ。

未来の日本代表を目指してウェイトリフター佳奈さん、ガンバレー!!

ところで八郎潟町は世界的なウェイトリフターを生んでいる地域なんです。

1964年　東京五輪　バンタム級　銅メダリストの八郎潟町出身　一ノ関史郎（イチノセキシロウ）さん
1972年　ミュンヘン五輪　フライ級　12位の八郎潟町出身　齊藤久治郎（キュウジロウ）さん

という選手がいるんですねえ。取材させてもらったりラジオ番組に出演してもらったりしたことがあります。特に齊藤さんの場合、三宅宏実さんのお父さん・メキシコ五輪フェザー級で銅メダリスト三宅義行（ヨシユキ）さんとは法政大学で先輩後輩の間柄だということで、親交も深いんです。

これまでも、多くの選手が国体やインターハイなどの全国大会で上位の成績を収めてきたことを考えると、他県と比べて土壌もよく競技熱が盛んなのではないかと思います。

もういちど三宅さん　素敵な笑顔です

現在は「いちごグループホールディングス」という投資会社のウエイトリフティング部に所属して、また次の五輪を狙う三宅さん。おいしいものを食べに秋田に来てください。
合宿するならぜひ　涼しい秋田でどうぞ!!
冬は雪もありまっせ!!